サウナと健康の関係を完全解明!美容?美肌?ダイエット?推論推測ではなく、16個もの医学論文を総まとめ

公開日:2020年7月7日  関連分類:

 

サウナは健康にとてもいいとよく言われます。

ネットで記事を検索すると、サウナが美容、美肌、ダイエットなどにつながる様々な情報が出てきます。

 

しかし、これらの情報は本当に正しいのでしょうか?

それらの記事の「参考文献」を確認するとすぐにわかります。

 

そのほとんどの記事には「参考文献」が記載されていません

つまり、それらの記事に書かれている内容はあくまでも「『たぶん』健康に良いだろう」「『たぶん』肌いいだろう」「『たぶん』ダイエットにつながるだろう」という推測に過ぎません。

 

 

サウナと健康の関係を正しく伝えるため、一個人の意見ではなく、「医学論文」や「科学論文」のデータを見ないといけません。

ちゃんと実験組と対照組に分け、サウナは本当に健康に良いデータがないとただの推論・推測に過ぎず、参考にする価値さえないかもしれないし、誤ったことを信じてしまうリスクさえあります。

 

 

そのため、正しい情報を提供するため、この記事ではサウナと健康との関係を示す医学論文・科学論文を中心に解説し、サウナがもたらす健康効果を詳しくご説明していきます。

 

 

【サウナと健康の関係:目次】

サウナとの関係 効能・効果
サウナと美肌 弱酸性に保ち、保水力↑
サウナとダイエット 基本的に無関係
サウナと風邪 風邪引く確率50%↓
サウナとリラックス
サウナと精神疾患 精神疾患発生率77%↓
サウナと睡眠品質 深い睡眠を得る確率72%↑
サウナと慢性疲労 疲労症状10~20%↓
サウナと頭痛 頭痛症状40%緩和
サウナと死亡率 死亡率40%↓
サウナと心血管疾患 心臓病による死亡率73%↓
サウナと高血圧 高血圧発生率47↓
サウナと認知症 認知症発生率66%↓
サウナと脳卒中 脳卒中発生率62%↓
サウナと免疫力 活性化効果あり
サウナと呼吸器疾患 疾患発生率41%低減
サウナとがん 基本的に無関係
サウナとコレステロール 約10%低減

 

 

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サウナと美肌との関係:いまだに科学的に証明されていない!

サウナの入浴と美肌の関係や効果はよくある疑問です。

 

多くの情報によると、サウナは美肌に効果があるそうです。

その理由は、サウナは血流量を増やし、それで肌により多くの栄養分が届くという理由だそうです。

 

 

しかし、これはあくまでも推論・推測です。

サウナに入った後に皮膚にある栄養分を測ったわけではありません。

 

そのため、サウナと「美肌」との関係はいまだに証明されていません。

ネット上の情報を鵜呑みにしてはいけません!

 

 

ただし、サウナと「肌」(美肌ではないが)との関係に関する論文は一つだけありました

 

 

その論文によると、定期的にサウナに入る人の「皮膚の皮脂」がそうではない人より25%低いです。

また、皮膚のph値はそうではないグループより低い(弱酸性)ことがわかりました。

 

つまり、定期的にサウナに入ると皮膚が弱酸性に保ちやすく、皮膚の表面にある皮脂膜が健康な状態になりやすく、皮膚の保水力が高いです。

 

 

サウナに定期的に入浴すると「皮膚に良い」ということが言えそうですが、「美肌」の効果があると言えるかどうかは不明です。

 

 

しかも、この論文は「定期的に」サウナに入る人を対象としています。

定期的ではない人には当てはまらないのでご注意ください。

 

 

より詳しい情報はこちら:

  ネットで調べると、サウナは美肌、美容効果があると言われることが多いです。 その多くは間違っています!   最新の研究報告によると、サウナは「心血管に良い」「血…...続きを読む

 

参考文献:Effect of Regular Sauna on Epidermal Barrier Function and Stratum Corneum Water-Holding Capacity in vivo in Humans: A Controlled Study. Dermatology 2008;217:173–180

 

 

サウナとダイエットの関係:証明されていない!

結論から申し上げますと、サウナはダイエットとほぼ関係がありません。

 

 

サウナ入浴によって体重が減る現象はあるが、それは汗をかくことによる水分の流失に過ぎません。

 

「サウナの熱によって脂肪は燃焼されるのではないか」という考えは正しく聞こえるが、ただの間違いです。

 

サウナの熱と「脂肪の燃焼」とは全く関係ありません

 

 

体の脂肪を燃やすためにはあくまでも2択しかありません。

「カロリーの摂取を減らす」と「有酸素運動でカロリーを消費する」しかありません。

 

 

サウナに入ると温熱効果によって体の代謝が上がるのは事実です。

 

しかし、カロリーの消費に最も効率的なのは筋肉を動かすことです。

 

ずっと座っているサウナでは筋肉をほとんど動かしません。

そのため、運動に比べたらサウナによるカロリー消費の上昇はわずかしかないとしか言いようがありません。

 

 

下記の表を見るとカロリーの消費とサウナとの関係がわかりやすいかと思います。

1時間 燃焼カロリー 座る状態より多く燃焼した量
座るだけ 約80キロカロリー
サウナ 約100キロカロリー 20キロカロリー
ウォーキング 約150キロカロリー 70キロカロリー
ジョギング 約320キロカロリー 240キロカロリー

Healthy Weight Forumのカロリー計算機を使用し、体重45キロで設定しています。

 

 

サウナによって追加で消費されるカロリーはあくまでも1時間20キロカロリーしかないです。

20キロカロリーというのは、「ご飯12g」(一口?)の量のカロリーです。

わずか白米12gですよ。。。。。。

 

 

なので、サウナダイエットだけはやめましょう!

 

 

より詳しい情報はこちら:

  サウナによく入ると痩せるの? その答えは明確です。 痩せません!   それはなぜでしょうか?   サウナに定期的に入ると、長期的に痩せる体質を作れるでしょう…...続きを読む

 

 

 

 

 

 

サウナと風邪の関係:サウナによく入ると風邪引きにくくなる

サウナと風邪は一見関係ないように見えますが、実にサウナによく入ると風邪は引きにくくなります。

 

これはオーストリアから発表された研究報告で、週2回以上サウナに入浴していると、そうではない人より風邪引く確率が半減します

しかも、サウナに入っている人は風邪を引いてしまっても症状は軽いです。

 

 

この研究は6ヶ月にわたって行われ、サウナ入浴組と対照組の間に実際に差が出たのが後半の3か月です。

これは週に2回以上サウナに入り続けても、実際に効果が出て風邪が引きにくくなるのは最低でも3ヶ月かかるということを意味しています。

 

 

この研究ではサウナ組25人と対照組25人の合計50人しかいなかったので、研究サンプル数としては決して多くないですが、ひとまずサウナと風邪の関係を初歩的に示してくれた研究報告です。

 

 

より詳しい情報はこちら:

サウナは風邪予防に関係していることをご存知でしょうか?実に週に2回のサウナ入浴で風邪を引く確率が半減する結果をオーストリアの研究チームが発表しています。しかも、風邪だ…...続きを読む

 

参考文献:Regular sauna bathing and the incidence of common colds. Annals of Medicine [01 Jan 1990, 22(4):225-227]

 

 

サウナとリラックス効果:様々な心理疾患で確認されている

サウナに入るとリラックス効果があるとよく言われています。

 

「リラックス」を測る研究報告はなかったが、サウナといくつかの精神疾患や状態との関係は確認されています。

 

 

(1)サウナと精神疾患発生の関係性

例えば、東フィンランド大学のTanjaniina Laukkanenからの科学論文報告では、週4回以上サウナに入っていると週1回のみの人に比べて24.9年間内の精神疾患発生率はなんと約77%低下しました!

 

※精神疾患とは、精神分裂症、統合失調感情障害、妄想障害、神経退化疾患、うつ症などに関連する病気です。一般的に発生率は3%と言われています。

 

 

(2)サウナと睡眠品質の関係性

そして、サウナの入浴はより高質な睡眠をもたらしてくれます。

 

PutkonenとElomaaのチームは40年も前から、サウナに入浴した人がそうではない人の睡眠時脳波を測定し、サウナに入浴した人はそうではない人より72%も多く深い睡眠が得られたそうです。

 

 

(3)サウナと慢性疲労の関係性

更に、サウナは慢性疲労症候群」の疲労や倦怠感などの症状を約10~20%程度軽減できます

 

※慢性疲労症候群の発症は原因不明ですが、発症すると強い倦怠感に襲われ、程度によりますが、体の関節に痛みを感じたり、思考力や記憶力、集中力が低下したり、筋肉痛や頭痛が起きたり、睡眠品質が低下したりするなど様々な症状が起きます。

 

 

(4)サウナと頭痛の関係性

また、慢性緊張型頭痛」もサウナ入浴によってその症状が約40%程度緩和されます

 

※緊張型頭痛の発生原因には様々な理由があると言われていますが、主に姿勢がよくないなど「体の物理性ストレス」から起きる場合と、「心理的なストレス」によって筋肉が緊張して起きる場合の2種類があります。

 

 

より詳しい情報はこちら:

フィンランドのサマーコテージ
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参考文献:Sauna Bathing and Risk of Psychotic Disorders: A Prospective Cohort Study. Tanjaniina Laukkanen, Jari A. Laukkanen, Setor K. Kunutsor, Med Princ Pract 2018;27:562–569

参考文献:Effects of Waon Therapy on Chronic Fatigue Syndrome: A Pilot Study. Intern Med 54: 333-338, 2015

参考論文:Efficacy of Regular Sauna Bathing for Chronic Tension-Type Headache: A Randomized Controlled Study. Giresh Kanji, PhD, Mark Weatherall, FRACP, Raja Peter, PhD,
Gordon Purdie, BSc, and Rachel Page, PhD. THE JOURNAL OF ALTERNATIVE AND COMPLEMENTARY MEDICINE. Volume 21, Number 2, 2015, pp. 103–109

 

 

 

 

サウナと死亡率の関係性:頻繁的なサウナ入浴はいかなる原因による死亡の確率を下げる!

頻繁的なサウナ入浴はいかなる原因による死亡の確率を下げる!

 

この言葉って最強だと思いませんか?

 

 

サウナによく入っていると、「どんな理由にも関わらず」死ぬ確率が下がるということですよ。

しかも、その死ぬ確率が40%も下がるのです!

 

 

これは東フィンランド大学の医師Jari A. Laukkanen及びTanjaniina Laukkanenによって発表された医学・科学論文で、2315名の対象者に対し、20.7年間のフォローアップ期間を経て行われました。

 

週1回サウナ入浴するグループに比べ、週4~7回サウナ入る人の死亡率(理由問わず)は約40%下がったということです。

 

 

その理由もわからなくはないです。

 

なぜなら、サウナは心血管疾患、脳血管疾患、認知症関連の死亡率や起きる確率を下げるという研究報告はすでにたくさんあります。

心血管疾患や脳血管疾患は常に死因のトップを占めているため、心血管疾患や脳血管疾患を予防できればもちろん全体の死亡率も下がるでしょう。

 

 

より詳しい情報はこちら:

サウナは様々な病気の予防に高い効果があります。今回はすべての死因を合わせてサウナがいかに死亡率を下げるかを示す論文を紹介します。頻繁なサウナ入浴は実にすべての死因を合…...続きを読む

 

参考文献:Association Between Sauna Bathing and Fatal Cardiovascular and All-Cause Mortality Events. Tanjaniina Laukkanen, MSc; Hassan Khan, MD, PhD; Francesco Zaccardi, MD; Jari A. Laukkanen, MD, PhD, JAMA Internal Medicine April 2015 Volume 175, Number 4, Page 542-548

 

 

サウナと心血管疾患の関係:サウナは心血管疾患による死亡の確率を減らす

厚生労働省から発表されたデータによると、日本人の死因トップ一位は「がん」です。

その次の2位は「心疾患」で、全死因の約15%を占めています。

 

 

