テレビでもよく見かけますが、フィンランド式サウナに入り、体が熱々になった状態で凍った湖に開けられた穴に飛び込む「寒中水泳」というアクティブティです。
フィンランドの冬では「サウナ+寒中水泳」が良く行われることです。
もちろん、特別なイベントでもやりますし、日常的にやっているフィンランド人も少なくありません。
筆者が昨日公衆サウナに行き、目の前の湖を通った際にやはりフィンランド人に「君も泳いだか?」と笑顔で聞かれましたね(笑)
昨日の湖は普通にまだ凍っていましたけどね。
(筆者は膝まで入りました。。。それで限界です)
フィンランドのサウナは通常温度90度以上で、寒中水泳の水温は0~4度です。
となると温度差が90度程度になります!
普通に考えれば「通常な状態ではない」ことがわかりますよね。
(しかも昨日のサウナは113度でした!!熱かった!)
しかし、よくサウナと寒中水泳をセットで行うフィンランド人たちに言わせると、これは体に非常によく、血行促進や健康促進に非常に役に立つことだと言います。
筆者はいつも「本当かな!?」と思います。
100度以上のサウナと0度くらいの水を行ったり来たりすることですよ!
普通に危なくないか!?とも思います。
このような疑問があるからこそ、筆者は科学論文を調べてみました。
何と、定期的にサウナ+寒中水泳をやっている人と寒中水泳をほとんどやらない人にサウナに入ってもらい、寒中水泳を行ってもらったら体内の生理状態がどう変わるかを調べる論文(研究報告)がありました!
何と定期的にサウナ+寒中水泳を行う人の免疫システムが強く、高熱や寒冷な状態に対する耐性が高いということがわかりました!
フィンランド式サウナ+寒中水泳+血液検査
この研究報告はフィンランドのヘルシンキにある医療研究機構が行った調査です。
参考文献:Adaptation related to cytokines in man: effects of regular swimming in ice-cold water, B. Dugue and E. LeppaÈnen, Clinical Physiology 20, 2, 114-121, 2000 Blackwell Science Ltd
研究対象は20名、その中12名はサウナと寒中水泳を冬季に週1回以上行う人で、他は寒中水泳をしない人です。
※サンプル数は決して多くないですが。
研究対象者は気温95度のサウナ内に15分間入浴し、その後寒中水泳を30秒行います。
血液検査はサウナに入る前、サウナに入った直後と寒中水泳直後に行われました。
この研究では血液の中にある様々な物質を分析しました。
「サウナ+寒中水泳」を慣習的にやる人は免疫システムが強い可能性がある
もちろん、今回の研究は「サウナ+寒中水泳」が直接風邪を引く可能性や病気にかかわる可能性を直接に調査したわけではないので、「病気の発生率は下がる」というような言い方はできません。
しかし、人体の免疫システムに関係する物質の濃度が変化したので、「サウナ+寒中水泳」はある程度人間の免疫システムに影響すると言えます。
この研究で調査した一つの対象物質は「白血球の数」です。
通常体が物理的なストレスもしくは心理的なストレスを受けると血液中の白血球の数量が自然に増えます。
今回「慣習的にサウナ+寒中水泳を行っている人」の白血球数量と「慣習的にやっていない人」の白血球数量を調べました。
結果的に「慣習的にサウナ+寒中水泳を行っている人」の白血球数量はサウナに入る前の段階で既に高めで、サウナ後や寒中水泳後も特に増加することがありませんでした。
一方、「慣習的にサウナ+寒中水泳をやっていない人」の白血球数量はサウナに入る前の段階で低めで、サウナ後に明らかに増加し、寒中水泳後は更に増加することがわかりました。
つまり、頻繁にサウナ+寒中水泳をやっている人の体は高熱や極寒な水に適応し、耐性が高いということです。
サウナ+寒中水泳をやっていない人の免疫システムは高熱や極寒の水に耐性がなく、すぐに反応を起こすわけです。
他に脳内分泌に関するいくつかの因子や免疫システムに関する因子も調査され、定期的にサウナ+寒中水泳をやる人は高熱ストレスや冷たい環境に対して体が適応しており、耐性が高く、急に強い反応が出ないことがわかりました。
まとめ:サウナ+寒中水泳を定期的にやるといいかも。でないと1回の体験で十分。
高熱のサウナと痛いほど冷たい水からの物理的なストレスに体を慣らしておくと長期的に健康的なメリットをもたらせる可能性があると今回の研究報告で示唆されました。
しかし、定期的にサウナと寒中水泳を行わないなら、あまりお薦めしないということですね。
やはり体はびっくりしますね。
もちろん、フィンランド文化体験の一環として、自分の体調を確認つつ、無理のない範囲で一回試してみるのが面白いですよ。
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フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。
2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい
「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。
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「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop
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キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。
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