クリスマスに次ぐフィンランド最も重要な節日は言うまでもなく夏至祭(ユハンヌス)でしょう
長い冬を耐えてようやく日が最も長い夏至を迎えることができ、暖かくなって気持ちのいい日には祝わないといけません!
フィンランドでは夏至祭に何をやって過ごしているでしょうか。
どのようなイベントに参加するのでしょうか。
パーティーする日だけではない!フィンランドの夏至祭の意味とは?
夏至の日は年によって少し変わりますが、基本的に6月の下旬になります。
昔フィンランドの夏至の日を6月24日に固定していましたが、1955年以降に6月20~26日の間にある土曜日とすると定めました。
2019年フィンランドの夏至の日は6月22日(土)になります。
国定休日としては6月21日(金)の夏至イブから休みが始まり、日曜日も入れて3連休になります。
この3連休に繋げて夏休み(長期有給休暇)を取るフィンランド人も多いようです。
夏至の日はフィンランド語で「ユハンヌス(Juhannus)」と言います。
実にJuhannusはキリスト教の人物セント・ジョン(St. John)から来ています。
キリスト教の国々では夏至の日をセント・ジョンの日として祝っており、フィンランドではその名前がユハンヌスとなり、夏至の日の呼び方になっています。
フィンランドがキリスト教の影響を受ける前に、実に別の名前で夏至の日を祝っていました。
「Ukko Juhla」という名前だそうです。
Ukkoは昔のフィンランドの神様で、「天気、誕生と成長」を代表します。
大昔のフィンランドでは夏至の日にウッコ神様のことを祝い、一年の安泰を祈っていました。
北欧夏至祭のシンボル:巨大たき火(ボンファイヤー)
フィンランドや北欧諸国では昔から「たき火は悪霊や悪運を駆除し、好運と夏の終わりの豊作をもたらす」と信じ、たき火を起こして夏至の日を祝います。
たき火が大きいければ大きいほど効果が大きいという説もあります。
ちなみに、春の到来も意味するイースターにもたき火を起こす慣習が場所によって存在しています。同じ意味で悪いものを駆除し、いい運をもたらすためのたき火です。
たき火は自分で起こすのもいいですが、各自治体や大きいな文化組織団体が行うことが多いです。
ヘルシンキでは例年西側の島セウラサーリで行われています。
実にフィンランドを代表するキャラクタームーミンの小説にも夏至のたき火をムーミンたちがするシーンがありました。
洪水によって家族と離れ離れになったムーミンはフローレン(スノークのお嬢さん)とフィリフヨンカと一緒に自分の夏至祭のたき火を起こして自分なりにお祝いしたと述べられています。
ちなみに、たき火はフィンランド語で「コッコ(Kokko)」と言います。
※真夏の深夜近いヘルシンキの海辺です。
自然を求めるフィンランド人の祝い方
夏至祭にフィンランド人はどのようなことをやって祝うでしょうか。
大きなたき火を起こす以外、フィンランド人は大きく二つの方向性に分けて祝います。
その一つ目は森に入ることです。
家族や友人と一緒にサマーコテージに行き、森を歩き、ベリーを摘み、料理して食べてお酒を飲んで楽しみます。
家族や友人と談笑し、サウナに入り、湖で泳いだりします。
もしくはフィンランド伝統的なお遊びであるMölkkyをやることです。
フィンランドのほとんどどこでもこの日には日が沈まないので、この楽しい一日がいつまでも続くように感じます。
リラックスして何かを食べて飲んで話してサウナして釣りしてボート漕いでずっとずっと。。。二日間も三日間も続くかもしれません。
情熱を求めるフィンランド人の祝い方
森に行かないフィンランド人はパーティーをします。
天気が良ければ公園でピックニックしながらお酒を飲みます。(公園でお酒だけ飲むのは違法です。必ず何かを食べながらお酒を飲みましょう!)
天気が好ましくない場合は家でパーティーをします。
料理をたくさん作ってお酒もたくさん飲んで夜を感じずにずっと続けていきます。
花を集める伝統も!?
一部のフィンランド人は今でも続けているようですが、花を集める慣習があるようです。
「女の子が7種類の異なる花を集めて枕の下に置くと夜の夢で未来の旦那さんが見える」という言い伝えです。
なんて可愛らしい!是非やってみませんか?
フィンランドではとても特別な日である夏至祭、夏至の日、ユハンヌスです。
是非現地にてその雰囲気を感じてほしいですね。
フィンランド流の幸せがここにあると思います。
2018年6月24日のセウラサーリで行われた夏至祭についてこちらをご覧ください。
参考記事
- MIDSUMMER – GO PEACEFUL OR GO PARTY
- ENJOYING MIDSUMMER THE FINNISH WAY
- FINNISH MIDSUMMER CELEBRATION
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