人間であれば、誰でも憧れを持ったことがあるでしょう。
その憧れは人気者の同級生であったり、格好いい先輩であったり、尊敬されるグループのリーダーであったり、輝く芸能人のアイドルであったりします。
憧れを追いかけたことってありませんか?
自分の憧れを追い続けるとどうなるでしょうか?
『ムーミン谷の仲間たち』一作の中にあるムーミンパパとニョロニョロの話はとても良い一例になるでしょう。
※商品ページ:ムーミンエコバッグ:ムーミン原画(ブラック) / Blue House / フィンランド 北欧
憧れのニョロニョロを追い続けるムーミンパパ
ムーミン谷に住み着いたムーミンパパがある日にニョロニョロを見かけることができました。
ムーミンパパはニョロニョロについて聞いた話しか知らず、ムーミンパパにとってニョロニョロはとても神秘的で常に海に放浪し、長い旅をずっとしている生き物です。
そんなムーミンパパはニョロニョロを見かけた後、じっとムーミン谷で平和な生活を送ることに耐えなくなり、家を出てしまいニョロニョロとの旅に出かけました。
しかし、いくらムーミンパパがニョロニョロに話しかけたり何かやったりしても、ニョロニョロは手を振ることやお辞儀をすること以外何の反応もありませんでした。
最後に多くのニョロニョロがある島に集まり、夕立と稲妻を楽しみ(たぶん?)、取り込もうとしているのを目の当たりにしたら、やはり自分はいくらニョロニョロに憧れていても自分はニョロニョロと同類ではないし、旅の仲間にもなれないと確認しました。
※写真は書籍より撮影して引用:『ムーミン谷の仲間たち』講談社、トーベ・ヤンソン/作・絵、山室静/訳、1990年発行
憧れを追い続けていいのか?
多くの人々はこの質問に対し、正解を求めているかもしれません。
しかし、この質問には正解が存在しません。
もし答えようとすれば、最も正解に近い答えは「程々に」でしょうか。
ムーミンパパは冒険の生活を憧れ、海の向こうへずっと航海し、旅をしているニョロニョロに憧れていました。
ムーミンパパはニョロニョロを追いかけることで様々なことを知ることができました。
ニョロニョロは何をどう聞いても答えてくれないこと。
ニョロニョロは夕立と稲妻で生きていること。
ニョロニョロとは旅の仲間になれないこと。
自分には自分の家族と生活があるからこそ冒険ができること。
ムーミンパパはもしニョロニョロを追いかけなければ、これらのことを永遠に知ることができず、謎をずっと抱えたままになっていたでしょう。
そのため、憧れを追いかけることで貴重な経験ができることもあれば、自分のことを見直し、考え直すチャンスをもらえることもできるかもしれません。
しかし、ずっと憧れに追い続け、自分自身をなくすほど憧れになりたい行動はどうでしょう?
それは自分を失ってしまい、他人の真似というレベルで終わり、誰も得しないことになってしまうかもしれません。
憧れは自分を映す鏡
少し難しい話かもしれませんが、憧れは実に自分を映し出す鏡でもあります。
憧れは上にいて輝いているように見えます。
憧れが上にいる限り、自分の立ち位置を相対的に見ることも可能なんです。
憧れの立場に立って自分自身のことを想像で見てみることもできるのです。
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すごく遠い憧れでしたら難しいかもしれませんが、少し近い憧れでしたらより自分のことを映し出しやすくなるかもしれません。
ムーミンパパにとって、ニョロニョロがまさにその少し近い憧れでしょう。
目の前にいて、話しかけたり、反応を見たりすることができるからこそ、相手のことを考えた上で自分のことを考え直すことができます。
あなたにもそのような憧れが存在していませんか?
もしいるなら是非もう一度その憧れを考え、自分のどの部分を映し出してくれているかを考えてみてくださいね。
不思議な生き物ニョロニョロとムーミンパパについてはこちらの記事をご覧下さい!
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ショップコンセプト
1.フィンランド 北欧というと?
フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。
2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい
「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。
「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。
3.運営に「誠実」と「感謝」
「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop
4.キートスショップの名前
「Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。
キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。
キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら)