フィリフヨンカがベランダに行ったら、スナフキン以外のみんなはベランダでコーヒーを飲んでいました。
フィリフヨンカはいきなり台所から薪を取って応接間のストーブに入れて火をつけました。
みんなを温めてあげたいと思ったからです。
スクルッタおじいさんはテントに行ってご先祖様は危うく焼け死にになるところだったとスナフキンに話しました。
スクルッタおじいさんは頑固で自分の考え方を何度も話しました。
テントの中にいたスナフキンはうんざりしました。
しかし、みんなのことがどうしても浮かび上がり、みんなのところに行かないといけないと思いました。
ムーミンたちもよく話すし、たまにはうるさいと思いますが、ムーミンたちと一緒にいるほうが一人になれるとスナフキンは思いました。
商品ページ:スマホクリーナー :スナフキン / ISOISÄN PUULELUT / フィンランド 北欧
ホムサは電気虫の本をどんどん読み進めました。
スクルッタおじいさんは網で魚を獲ろうと続けていました。
ミムラ姉さんはそばで寝そべっていました。
ヘムレンさんはどっか座り込んでベニヤ板に「ムーミン谷」と書いていました。
ミムラ姉さんと話してこれはここにいるみんなのために書いたとヘムレンさんは説明しました。
しかし、後に来たスナフキンはベニヤ板を見て激怒しました。
スナフキンは看板が大嫌いです。
ヘムレンさんは急いでベニヤ板を川に流しました。
スナフキンは何かを探している様子で薪小屋に行ったり、楓の木の洞穴を見に行ったり、ムーミン屋敷の二階に上がったりしていました。
ムーミンの手紙を探していたのです。
お別れの手紙はいつも書いていたのです。
しかし、どこにもありませんでした。
スクルッタおじいさんはスナフキンを捕まえて自分の探し物の話を延々と続けていました。
フィリフヨンカは探し物だったらカギのかかった洋服たんすだよと言いました。
ムーミンたちはカギをかけることはないと2回も繰り返して言ったスナフキンはたんすを開けてみました。
洋服たんすから色んな虫が這い出てきてフィリフヨンカは大驚きで叫びました。
「ホムサ!来て頂戴!」
ホムサに虫たちを外に出してもらいました。
ホムサはすぐに屋根裏部屋に戻り、本を開き、こう思いました。
「来たんだ。あの動物は谷に来たんだ」
雷、稲妻、風と雨がやってきました。
その時、「魚だ!魚だ!」とスクルッタおじいさんは叫びました。
「魚料理ができるのはフィリフヨンカだけさ」とスナフキンは言いました。
その時、外はすごく激しい雷が鳴っていました。
ホムサは屋根裏部屋で空を見上げ、自分が雷を作り出したと思いました。
そして、自分が雷を作り出した話をちび電気虫に話そうと思いました。
※写真出典書籍:『ムーミン谷の十一月』講談社、トーベ・ヤンソン/作・絵、鈴木徹郎/訳、1984年発行
下からヘムレンさんの声が聞こえました。
「おい、ホムサ!ちょっと手を貸してくれや!」
フィリフヨンカの魚料理
午後2時ごろ、料理が出来上がり、フィリフヨンカはムーミン屋敷にあるどらを鳴らし、みんなが集まってきました。
1匹の魚から作った素晴らしい6人分の料理です。
ちょうど父の日なので、スクルッタおじいさんに祝おうとしたが、スクルッタおじいさんが記念の日が嫌いで断られました。
しかも、スクルッタおじいさんはなぜ魚が1匹ごと料理されなかったことに文句を言いました。
食事後、スナフキンはゆっくり海辺に行き、海を見ながら今夜はちょっとハーモニカを吹こうと思いました。
※写真出典書籍:『ムーミン谷の十一月』講談社、トーベ・ヤンソン/作・絵、鈴木徹郎/訳、1984年発行
ムーミンパパに木の上の家を
誰もムーミンパパやムーミンママの部屋に入ったことがありませんでした。
ある日の日暮れ時、ヘムレンさんはムーミンパパの部屋に入りました。
難破船の絵が付いたカレンダーが飾り、ウィスキーはベッドの上の板だなに置かれてあり、鏡の下に灯台の模型がありました。
そうだ!ムーミンパパのために楓の大木の上に家を作ろう!とヘムレンさんが思いつきました。
ヘムレンさんはすぐにホムサを呼びつけ、作業を始めました。
ホムサは釘抜きが好きじゃないけど、釘抜きをやっていました。
ミムラ姉さんはフィリフヨンカの部屋になっている台所に入り、言いました。
「今なら、前とちっとも変わらないみたいね」
ムーミンママがいた時と一緒かとフィリフヨンカが聞き返したら、そうではなく、かまどだけは昔と同じ感じだとミムラ姉さんが答えました。
それから、洋服たんすの中から何か怖いものが出てきたとフィリフヨンカは怯えながら話しました。
「ここは私たちより悪い者はいないわ」とミムラ姉さんが言って台所から出ていきました。
スクルッタおじいさんはフィリフヨンカの怯えている洋服たんすを開き、ご先祖様が中にいるのに気づきました。
声かけてみましたが、返事もらえませんでした。
続く。
※参考書籍:『ムーミン谷の十一月』講談社、トーベ・ヤンソン/作・絵、鈴木徹郎/訳、1984年発行
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ショップコンセプト
1.フィンランド 北欧というと?
フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。
2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい
「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。
「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。
3.運営に「誠実」と「感謝」
「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop
4.キートスショップの名前
「Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。
キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。
キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら)