ヘルシンキ市の人口は約65万人で、都市圏人口約133万人です。
ヘルシンキの場所はヨーロッパ北部、フィンランド最南端にあり、バルト海のフィンランド湾の向こうにはエストニアのタリン、東にロシアのサンクトペテルブルク、西にはスウェーデンのストックホルムが遠くない距離にあります。
この記事では北欧諸国の首都をリストアップし、フィンランドの首都ヘルシンキのことを紹介していきます。
目次
※キートスショップ主催ヘルシンキ現地ツアー
(1)北欧5ヵ国の首都と人口
国名 | 首都 | 人口 |
フィンランド | ヘルシンキ | 65万 |
スウェーデン | ストックホルム | 98万 |
デンマーク | コペンハーゲン | 60万 |
ノルウェー | オスロ | 70万 |
アイスランド | レイキャビク | 13万 |
(2)ヘルシンキの場所と位置
ヘルシンキはフィンランドの最南端に位置し、フィンランド湾に面しています。
北緯約60度くらいの位置にあります。
同じ北緯60度で言うと、北米ではアラスカの州都アンカレジもしくはロシアのシベリア極寒の町ヤクーツクに相当します。
※ヤクーツクの冬はマイナス40~50度まで下がりますが、ヘルシンキは寒波が来てもマイナス20度程度までです。
※北海道最北端の稚内は北緯45度くらいです。
フィンランド湾の向こう側約100キロ先にはエストニアとエストニアの首都タリンがあり、東側300キロにロシア第二の都会で人口500万人のサンクトペテルブルグがあり、西側400キロ先にはスウェーデンの首都ストックホルムがあります。
これらの都市の間に大型フェリーが定期運航(毎日)されているので、フェリーを使って観光や移動する人も多いです。
(3)ヘルシンキの特徴
ヘルシンキの特徴と言えば、「自然に囲まれるこじんまりした町」です。
一国の首都とは言え、市内人口は約65万で、都市圏でも120万程度で、日本の大都会よりもはるかに小さく、地方都市レベルの人口数です。
そのため、ヘルシンキ市内の移動は比較的に楽ですね。
交通移動にあまり時間がかからないだけではなく、人が少ない分混雑度や待ち時間もとても少なく、ストレスをほとんど感じません。
また、ヘルシンキの市中心部は小さな半島に位置し、三面海に囲まれており、市内や沿岸にはたくさんの島があります。
そのため、ヘルシンキ市中心部ならば、どこからも海まで近くてアクセスしやすいです。
海を眺める、海景色を楽しむだけではなく、近郊には二つの国立公園があり、森林公園でしたら、数えきれないほどあります。
生活機能が整い、必要なものがすべてある一国の首都ヘルシンキで生活しながら、大自然を非常に身近で楽しめるのがヘルシンキの最大の特徴です。
(4)ヘルシンキの市中心部、繁華街はどこ?
ヘルシンキ一番の繁華街エリアはヘルシンキ中央駅、エスパラナディ公園、ヘルシンキ大聖堂とマーケット広場の間のエリアです。
ストックマンという高級百貨店や他のブランド店が立ち並び、多くの店やレストランが密集しています。
2番目の繁華街はヘルシンキ中央駅の西側1キロ程度隣のカンッピエリアです。
カンッピエリアの中心部には新しい5階建てのショッピングセンターがあります。
最上階にはレストランやカフェ、1階にはスーパー、レストランとエスポー方面の路線バスターミナル、地下1階には長距離バスターミナル、地下2階には地下鉄駅があり、ショッピングの機能が揃ったバス交通の要とも言える場所です。
更にカンッピショッピングセンターの周囲にも多くのレストランとカフェがあり、機能性の非常に高いエリアです。
観光する方はほとんどこの二つのエリアを中心に活動するでしょう。
ヘルシンキ住民にとってはハカニエミエリア(Hakaniemi)とソルナイネンエリア(Sörnäinen)も交通の便が良く、様々なレストランやバーもしくはイベントが開催されるエリアで、人が集まりやすいところです。
(5)ヘルシンキの超簡単歴史!
フィンランドの古都(Turkuは13世紀設立、Porvooは14世紀設立)に比べれば、ヘルシンキの歴史はそれほど長くなく、設立は1550年でした。
当初スウェーデンがこの場所に町を設立したのは、運輸、軍事、貿易などのお意味で昔のタリンの町と対抗するためでした。
しかし、設立されたとはいえ、数百年に渡って人口数千人もないとても貧しい小さい町のままでした。
ヘルシンキの発展はスウェーデンが1748年にスオメンリンナ海上要塞を建設した時から始まりました。
しかし、ヘルシンキの本格的な発展はロシア時代に入り、ロシアがフィンランドの首都をTurkuからヘルシンキに移った1812年からです。
ちなみに、現在フィンランドのトップ大学であるヘルシンキ大学の前身はTurkuロイヤルアカデミー校であり、Turkuからヘルシンキに移されてきたのでした。
その後、フィンランド独立内戦や二次世界大戦(ロシアとの冬戦争、継続戦争)などによってヘルシンキの発展は一時止まっていたが、基本的に継続して人口が増え、産業が発展しました。
1952年にヘルシンキで夏季オリンピックが開催され、2000年にヨーロッパ文化首都、2012年に世界デザイン首都に選ばれるほど様々な分野で世界中から注目を集めています。
(6)ヘルシンキで話される言葉は?
約80%のヘルシンキ住民はフィンランド語を母国語として話します。
他に母国語として話される割合は下記の通りです。
- 約6%はスウェーデン語
- 約3%はロシア語
- 約2%はエストニア語
- 約1%は英語
近年は移民の流入により、アラビア語、ソマリア語、ベトナム語を母国語として話す人口がどんどん増えています。
ヘルシンキでは様々な言語が話されるが、ほとんどの人は英語が話せます。
なので、英語ができれば、ヘルシンキで旅行したり、生活したりするには特に問題はありません。
(7)ヘルシンキお薦めの観光プラン
半日~1日のみのプラン
観光地についてそれぞれ紹介記事に飛べますので是非クリックしてくださいね☆
- ヘルシンキ大聖堂
- 元老院広場
- ウスペンスキ寺院
- エテラ港(Kauppatori)
- オールドマーケットホール
- エスプラナーディ公園
- アールトカフェ
- カンッピ礼拝堂
- 石の教会
二日間プラン
- 半日~1日のみのプランに下記追加
- スオメンリンナ
スオメンリンナ要塞(一)
スオメンリンナ要塞(二)
- Loyly公衆サウナ
真夏のLöylyでサウナと一緒にフィンランドを満喫!
Löylyで混浴体験!
三日間プラン
- 半日~1日と二日間プランに下記追加
- Cafe Regatta:「伝統フィンランド」のCafe Regetta
- シベリウス公園:シベリウス公園(Sibeliuksen Puisto)
- ヘルシンキカフェ巡礼:ヘルシンキのお薦めカフェ一覧
- 海浜公園散策:散策シリーズの記事をご覧下さい!
カイサニエメン湾、エラインタルハ湾一周
Meri Puisto海浜公園、Kaivo Puisto公園
ヘルシンキ散策シリーズ
四~五日間プラン
- 1~3日プランに下記二つから一つか二つを選択
- ヌークシオ国立公園:森に行こう!Nuuksio国立公園
- ポルボー日帰り小旅行:フィンランド2番目古い町Porvooはどんな町?
追加プラン
更に1日があれば、船乗ってエストニアのタリンまで日帰り小旅行もできますよ!
博物館や美術館、デザインに関連する場所に興味のある方はこちらの記事をどうぞ。
ヘルシンキ中心街近くにある美術館・博物館もあるので、ヘルシンキ大聖堂やウスペンスキー寺院とともに1日の中でうまく時間を活用すれば回れそうですね!
(8)最後に
フィンランドの首都ヘルシンキには豊富な観光資源がありませんが、ゆっくり流れる空気と様々な北欧デザインを是非楽しんで頂きたいですね。
関連記事
お薦めの北欧スポンジワイプ
是非水回り、テーブル拭きなどにご活用頂きたいです。
ショップコンセプト
1.フィンランド 北欧というと?
フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。
2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい
「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。
「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。
3.運営に「誠実」と「感謝」
「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop
4.キートスショップの名前
「Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。
キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。
キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら)