フィンランドの首都ヘルシンキ:人口は?場所は?

公開日:2017年10月3日  更新日: 2022年10月26日 関連分類:

ヘルシンキ市の人口は約65万人で、都市圏人口約133万人です。

 

ヘルシンキの場所はヨーロッパ北部、フィンランド最南端にあり、バルト海のフィンランド湾の向こうにはエストニアのタリン、東にロシアのサンクトペテルブルク、西にはスウェーデンのストックホルムが遠くない距離にあります。

 

 

 

 

この記事では北欧諸国の首都をリストアップし、フィンランドの首都ヘルシンキのことを紹介していきます。

 

 

 

 

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(1)北欧5ヵ国の首都と人口

 国名 首都 人口
フィンランド ヘルシンキ 65万
スウェーデン ストックホルム 98万
デンマーク コペンハーゲン 60万
ノルウェー オスロ 70万
アイスランド レイキャビク 13万

 

 

 

 

(2)ヘルシンキの場所と位置

ヘルシンキはフィンランドの最南端に位置し、フィンランド湾に面しています。

 

 

北緯約60度くらいの位置にあります。

同じ北緯60度で言うと、北米ではアラスカの州都アンカレジもしくはロシアのシベリア極寒の町ヤクーツクに相当します。

 

※ヤクーツクの冬はマイナス40~50度まで下がりますが、ヘルシンキは寒波が来てもマイナス20度程度までです。

※北海道最北端の稚内は北緯45度くらいです。

 

 

フィンランド湾の向こう側約100キロ先にはエストニアとエストニアの首都タリンがあり、東側300キロにロシア第二の都会で人口500万人のサンクトペテルブルグがあり、西側400キロ先にはスウェーデンの首都ストックホルムがあります。

これらの都市の間に大型フェリーが定期運航(毎日)されているので、フェリーを使って観光や移動する人も多いです。

 

 

 

 

(3)ヘルシンキの特徴

ヘルシンキの特徴と言えば、「自然に囲まれるこじんまりした町」です。

 

 

一国の首都とは言え、市内人口は約65万で、都市圏でも120万程度で、日本の大都会よりもはるかに小さく、地方都市レベルの人口数です。

 

そのため、ヘルシンキ市内の移動は比較的に楽ですね。

 

交通移動にあまり時間がかからないだけではなく、人が少ない分混雑度や待ち時間もとても少なく、ストレスをほとんど感じません。

 

 

また、ヘルシンキの市中心部は小さな半島に位置し、三面海に囲まれており、市内や沿岸にはたくさんの島があります。

 

そのため、ヘルシンキ市中心部ならば、どこからも海まで近くてアクセスしやすいです。

 

 

海を眺める、海景色を楽しむだけではなく、近郊には二つの国立公園があり、森林公園でしたら、数えきれないほどあります。

 

 

生活機能が整い、必要なものがすべてある一国の首都ヘルシンキで生活しながら、大自然を非常に身近で楽しめるのがヘルシンキの最大の特徴です。

 

 

 

(4)ヘルシンキの市中心部、繁華街はどこ?

ヘルシンキ一番の繁華街エリアはヘルシンキ中央駅エスパラナディ公園ヘルシンキ大聖堂マーケット広場の間のエリアです。

 

ストックマンという高級百貨店や他のブランド店が立ち並び、多くの店やレストランが密集しています。

 

 

 

 

 

 

2番目の繁華街はヘルシンキ中央駅の西側1キロ程度隣のカンッピエリアです。

カンッピエリアの中心部には新しい5階建てのショッピングセンターがあります。

 

 

最上階にはレストランやカフェ、1階にはスーパー、レストランとエスポー方面の路線バスターミナル、地下1階には長距離バスターミナル、地下2階には地下鉄駅があり、ショッピングの機能が揃ったバス交通の要とも言える場所です。

 

更にカンッピショッピングセンターの周囲にも多くのレストランとカフェがあり、機能性の非常に高いエリアです。

 

 

 

 

観光する方はほとんどこの二つのエリアを中心に活動するでしょう。

 

ヘルシンキ住民にとってはハカニエミエリア(Hakaniemi)とソルナイネンエリア(Sörnäinen)も交通の便が良く、様々なレストランやバーもしくはイベントが開催されるエリアで、人が集まりやすいところです。

 

 

 

 

(5)ヘルシンキの超簡単歴史!

フィンランドの古都(Turkuは13世紀設立、Porvooは14世紀設立)に比べれば、ヘルシンキの歴史はそれほど長くなく、設立は1550年でした。

当初スウェーデンがこの場所に町を設立したのは、運輸、軍事、貿易などのお意味で昔のタリンの町と対抗するためでした。

 

 

しかし、設立されたとはいえ、数百年に渡って人口数千人もないとても貧しい小さい町のままでした。

ヘルシンキの発展はスウェーデンが1748年にスオメンリンナ海上要塞を建設した時から始まりました。

 

 

しかし、ヘルシンキの本格的な発展はロシア時代に入り、ロシアがフィンランドの首都をTurkuからヘルシンキに移った1812年からです。

ちなみに、現在フィンランドのトップ大学であるヘルシンキ大学の前身はTurkuロイヤルアカデミー校であり、Turkuからヘルシンキに移されてきたのでした。

 

 

その後、フィンランド独立内戦や二次世界大戦(ロシアとの冬戦争、継続戦争)などによってヘルシンキの発展は一時止まっていたが、基本的に継続して人口が増え、産業が発展しました。

1952年にヘルシンキで夏季オリンピックが開催され、2000年にヨーロッパ文化首都、2012年に世界デザイン首都に選ばれるほど様々な分野で世界中から注目を集めています。

 

 

 

 

(6)ヘルシンキで話される言葉は?

約80%のヘルシンキ住民はフィンランド語を母国語として話します。

 

他に母国語として話される割合は下記の通りです。

  • 約6%はスウェーデン語
  • 約3%はロシア語
  • 約2%はエストニア語
  • 約1%は英語

 

近年は移民の流入により、アラビア語、ソマリア語、ベトナム語を母国語として話す人口がどんどん増えています。

 

 

ヘルシンキでは様々な言語が話されるが、ほとんどの人は英語が話せます

なので、英語ができれば、ヘルシンキで旅行したり、生活したりするには特に問題はありません。

 

 

(7)ヘルシンキお薦めの観光プラン

半日~1日のみのプラン

観光地についてそれぞれ紹介記事に飛べますので是非クリックしてくださいね☆

 

二日間プラン

 

 

 

 

三日間プラン

 

 

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四~五日間プラン

 

 

追加プラン

更に1日があれば、船乗ってエストニアのタリンまで日帰り小旅行もできますよ!

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(8)最後に

フィンランドの首都ヘルシンキには豊富な観光資源がありませんが、ゆっくり流れる空気と様々な北欧デザインを是非楽しんで頂きたいですね。

 

 

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お薦めの北欧キッチンタオル

是非使う目的、場所に合わせて自分に合う一枚をお選びください。



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Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。

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