そして、サウナはこの心疾患による死亡の可能性を減らせるのです。

すでに多くの医学・科学論文で発表されています。

 

 

2018年に発表されたフィンランドユヴァスキュラのCentral Finland Health Care District及びイスターフィンランド大学の合同研究チームによる調査研究では、週に4回以上サウナに入る人は週に1回のみサウナに入る人より心臓病による死亡率を73%も下げました

 

週に2~3回サウナに入る人でも週に1回だけ入る人より心臓病の死亡率が25%低減しました。

 

 

また、別の2015年に発表された研究報告によると、週に4回以上サウナに入る人は週に1回のみサウナに入る人に比べ、「急性心因性死亡」の発生率は50.5%低下し、「致死性冠動脈疾患」の発生率は43%低下し、「致死性心疾患」の発生率は46.2%低下しました。

 

 

論文の作者による推測では、サウナに入ると心拍数が上がり、心臓と血管が鍛えられ、心臓がより強くなり、血管がより柔らかくなるのではないかとのことだそうです。

 

 

より詳しい情報はこちら:

  サウナと心血管疾患の発生率に関する研究は既に2015年に発表されていました。 その研究は2000名以上の対象者が含まれ、フォローアップの期間も20年間と長かった…...続きを読む

サウナに定期的に入ることと健康への関係性の研究結果が発表されました。そこで、サウナは心血管疾患を患う可能性が低くなるという結果が出たようです。研究結果や内容を詳しく見…...続きを読む

 

参考資料:Sauna bathing is associated with reduced cardiovascular mortality and improves risk prediction in men and women: a prospective cohort study. BMC Medicine201816:219

出典:医学系ジャーナルJAMA Intern Med. 2015;175(4):542-548

 

 

 

 

サウナと高血圧の関係性:サウナは高血圧の予防や血圧を下げる効果がある

サウナと様々な病気の関係性の中で、実に血圧を下げる効果や高血圧を予防する効能があるのです。

 

 

2017年に発表されたフィンランド、イギリス、オーストリアの研究チームで1621人を対象として研究では、週に4回以上サウナに入浴する人の高血圧に罹る可能性は週1回の人に比べて47%下がります

 

 

更に、2012年にフランスから発表された研究報告では、16名の高血圧患者に運動をしてサウナに入ってもらった後に血圧が下がりました。

特に収縮圧部分では平均5mmhgも下がったので、運動にサウナ入浴を併用する場合、血圧を下げる効果がより高いようです

 

 

ちなみに、一つ目の論文の作者の推測では、サウナが高血圧の予防につながる理由は、血管の「内皮細胞」の機能改善、「自律神経」のバランスと心拍数上昇による効果だそうです。

 

サウナに入ることで血管の内皮細胞の機能が改善され、心血管の状態がよくなります。

 

サウナに入り、体を温め、室外で体を涼しむというサイクルを繰り返すことでリラックスし、自律神経が調整され、よいバランスになります。

自律神経のいいバランスによって血圧がうまく制御されるようになるのではないかと推測されます。

 

また、サウナに入ると心拍数が上がるので、心臓や血管にとって軽い運動をしているような状態になります。

この軽い運動の状態からも心血管の状態改善に寄与するのではないかと思われます。

 

 

より詳しい情報はこちら:

  フィンランド式サウナに定期的にかつ頻繁的に入浴することは心血管を強くし、心血管疾患にかかる確率が大きく下がることが近年に発表された研究報告で明らかになりました…...続きを読む

サウナに良く入浴すると様々な健康効果があると言われています。本記事では実際に医学ジャーナルで発表された研究報告をもとに、サウナ入浴と血圧の関係性をご説明します。サウナ…...続きを読む

 

参考文献:Sauna Bathing and Incident Hypertension: A Prospective Cohort Study. American Journal of Hypertension 30(11) November 2017

参考資料:Effects of Sauna Alone and Postexercise Sauna Baths on Blood Pressure and Hemodynamic Variables in Patients With Untreated Hypertension, J Clin Hypertens (Greenwich). 2012; 14:553–560. 2012 Wiley Periodicals, Inc.

 

 

サウナと認知症との関係性:サウナは認知症の発症率を66%も下げる!

認知症は脳神経関連の病気で、一見サウナとは全く関係のない病気ですが、実に研究によってその関係が明らかにされました。

 

サウナに定期的かつ頻繁的に入浴していると、認知症の発症を抑えられるのです!

 

 

2017年に発表された論文によると、週に1回サウナに入る人に対し、週に4~7回サウナに入る人が認知症になる確率が64%下がりました。アルツハイマー病になる可能性が65%下がりました

週に2~3回サウナに入る人でも認知症やアルツハイマー病になる可能性が約20%下がります。

 

 

これはなかなか想像もつかない結果ですね。

サウナと脳神経病気の予防にこれほど大きいな関係があるとは。。

 

 

その理由も、実に認知症は脳血管の状態と深く関係していることにあります。

多くの研究報告によると、認知症の発症は心血管機能の損害、炎症や酸化ストレス、高血圧によって引き起こされるそうです。

 

 

そのため、血圧を下げることができ、心血管によいサウナは認知症の予防につながるわけです。

 

 

より詳しい情報はこちら:

※フィンランド最も歴史的に重要なサウナ:タンミニエミサウナ(Tamminiemi Sauna)ウルホケッコネン博物館(Urho Kekkonen Museum)   定期的に且つ頻繁的にフィンランド式…...続きを読む

 

参考文献:Sauna bathing is inversely associated with dementia and Alzheimer’s disease in middle-aged Finnish men. Age and Ageing 2017; 46: 245–249

 

 

 

 

サウナと脳卒中の関係性:サウナにたくさん入ると脳卒中が起きる可能性が62%減少!

前述の研究結果からわかるのは、サウナは心血管にとてもいいということです。

 

そして、血管系の病気の一つは「脳卒中」です。

脳卒中は日本人の死因の第3位を占めており、全死因の約10%を占めています。

 

 

この脳卒中の予防に大きく関係しているのは、まさに「サウナ」です。

 

 

2018年に発表され、1628名の方を対象とし、15年間フォローした研究では、週に1回のみサウナに入る人に対し、週に4回以上サウナに入る人が脳卒中にかかる可能性が大幅に62%低減するということが確認されました。

週に2~3回入る人でも脳卒中が起きる可能性が12%低減する傾向を示しています。

 

 

サウナは心血管にとてもよく、血管がより柔らかになり、血圧も下がるので、脳卒中を引き起こすリスク要素を取り除いてくれます。

 

 

より詳しい情報はこちら:

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参考文献:Sauna bathing reduces the risk of stroke in Finnish men and women. Neurology | Volume 90, Number 22 | May 29, 2018

 

 

サウナと免疫力との関係:サウナの入浴は免疫システムを活性化させる傾向がある

最初に申し上げますが、サウナの入浴は免疫システムを活性化させる「傾向」があるというのは、統計的に明らかな効果が出たわけではないということです。

 

 

この2013年に発表された健康報告では、アスリートと一般人の21歳前後の男性を9名ずつに対して行われました。

それぞれの組にサウナに入ってもらい、その後の「免疫関連血球の数量の変化」を確認されました。

 

 

アスリート組においては免疫関連の血球が明らかに増えました。

しかし、一般人組においては免疫関連血球の上昇が見えたが、統計的に有意差はありませんでした

 

 

そのため、結果的にサウナは免疫システムを活性化させる「傾向」があるとしか言えません。

対象者数がわずか9名だったので、この研究の限界の一つですね。

 

 

より詳しい情報はこちら:

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参考論文:Effect of a Single Finnish Sauna Session on White Blood Cell Profile and Cortisol Levels in Athletes and Non-Athletes. Journal of Human Kinetics volume 39/2013

 

 

 

 

サウナと呼吸器疾患との関係:サウナは呼吸器疾患の予防にも大きく関係する!

こちらはフィンランドのイースタンフィンランド大学、ユヴァスキュラ大学とイギリスのブリストル大学の共同研究で2017年に発表された論文報告で、対象者は1935名、年齢42~61才で追跡期間25.6年間でした。

 

 

呼吸器疾患の発生率について、サウナ入浴が週に1度以下のグループに対し、週に2~3回入浴するグループの発生率は約27%低減します。週に4回以上入浴するグループは約41%低減します。

 

例えば、「肺炎」の発生率において、サウナ入浴が週に1度以下のグループに対し、週に2~3回入浴するグループの発生率は約28%低減します。週に4回以上入浴するグループは約37%低減します。

 

 

心血管や脳血管の状態改善に強いサウナですが、意外にも呼吸系疾患の予防に強く関係しているのですね!

 

 

より詳しい情報はこちら:

サウナの入浴慣習は様々な病気の予防につながると多くの科学論文で発表されてきました。今回はフィンランド式サウナと呼吸器疾患や肺炎の関係に関する論文やサウナとがんの関係に…...続きを読む

 

参考文献:Sauna bathing reduces the risk of respiratory diseases: a longterm prospective cohort study. European Journal of Epidemiology volume 32, pages1107–1111(2017)

 

 

サウナとがんの関係:サウナとがんの発生には無関係

2019年11月にこの研究報告が発表されるまで、サウナとがんの関係性を示す論文はほとんどありませんでした。

今回の研究の対象者はがんになった病歴がなく、年齢42~61才の2173名の男性です。追跡歴が24.3年間です。

 

 

その結果、サウナ入浴が週に1度以下のグループに対し、週に2~3回入浴するグループのがん発生率は約8%低減します。週に4回以上入浴するグループも同じく約8%低減します。

 

 

しかし、統計的な有意差がないので、結果的に「フィンランド式サウナ」の入浴は「がんの発生」に関係がないという結論になりました。

 

 

より詳しい情報はこちら:

サウナの入浴慣習は様々な病気の予防につながると多くの科学論文で発表されてきました。今回はフィンランド式サウナと呼吸器疾患や肺炎の関係に関する論文やサウナとがんの関係に…...続きを読む

 

参考文献:Finnish sauna bathing does not increase or decrease the risk of cancer in men: A prospective cohort study. European Journal of Cancer. Volume 121, November 2019, Pages 184-191

 

 

 

 

サウナとコレステロールの関係性:サウナに入るとコレステロールが下がる!

生活習慣病を引き起こす要因の一つは「多すぎるコレステロール」と言われています。

 

いかにコレステロールの摂取をコントロールし、下げていくことが健康な生活を維持することにつながります。

 

 

それで、ポーランドの研究チームが2014年に発表された文献ではその関係性を示しました。

 

特にコレステロールの中でも悪い方の(悪玉)低密度コレステロール(LDL)を約10%下げることもできるのです。

 

 

今回の研究では16名の20~23歳の若い男性を対象に行われました。

 

サウナは二日に1回もしくは三日間に1回という頻度で行われ、全部で10回のサウナが行われました。

10回のサウナは20日間内に完了されました。

 

 

1回目のサウナの前に比べ、10回目のサウナの直後に総コレステロールと低密度コレステロールともに明らかに下がりました。

 

総コレステロールは約8%低下し、(悪玉)低密度コレステロールは約10%低下しました

 

 

より詳しい情報はこちら:

※フィンランドの隠れ公衆サウナ:Tykkimäen Sauna(Kouvola)   サウナに頻繁に且つ定期的にサウナに入浴することは心血管病気の予防に効果があると様々な研究報告で確認さ…...続きを読む

 

参考文献:THE EFFECT OF SAUNA BATHING ON LIPID PROFILE IN YOUNG, PHYSICALLY ACTIVE, MALE SUBJECTS. International Journal of Occupational Medicine and Environmental Health 2014;27(4):608 – 618

 

 

まとめ:サウナは健康にとてもよく、毎週サウナに入りましょう!

総勢16個の医学・科学論文をまとめました。

 

いかがでしょうか。

 

サウナと健康や病気との関係をより深く理解頂けたのでしょうか。

 

サウナが健康にこんなに深く関係し、様々な病気の予防効果がこんなにも高いことがわかったら、毎週サウナに入りたくなりますよね。

 

筆者は現在毎週3回サウナに入っていますよ~!

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