フィリフヨンカはトーベ・ヤンソンが作ったムーミンの物語の中で登場したキャラクターの一つです。
ムーミン、ヘムル、ミムラなどと同じで、実に個人名ではなく、種族名です。
フィリフヨンカの見た目は?
フィリフヨンカは犬のように長い鼻を持ち、鼻に髭が生えています。
体形はムーミンたちより細くて背が高いです。
いつも赤い帽子と赤いドレスを着ています。
性格は几帳面でまじめでルールや慣習を大事にし、繊細で神経質でやさしい人です。
しかし、登場する物語によって若干性格が異なりますね。(同じフィリフヨンカ部族の異なる人かもしれません)
※絵は原作書籍より撮影して引用:『ムーミン谷の夏まつり』講談社、トーベ・ヤンソン/作・絵、下村隆一/訳、1990年発行
ムーミンの小説で登場したフィリフヨンカ
ムーミンの小説シリーズの中でフィリフヨンカは3回登場しています。
それぞれ登場したフィリフヨンカは同じ人のようで、違う人のようです。
『ムーミン谷の夏祭り』で登場したフィリフヨンカ
『ムーミン谷の夏祭り』の中で、フィリフヨンカは一人暮らしで夏至の日に家で一人でおばさんのエンマが来るのを待っていました。
その時に道を探しながら歩いてきたムーミンとスノークのお嬢さんと出会い、一緒に夏至を祝うことになりました。
ムーミンたちと出会うまでのフィリフヨンカには「夏至は親せきと一緒に祝う」という慣習に従い、毎年その通りにしてきました。
しかし、ムーミンたちに出会ったことで、「夏至は好きな人と好きなように祝う」という考え方に変わりました。
親戚を誘う慣習に従い、親戚が来ないことに悲しみ、ムーミンたちが来たことで夏を自然に楽しむフィリフヨンカはルールや原則にこだわり、繊細な心の持ち主ですね。
フィンランドの夏至祭についてはこちらを参考ください。
『ムーミン谷の仲間たち』で登場したフィリフヨンカ
今回はフィリフヨンカが主人公の物語です。
いつもの通り一人で暮らし、いつもの通りに家を掃除し、いつもの通りにガフサ夫人を誘うフィリフヨンカです。
しかし、別にその家が好きで住んでいるわけでもなく、ガフサ夫人が大好きで誘っているわけでもないです。
ただ単純に、今まではそうだったから、これからも同じことを続けるだけです。
そんな「いつもの通り」のフィリフヨンカに大きいな嵐が襲ってきました。
窓が割れ、風も雨も家に振り込んで、おまけに竜巻まで来て家を巻き上げました。
でもフィリフヨンカは悲しまず、逆に「いつもやる」ことから解放されたようですごく気楽になりました。
参考記事:5分で読むムーミン小説:ムーミン谷の仲間たち(2)
参考記事:5分で読むムーミン小説:ムーミン谷の仲間たち(3)
『ムーミン谷の十一月』で登場したフィリフヨンカ
『ムーミンの十一月』で登場したフィリフヨンカはやはり一人暮らしでした。
家の整理整頓はいつもちゃんとしているが、なぜか掃除を始めようとすると頭が痛くなり、フィリフヨンカはムーミン谷に行きました。
ムーミン一家は留守ですが、ムーミン谷にやってきた人々と過ごしているうちに、自分の作った料理が人々に楽しんでもらえることから掃除したくなり、掃除を楽しめるようになりました。
フィリフヨンカは繊細でやさしい心を持っています。
ホムサに心掛けたり、ヘムレンさんとけんかになったり、みんなのために料理作ったりしていました。
参考記事:
※写真出典書籍:『ムーミン谷の十一月』講談社、トーベ・ヤンソン/作・絵、鈴木徹郎/訳、1984年発行
アニメで登場したフィリフヨンカ
アニメで登場したフィリフヨンカはとてもルールや規律に厳しい3人の子供の母でした。
ムーミンたちと遊ぶのも、礼儀を知らないムーミン谷の人々とかかわることも禁止しました。
アニメのフィリフヨンカはルールや規律をすごく重視する代わり、繊細な心やさしい気持ちはあまり感じない人でした。
いかがでしょうか。
ある程度フィリフヨンカのことを知って頂けたのでしょうか。
フィリフヨンカはある意味我々にすごく似ています。
真面目ながら生活を繰り返し繰り返しやってきたが、ルールや慣習を破れずにいます。
ムーミンたちによって、ムーミンたちにかかわることでそのいつものルールや慣習に変化が起こり、自分がより楽になり、楽しくなったのです。
我々のごく普通な日常にも何か変化が必要かもしれませんね。
ムーミンキャラクターの紹介★
他にもたくさんいるキャラクター達の紹介記事をまとめたページになっています。
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