5分で読むムーミン小説:ムーミン谷の十一月(5)

公開日:2018年4月25日  更新日:2019年12月24日  関連分類:

どんどん日が短くなり、寒さも増してきました。

 

フィリフヨンカに起こる変化とお話を自分で作るホムサの想像力

フィリフヨンカは屋根裏部屋に行き、ホムサの名前を聞いたり、何をしているかを聞いたり、寒くないかを聞いたりしてホムサのことを気にかけていました。

 

※写真出典書籍:『ムーミン谷の十一月』講談社、トーベ・ヤンソン/作・絵、鈴木徹郎/訳、1984年発行

 

その後ホムサは家を出て「動物」が雷なしでもどんどん大きくなっているのを感じました

 

ホムサスナフキンのテントに行き、スナフキンからお茶をもらい、話していました。

ムーミンママに会いたいんだ」

 

「ムーミンたちは必ず帰ってくるよ」とスナフキンは話してハーモニカを吹き始めました。

フィリフヨンカはごみバケツをそばに置いてムーミン屋敷のドアの前でハーモニカの音を聞いてじっと立っていました。

 

全員バラバラの食事会

ある日曜日の午後、スナフキンは食事に呼ばれました。

フィリフヨンカは食事を作ってくれて食事会を開きました。

 

みんなそれぞれ話を始めました。

 

スクルッタおじいさんはなぜ食事会は寒い外でやるんだと、家の中はだめかと文句を言いました。

ヘムレンさんは木の上の小屋の屋根をどうするかを話し、ホムサは別にムーミンパパは必ずしも屋根を求めるとは限らないと反論し、ケンカになってしまいました。

 

ミムラ姉さんフィリフヨンカに食事を外に移したってムーミンママになれないと言いました。

 

※写真出典書籍:『ムーミン谷の十一月』講談社、トーベ・ヤンソン/作・絵、鈴木徹郎/訳、1984年発行

 

その後、ムーミンからの手紙を見つけたけど、どこに置いたか忘れたと話し、みんなから「思い出してください」と問い詰められ、機嫌を損なって怒ってお腹が痛いと言って部屋で寝ころびました。

 

お腹が痛い人はまず靴を抜くのだとヘムレンさんが言い、ホムサがスクルッタおじいさんの長靴をほどいて抜かせました。

 

そうしたら、靴の中から手紙を見つけ、スナフキンが読みました。

「どうぞ、ストーブの火をたかないでくださいね。ご先祖様が住んでいますから。 ムーミンママ

 

大パーティーの準備

ミムラ姉さんは台所に入ってパーティーを開くことをフィリフヨンカに伝えました。

そして、ヘムレンさんから「台所の飾りをしてほしい。フィリフヨンカは芸術家だから」の伝言を伝えました。

フィリフヨンカはすごく興奮し、ドキドキし、喜びました。

 

ヘムレンさんはパーティーのことを「家族の夕べ」と呼び、みんな一人ずつ何か余興をしなくてはいけないことになっています。

 

 

その日曜日の昼食会の後、ヘムレンさんは一人で木の家を作るようになりました。

ホムサを呼ぶのは気まずいと思ったからです。

 

ホムサはなんでその日曜日にそんなに怒ったかは自分もよくわからなかったです。

ホムサスナフキンのテントに行き、スナフキンのことを考えました。

「なんでスナフキンはみんなに尊敬されるだろう?」

 

その後、ホムサは橋を通りました。

橋に座っていたスクルッタおじいさんは言いました。

「パーティー!私のためにパーティーをやるぞ!ご先祖様は私の親友で百年以上もパーティーをやってないんだ。ご先祖様を呼ばないとわしはパーティーに参加しないぞ!」

 

「はい、わかりました」と言ってホムサは去りました。

 

ベランダでミムラ姉さんに出会いました。

ミムラ姉さんはパーティーでどのようなことをやるのと聞いたが、ホムサは何をやるかわかりませんでした。

ミムラ姉さんはホムサの髪をとかしました。

 

ホムサミムラ姉さんに聞きました。

「もし君が大きいな動物で、腹が立ってらどこに行くの?」

「家の裏の森に行くわ。ムーミンたちならそうするわ」

ミムラ姉さんは答えました。

 

フィリフヨンカは台所をすごくきれいに芸術的に飾り、食卓も用意しました。

余興には「帰ってきたムーミン一家」の影絵を用意しました。

 

商品ページ:ムーミングッズ

 

絵に描かれたヨットには四人が座っていて二人は大きいな人、一人はちょっと小さく、もう一人はまるっきりちびでした。

 

絵が出来上がると、それを切り抜き、ほうきの柄に釘でしっかり打ち付けました。

 

スクルッタおじいさんはやってきました。

まだ全然早いが、早くご先祖様を迎えに行くべきとか言いました。

 

シーツの上に「冒険号」が走る

さあ、提灯にすっかり明かりが灯りました。

お客様が台所に入ってきました。

みんな楽しそうに挨拶を交わし、着席しました。

 

でも、ヘムレンさんだけは腰かけずに言いました。

「このパーティーは私たちみんなが一つの家族であるしるしに催す家族の夕べであります」

その後、この特別な時及びムーミンパパに敬意を表すため、書いた詩を読みました。

 

それは幸せ、自由と人生に関する詩でした。

 

ヘムレンさんはムーミン家族のために、ムーミン家族からもらった食糧のために30秒静粛しようと提案し、みんなは静粛しました。

しかし、スクルッタおじいさんは本来自分のためのパーティーであることを思い、ブツブツ言っていました。

 

静粛が終わると、みんなが乾杯し、余興を始めました

 

続く。

 

※参考書籍:『ムーミン谷の十一月』講談社、トーベ・ヤンソン/作・絵、鈴木徹郎/訳、1984年発行

 

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