浅瀬に乗って傾いている劇場の家のほうではムーミンパパは家具を固定するために釘を打っていました。
傾いた床で掃除がうまくいかないエンマにムーミンママが声をかけ、話を始めました。
エンマのご主人フィリフヨンクはすでに亡くなり、彼のおいであるフィリフヨンカから毎年夏まつりの招待状は来るけど面白くないから行っていないそうです。
芝居のこと
それから、ムーミンママはエンマに劇場のことを教えてもらうようにお願いしました。
エンマは迷いの末、教えることにしました。
劇場の構造を絵に描き、それぞれの装置の意味を説明してくれました。
話しているうちにみんなが寄ってきました。
※絵は原作書籍より撮影して引用:『ムーミン谷の夏まつり』講談社、トーベ・ヤンソン/作・絵、下村隆一/訳、1990年発行
ミムラ姉さんもホムサもミーサも興味津々に話を聞きながら質問もしました。
そう話しているうちに、話が盛り上がり、みんなで芝居をすることになり、ムーミンパパが芝居を書くことになりました。
ムーミンパパは書いて書いて書きまくりました。
途中にエンマから指摘を受けたり、ミムラ姉さんから口を挟んだり、ムーミンママから質問されたり、ミーサからコメントされたりして大変でした。
スナフキンと24人の子供
24人の子供を連れて森に逃げたスナフキンは雨が降るので一時しのぎのもみの小屋を作り、みんなそこで寝ました。
雨が天井から零れ落ちてきてスナフキンの目が覚めました。
食べ物もなければゆっくりいられる場所もないことでスナフキンは悩んでいました。
「雨が降ってる」「お腹がすいたよ」とか何人の子供は言いました。
リトルミイから教えてもらった対処法は役立たないので、子供全員を呼び起こして森の中へ進めることにしました。
スナフキンの帽子に一人、肩に二人、両手にも二人抱え、他のみんなは後ろからついてきた感じで進めました。
みんな、歩きに歩きました。
雨は、降りに降りました。
みんなの悲しみが最高になったちょうどその時、目の前に空き地がぽかりと開けたのです。
空き地の真ん中には小さな家が立っています。
ノックしても返事がありません。スナフキンは入ってみました。
誰もいないので、食べ物を探すと豆の樽を見つけました。
子供たちに豆を食べてもらい、スナフキンはストーブに火をつけて濡れた服を乾かし、ようやく一息できます。
牢屋に入れられたフィリフヨンカは自分の家にお客様が来たことを知ることもないでしょう。
※絵は原作書籍より撮影して引用:『ムーミン谷の夏まつり』講談社、トーベ・ヤンソン/作・絵、下村隆一/訳、1990年発行
芝居の仕上げ
ムーミンパパの芝居の仕上げの練習の日が来ました。
非常に散々な感じでした。
ムーミンパパは一生懸命芝居を書き直しました。
ミーサとミムラ姉さんはまだ芝居の内容に口を出しています。
ムーミンママもまだ質問をしています。
ホムサも自分の意見を言っています。
照明も全然間違っていましたが、とりあえずリハーサルを始めることにしました。
リハーサルが何とか終わり、みんなが作った宣伝ビラは鳥に運ばれ、もみの木湾の色んなところに配られました。
※商品ページ:ムーミンエコバッグ:ムーミン原画(ブラック) / Blue House / フィンランド 北欧
牢屋入りのムーミン
その一枚が牢屋の上に飛んできてお巡りさん(牢屋見張り)のヘムルの前に落ちました。
ヘムルが芝居のビラを見ると自分の子供の頃の懐かしい芝居を思い出して芝居に行きたくてしょうがなくなりました。
しかし、牢屋に入れられた3人を見張る人がいないことに困り、ムーミンたちからのアドバイスでおいの小さなヘムルを見張り役にすればいいとのことで、ヘムルはおいの小さなヘムルに牢屋のカギを渡して芝居に行きました。
小さなヘムルは牢屋の前で編み物をしながら3人を見張っていました。
3人は彼女に声をかけ、話しました。
編み物は誰のためのことや、どういうものに編めばいいかなどを話しました。
牢屋がとても寒くて病気になって倒れそうとの話をスノークのお嬢さんが訴えたら、小さなヘムルは3人を自分の家に連れて行きました。
3人が死んだらおじさんは困ると。
紅茶とジュースを飲んで体も温めた3人は牢屋へ戻るつもりがなく、劇場に行きたいと言い出しました。
小さなヘムルは困ったが、3人は何も悪いことはやっていないと伝えたら、小さなヘムルはそれで納得して3人と一緒に劇場に行っておじさんに説明すると話しました。
商品ページ:ムーミン マグ カップ : ナイトセーリング 2010年 限定 / Arabia / フィンランド 北欧
ビラもスナフキンへ……
スナフキンたちが泊っているお家にもビラが舞い降りてきました。
24人の子供がビラを取り合い、ビラが24枚に破られました。
子供たちは争って子供たちの服を洗っているスナフキンのほうに走っていきました。
24枚の紙をパズルのように何とか組み合わせてスナフキンは今晩劇が上演することを知り、小樽の豆を持って子供たちとリトルミイを連れて行きました。ボートも豆でレンタルしました。
劇場に行く途中に、なんと……
続く。
※参考書籍:『ムーミン谷の夏まつり』講談社、トーベ・ヤンソン/作・絵、下村隆一/訳、1990年発行
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ショップコンセプト
1.フィンランド 北欧というと?
フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。
2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい
「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。
「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。
3.運営に「誠実」と「感謝」
「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop
4.キートスショップの名前
「Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。
キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。
キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら)