ムーミンの「ニョロニョロ」って何者?!その正体にビックリ!

公開日:2016年12月16日  更新日: 2020年02月15日 関連分類: 

※広告:ムーミン廃盤商品専門店Muumimukit Rahaksi

みなさん、ムーミンのニョロニョロ(にょろにょろ)って何だかご存じですか?

私、ふと疑問に思い調べてみました。

 

ムーミン公式サイトの案内を読み、ビックリ?!

 

 

※下記はムーミン原作者トーベ・ヤンソンが描いたムーミンたちが島への探検に行った時のワンシーンです。ニョロニョロがたくさんいますね。

参考記事:5分で読むムーミン小説:たのしいムーミン一家(2)

※『たのしいムーミン一家』の書籍より撮影して引用しております。『たのしいムーミン一家』講談社、トーベ・ヤンソン/作・絵、山室静/訳、1990年発行

 

 

ニョロニョロとはどういうもの?

「大きな群れで永遠にさまよい続ける、物言わぬ生き物。地平線を目指して旅をし、その旅は終わることがありません」
(公式サイトより引用)

 

永遠?!終わらない旅?!

しかも更に驚いたのは・・・この一文。

 

「ニョロニョロは種からうまれ、夏至祭の前の晩にその種を蒔くとニョロニョロたちが地面から生えてきます」
(公式サイトより引用)

 

※『ムーミン谷の夏祭り』の中で、スナフキンは公園に行動が制限された子供たちを助けるため、ニョロニョロの種を撒き、成長してきたニョロニョロが悪い人に電気を放つことでスナフキンがうまく子供たちを助けることができました。この日は正に夏至の前日でしたね。

 

 

えっ?!種から生まれたの?!

 

もうビックリしましたよ。

 

 

ところが驚きはこれで止まらず・・・

 

なんとニョロニョロは何も食べないし、眠りもしないんですって。

 

 

 

 

いったいどうなってるの~って感じですよ。

 

作家のトーベ・ヤンソンさん、すごいですわ。
こんなキャラクターを生み出すのですから。

 

その想像力に脱帽m(_ _)m

 

 

ちなみに、ニョロニョロの外観上の特徴は、真っ白で細長い体に二つの大きいな目と体の両側にある手です。

手には4~5本の指があり、足は菌類のような不規則な形をしています。

目の色は空の状況によって変わるそうです!

 

 

また、ニョロニョロはいつも奇数で群れます。

船に乗るときに1匹か、3匹か、5匹か、7匹か必ず奇数になります。

航海するときも常に同じ方向を見ています。

 

 

ISOISAN PUULELUT木製ツボ押しニョロニョロ正面

木製ツボ押し(マッサージ器) :ニョロニョロ / ISOISAN PUULELUT/ フィンランド 北欧

 

 

ニョロニョロの本来の名前は?

ちなみにニョロニョロの原作名は「Hattifnatt(ハティフナット)」(スウェーデン語。原作者トーベ・ヤンソンはスウェーデン語を話すフィンランド人)。

 

なんじゃそりゃ?ですよねw

 

ネットサーフィンしまくっていたら、ウィキペディアに思いっきり名前の由来があるではありませんか!

それにもビックリ。

 

「スウェーデン語<hatta>(優柔不断で迷う)と、<fnatta>(放浪する)という二つの不定詞の合成語と言われている」
(ウィキペディアより引用)

 

 

またフィンランド語では複数形で「Hattivatit(ハッティバティットゥ)」。。。

 

 

でもね、日本名のニョロニョロがインパクトありすぎて、ニョロニョロ以外ふさわしくないと思ってしまいません?(笑)

 

ニョロニョロはニョロニョロ以外の何者でもない!

と勝手にまとめてしまいました。

 

 

今回、じっくりムーミン公式サイトを見ていたのですが、美しい上に分かりやすくてとても気に入ってしまいました。(お気に入り登録済み!)

 

 

モヤモヤした時に眺めているとハッピーな気持ちになりそう。

 

わたしたちキートスショップも見ているみなさまがそんな気持ちになるサイトを目指していきたいです!!
(ムーミン公式サイトさんの回し者ではありませんからねw いちファンになってしまったのw)

 

 

※絵の右下にニョロニョロがいます。

ムーミンエコバッグBlue Houseムーミン原画(ブラック)全体写真

ムーミンエコバッグ:ムーミン原画(ブラック) / Blue House / フィンランド 北欧

 

 

聞こえず話せず、人間と交流できない!?

ニョロニョロが初めてムーミンの小説で登場したのは『小さなトロールと大きな洪水』です。

 

 

物語の中で、ムーミンパパを探すムーミンママムーミンスニフの3人は海辺にある船に辿り着き、船の横にニョロニョロがたくさんいました。

 

ニョロニョロはよく旅をしていると知っているムーミンママは「もしかしたら同じく旅をしているムーミンパパのことを知っているかも!」と思い、ニョロニョロに声をかけましたが、返事も反応ももらえませんでした

 

実にニョロニョロは聞くことも話すこともできず、目はあるものの、あまりよく見えないそうです。

 

その代わり、感じることは非常に敏感だそうです。

 

「ニョロニョロたちは、しゃべることもきくこともできないし、目だってよく見えないんです。ところが、感じるのだけは素晴らしく敏感なんです」とスナフキンが言いました。

たのしいムーミン一家』より

 

 

そのため、声をかけてもニョロニョロは聞こえません。

口がないので返事してもらうこともできません。

 

ただ、振動と電気にはとても敏感です。

スナフキンのアイディアで柱を揺らして振動を作り出すことで群れてきたニョロニョロを退散させたことがありました。

 

 

しかし、ニョロニョロたちの間では何かの形でコミュニケーションが取れるようです。

テレパシーという能力はもしかしたら持っています!?

 

 

 

 

電気がエネルギー源で気圧計が大好き!?

たのしいムーミン一家』の中で、ムーミン一家とムーミン谷の皆さんがある島に探検しにいき、その島にも偶然ニョロニョロが300匹集まっていたのです。

 

 

ニョロニョロはある「気圧計」のかかっている青い柱の周りに集まっていました。

気圧計には「雨と風」と表示され、その後に嵐がやって来ました。

 

ニョロニョロは青い柱に落ちたいなづまから電気を吸収したようです。

その電気をエネルギー源として動いたり旅したりしているかもしれませんね。

 

 

ヘムレンさんが柱にかかっていた気圧計を持っていたことで、その夜にニョロニョロたちがムーミンたちのテントを襲い、気圧計を取り戻しました

スノークのお嬢さんの前髪はニョロニョロが放った電気によって燃えて焦げてしまいました。

 

ニョロニョロは電気を吸収するだけではなく、放つこともできるんですね。

 

参考記事:5分で読むムーミン小説:たのしいムーミン一家(2)

参考記事:5分で読むムーミン小説:たのしいムーミン一家(3)

 

 

ニョロニョロと一緒に旅にいく!?

もしニョロニョロの正体を知りたいなら、『ムーミン谷の仲間たち』の第7話に書かれてあるニョロニョロの秘密を読むのがお薦めです。

ニョロニョロについて、小説の中で最もたくさん描かれたのはこの部分です。

 

 

その話の中で、ムーミンパパはニョロニョロの船に乗り込み、ニョロニョロ3匹と一緒に海への旅に出かけました。

 

ムーミンパパはニョロニョロに声をかけ、たくさん話しかけたが、ニョロニョロは手を振る以外、なんの返事もありませんでした(できなかった?)。

 

それでも一緒に航海する3人のニョロニョロと仲良くなった気分でした。

 

長い旅の最後に大量のニョロニョロが集まる島につき、その後夕立がニョロニョロに命を吹き込んだことを目にし、ニョロニョロは根本的に自分とは違う生物ということに気付き、ムーミン谷に帰り、旅を終えました。

 

参考記事:5分で読むムーミン小説:ムーミン谷の仲間たち(5)

参考記事:5分で読むムーミン小説:ムーミン谷の仲間たち(6)

 

 

日本で高い人気を誇るニョロニョロ

日本ではムーミンキャラクターの中でニョロニョロの人気がとても高いです!

 

常にスナフキン、リトルミイ、ムーミンと一緒にトップ4に並んでいます。

 

シンプルで真っ白の外見がかわいく、その神秘感、不思議なところにも心惹かれるそうです。

 

 

ニョロニョロについてもっと知りたい方はこちらの記事もご覧下さい!

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