スナフキンのお父さん、ヨクサルについて知りたい!

公開日:2018年2月27日  更新日: 2020年01月02日 関連分類:

みなさんは、スナフキンのお父さんである「ヨクサル」のことをご存知でしょうか。

 

グッズもほとんどなく、アニメなどに登場することもほぼない、いわゆるレアキャラなのですが、ヨクサルのことを知る人からすると、なんともたまらない魅力がある!とひそかに人気なんですよ。

 

 

今回は、あまり知られていないヨクサルの性格や、彼とスナフキンの共通点や関係性などについてお話ししたいと思います。

 

 

※右がヨクサルです。

※写真引用書籍:『ムーミンパパの思い出』講談社、トーベ・ヤンソン/作・絵、小野寺百合子/訳、1990年発行

 

ヨクサルってどんなひと?

ヨクサルは、一言でいうと自由人です。

 

 

人に言われたからそれを守るだとか、そういったことが苦手なようで、自分がどうしたいか、がいつも彼の最優先事項です。

 

 

ただ、こう紹介すると「スナフキンはお父さん似なんだ!」と思われる方がいそうですが、ムムリク族の自由っぷりはスナフキンの比になりません。

 

息子であるスナフキンは自由人ではあるものの、ある程度は他人のことも大事にしますが、父であるヨクサルは、他人のことなんてお構いなしです。

 

例えば、他の人と同じグループの中に入って行動しているときでもヨクサルは寝たいときに寝るし、くつろぎたいときには勝手にくつろぎます。

 

 

とはいえ、ムーミンパパの親友フレドリックソンはヨクサルを知っています。

フレドリックソンから見ると、ヨクサルは一見自由で他人の事お構いなしですが、実際のところ誰よりもみんなのことを見ており、すべての物事の本質を見抜いた言葉が自由やわがままのように聞こえるだけだそうです。

 

 

商品ページ:ムーミンエコバッグ:ムーミン原画(ブラック) / Blue House / フィンランド 北欧

 

 

スナフキンはアニメで「物心がついた時からひとり旅をしていた」と語っていますが、「その時ヨクサルはどこに……?」という疑問が浮かびます。

 

 

スナフキンは幼いころからひとり自立して生きてきたのかもしれません。

そう考えると、スナフキンの達観した性格にも納得できるような気がします。

 

 

さて、こんな風に育児放棄疑惑すらあるヨクサルですが、なかなかの人でなしなのにどうして愛されているのか考えてみると、彼の自由奔放っぷりは突き抜けていて、いっそのことすがすがしく見えてしまうからかもしれませんね。

 

 

ヨクサルとスナフキンは似ている?だいぶ違う?

ヨクサルは、「入るな」と書かれた立て看板を見つけては、わざと入り込んで昼寝をしたりするほど、枠にとらわれることを嫌います。

まあ、ここまでいってしまうと、自由人というよりも天邪鬼と言っていいような感じもするのですが。笑

 

 

このエピソードを聞くと、さすが自由人ヨクサル!と思うところですが、実はこの性質はスナフキンにもしっかり遺伝しています。

 

 

商品ページ:幻の ムーミン シート: スナフキン / ヴィンテージ品 / フィンランド 北欧

 

 

スナフキンも、こういった立て看板が大嫌い。

いつもクールなスナフキンですが、大嫌いな立て看板を目にすると、周りが驚くほど取り乱すこともあるようですよ。

 

例えば、ある公園にたくさんの立て看板があり、いろいろな禁止事項が書かれているとします。

スナフキンは迷いなくすぐにすべての看板を抜き捨てるでしょう。

 

なんだか意外な一面ですね。

 

参考記事:5分で読むムーミン小説:ムーミン谷の夏祭り(3)

 

 

そんな似ているヨクサルとスナフキンですが、幼いころから別々に生きているふたり。

 

親子らしい再会もするのか気になりますよね。

調べてみると、原作である「ムーミンパパの思い出」の中にはふたりの再会についてのエピソードがあるようです。

 

 

※写真引用書籍:『ムーミンパパの思い出』講談社、トーベ・ヤンソン/作・絵、小野寺百合子/訳、1990年発行

 

 

じゃあアニメは……と気になって調べてみたら、なんと、この二人は再会しないどころか、なぜだかアニメの中でヨクサルは「スナフキンのそっくりさん」扱いをされていました。

親子の設定そのものがなくなっているのでしょうか?

※アニメでは制作会社によってストリー内容や人物関係が調整されていることがよくあります。

 

 

ヨクサルとミムラ夫人の不倫関係の末に生まれた子がスナフキンなので、そういったところにも関係しているのかもしれません。

 

 

ヨクサルとスナフキンのムムリク親子についてのエピソードを期待していたファンたちは、がっかりすると共に、そっくりさん扱いなんて突拍子もない設定を抱えて登場したヨクサルに、思わず笑ってしまった方もいらっしゃるようです。

 

アニメしか知らなければ、「あぁそうなんだ」で済んでいたかもしれないヨクサルの扱いですが、原作を知ったうえで見てみると、面白いですね。

 

 

ムーミンたちについて知れば知るほど、ほかにも面白い発見ができるかもしれませんよ!

 

関連記事

ムーミンの物語の中の重要キャラクターの一人ともいえる彼女。いつからムーミンの彼女になったのか、フローレンではなくあまり馴染みのない方もいるであろう「スノークのお嬢さん…...続きを読む
ISOISAN PUULELUTムーミン木製ツボ押しムーミンママ正面
誰からも愛されるムーミン物語の中でよく登場する重要なキャラクターのムーミンママ。どこにいても必ずエプロンをつけており出かける際には必ずハンドバッグを持っています。そん…...続きを読む
ムーミン
日本の大人に人気のキャラクター調査が発表されました。調査対象は20〜59歳の男女。ムーミンは早くから日本でアニメ化されていたので高順位が望めそうですが、結果は何位だっ…...続きを読む
原作小説では『ムーミン谷の彗星』の最後くらいからムーミン谷に辿り着き、ムーミン谷に住み着くことになったヘムレンさんはヘムル族の1人です。ムーミン谷に住んでいるので物語…...続きを読む
※写真は書籍より撮影して引用:『ムーミン谷の仲間たち』講談社、トーベ・ヤンソン/作・絵、山室静/訳、1990年発行   見た目も思想もかっこいいスナフキンのファンはた…...続きを読む
名前からネガティブな意味を持ち、人間性の悪い面を表現したキャラクターといえるスティンキー。角度を変えてみるとある意味人間らしいキャラクターとも捉えることができます。人…...続きを読む

お薦めムーミングッズ

かわいいムーミンが色々な形で登場します!是非参考にご覧ください。












ショップコンセプト

1.フィンランド 北欧というと?

フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。

2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい

「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。

「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。

3.運営に「誠実」と「感謝」

「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop

4.キートスショップの名前

Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。

キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。

キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら