ヘルシンキに関する観光情報は既にガイドブックやネットに豊富にありますが、今日は現地スタッフから在住者ならではの注意事項を情報提供させて頂きます。
ヘルシンキ概要
フィンランドの首都であるヘルシンキはフィンランドの最南端に位置し、人口約60万の都市です。
隣接するエスポー市とヴァンター市も入れると、都市圏全体は約120万人程度のコンパクトな町です。
ヘルシンキ市中心を除けば、全体的に緑や大自然が溢れ、生活スペースにゆとりのある都市です。
日本から最も近いヨーロッパと言われるフィンランドの主要国際空港であるヘルシンキ・ヴァンター国際空港は東京、名古屋、大阪、福岡、札幌などの都市と定期便・直行便で繋がっており、交通は非常に便利です。
空港からは電車一本で市中心まで約30分のみでアクセスも抜群です。
フィンランドを最大限楽しむ方法や考え方とは?
ヘルシンキを含み、フィンランド全土もそうですが、フィンランドを楽しむには有名な観光地を歩き回る以外に「現地の雰囲気をゆっくり五感で感じ取りながら体験して楽しむ」のが一番のお薦めです。
それは新鮮な空気であったり(世界最高レベルの空気品質ですよ!)、暖かい日差しであったり、身近にあるかもめの鳴き声であったり、ひんやりした風であったり、静かで穏やかな湖であったり、大自然にゆっくりと溶け込ませてくれる広大な森であったり、温もりを感じさせる人々の笑顔であったりするものです。
その一つ一つに心の安らぎを感じ、幸せなひと時が味わえるのです。
「時間をぜいたくに使う」というのは正にこのようなことだと筆者は思いますね。
これらの感覚をまとめて表すと「あ~これがフィンランドだ!」と感じます。
そのため、イタリア、スペインやフランスのように著名な観光地、世界遺産、歴史教科書に出てくるような場所をいくつかも回ることをイメージしてフィンランドに旅行に来るとだいぶ予想と違うことになると思いますね。
ヘルシンキにおいてお薦めのプランは徒歩やトラムなどローカルの公共交通手段を使ってゆっくりこの町を見ていくことです。
スオメンリンナ要塞、ヘルシンキ大聖堂、ウスペンスキー寺院、テンペリアウキオ教会をゆっくり回りながら公園(夏には是非!)やカフェで休んだり、可愛い雑貨屋さんに入ってみたりすることでヘルシンキの雰囲気をじっくり味わうとすごく楽しいですよ。
フィンランド旅行の注意事項や関連情報
フィンランドに行く前に知っておいたほうが情報がいくつかあります。
もちろん、ガイドブックにも書かれていると思いますが、ここでは4つだけ重要なことを情報提供させて頂きます。
ミネラルウォーターに炭酸水が多い
フィンランド並びにヨーロッパではスーパーや売店にミネラルウォーターと炭酸水が良く並んで販売されています。
しかし、ボトルに描かれている文字が読めないと、普通のお水なのか、炭酸水なのか判別が付かないですよね。
ここで一つ覚えておくと便利です!
フィンランドでは炭酸水が「hiilihapollinen」と表記されています。
「炭酸化された」という意味です。
「Hiili」が炭素という意味です。
なので、フィンランドでお水を買う時に是非この単語が表記されているかどうかをご確認くださいね。
「hiilihapollinen」が書かれていなければ炭酸の入っていない通常のお水です。
ちなみに、「lähdevesi」は「ミネラルウォーター」という意味です。
フィンランドでは、お水は水道水を飲むのが一般的です。
そのため、お水をわざわざスーパーで買うのが珍しいことです。
「わざわざスーパーで買うなら炭酸水でしょう!」というのはフィンランド人の一般的な考え方でしょうね。
忘れずに事前に用意しておきたいプラグアダプター
フィンランドのコンセントの形状は「Cタイプ」です。
アダプタを忘れると携帯も充電できないので大変です。
電圧は220Vですので(日本は100V)、日本のドライヤや電動髭剃りは使えません。
100Vと220V両方対応するドライヤならオッケー。
携帯電話の充電器やパソコンの電源アダプタの多くは220V対応ですので、そのまま使えると思うが、念のため充電器や電源アダプタに書いてある対応電圧範囲(voltage)を確認しておきましょう。
お金、貨幣、両替とクレジットカードについて
フィンランドの貨幣は「ユーロ」を使います。
50ユーロ以上の札は使いにくく、50ユーロを超える札を受け取らない店もあります。
一般的に20ユーロ以下の札が使いやすいので、両替するときに20ユーロの札を多めにもらうといいでしょう。
公用トイレの多くは有料ですので、早めに換金して1ユーロや50セント、20セントの小銭を少し持ったほうがいいですね。
また、日本と違って電車の駅には一般的にトイレがないです。
もしヘルシンキ市内を回っている最中にトイレ行きたいなら、デパート、ショッピングセンター、マックドナルドなどの所であれば大体トイレを借りることができます。
参考記事:ヘルシンキ無料トイレマップ 無料トイレはどこにある? ヘルシンキの旅情報
クレジットカードやデビットカードはフィンランド内でほとんどのお店で使えます。
最近は屋台まで普通にカードで払えるようになりました。
日本からVISAもしくはMasterのクレジットカードやデビットカードを持ってくると便利ですね。
JCBとアメリカエクスプレスはあまり使えないのでご注意ください!
クレジットカートやデビットカードを使う際に暗証番号の入力が必要な場合が多いため、日本を出発する前に暗証番号を確認しておきましょう。
フィンランドやヘルシンキの治安について
フィンランドの治安は全体的に良いです。
とはいえ、ヘルシンキには色んな人がいるし、私の友人の財布がヘルシンキですられたこともあったので、是非警戒心を忘れず気を付けてください!
特に人の多いヘルシンキ中央駅の駅舎内や周辺、そして地下広場は要注意です。
他にカンッピ、マーケットや人込みの激しいところは必ず気を付けてください。
深夜には酔っ払いが増えます。
特に金曜日と土曜日の夜です。
絡まれないように距離を保ち、声をかけられたら無視してOKです。
駅前や繁華街に「バス乗るお金がないので2ユーロ借りてもいいですか?」などを理由に小銭をだまし取る人がいます。
彼らは「明らかな外国人」を狙います。
そもそもヘルシンキの市営バスを現金で乗るなら2ユーロは足りません。
そのため、「バスに乗りたいから2ユーロをください」という言葉自体明らかなウソです。
以上、是非フィンランドに来られる前にご確認頂き、トラブルが発生する可能性を最小限に抑え、フィンランドの旅を楽しんでくださいね!
また旅先では何があるかわかりませんよね。緊急事態にも対処できるようこちらの記事も合わせて読んでいただきたいです。
またヨーロッパ旅行の際は「あれ、トイレがない?有料なの?」といったことも多々あります。
ヘルシンキ旅行にこられる前に無料で使えるトイレの場所を把握しておけると安心ですね。
ヘルシンキ市内の交通手段について
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ショップコンセプト
1.フィンランド 北欧というと?
フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。
2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい
「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。
「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。
3.運営に「誠実」と「感謝」
「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop
4.キートスショップの名前
「Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。
キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。
キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら)