全部9作あるムーミンの小説童話のダイジェスト版作成はいよいよ最後の2冊となりました。
今回は『ムーミンパパ海へいく』のダイジェストバージョンをご紹介していきます。
果たしてムーミンパパと海はどのような因縁があったのでしょうか。
夏の末に平和なムーミン谷と暇なムーミンパパ
8月の末、ある日の午後にムーミンパパは暇そうで庭を歩き回りました。
山火事が起きるかもしれないと家族のものに警告しまわりました。
ムーミンパパがベランダに座るとムーミンが「たばこ畑の後ろに起こった小さな火事を消したよ」と報告してきました。
ムーミンパパはどうしても安心できず、その消された小さな火事の現場に行って確認し、「今は消えたかもしれないけど、明日もしくは三日後にまた燃え返すかもしれんぞ」と一晩中もそこにいて見守りたいと言い出しました。
※写真出典書籍:『ムーミンパパ海へいく』講談社、トーベ・ヤンソン/作・絵、小野寺百合子/訳、1990年発行
その場所に少しいましたが、ムーミンパパは水晶玉を見に庭のほうへ降りていきました。
水晶玉を通してムーミンパパは家族のことを見ていました。
ムーミンママ、ムーミン、リトルミイはそれぞれ自分のことをやっていることを見ました。
ムーミンパパはこれを見るのが好きで、ムーミンパパの夕方の遊びでした。
もうしばらくしたら水晶玉はだんだん暗くなり、黒になり、見えるものがランプだけになりました。
ランプの光を愛するモランとムーミンパパの島
ムーミン屋敷にはランプが灯されていました。
夏が終わるまでランプを灯さないルールのようだが、もうすぐ秋が来る気分なのでムーミンママはランプを灯しました。
その時、モランはランプの光に辿って近づいてきました。
ランプのすぐ近くにじっと立っていました。
※写真出典書籍:『ムーミンパパ海へいく』講談社、トーベ・ヤンソン/作・絵、小野寺百合子/訳、1990年発行
ムーミンママは「モランは特に害をしないし、危険ではないよ」と言いましたが、ムーミンパパは「もちろんモランは危険だよ。私がみんなを守るから怖がる必要がない」と言いました。
ムーミンママは更に説明したが、ムーミンパパは「私に頼る必要がないね。ありがたい!」との捨てセリフを放ってベランダに行きました。
その夜、ムーミンママは夜の支度をしたら、壁に貼っている地図にある小さい点をじっと見つめました。
ムーミンママはムーミンに言いました。
「ここだわ。私たちが移り住んで素晴らしい生活をしようとしている場所。これがパパの島なの。パパはここで私たちを養おうとしているのよ。」
初めてこの話を聞いて理解したムーミンは島での生活を想像して言いました。
「これは面白くなるぞ!」
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新しい生活へのムーミンパパの想像
翌日、ムーミンパパは家の中で灯台の模型を作っていました。
部屋に入ってきたムーミンに、ムーミンパパは灯台模型のことをすごく詳しく話しました。
「灯台に登るのだよ。ボートは波に乗って岩のほうへ持っていかれるからね。この扉は重いぞ。お前は灯台の中に入ったのだ。海のうなりが遠くに聞こえる」
話を聞いたムーミンは部屋を出て、ムーミンママに声をかけました。
「パパの島に灯台があることをママは知ってる?」
「もちろん知っているわ。パパは夏中その話をしていましたもの。おまけに私たちはそこに住むようになるのよ」とムーミンママは答えました。
ムーミン一家が新しい生活へ踏み出す
いよいよ出発の夜を迎えました。
水浴び小屋の桟橋に荷物がたくさん。
ムーミンパパは興奮気味で言いました。
「ボートをご覧。ぼくらの冒険号をさ。夜見るボートは素敵だろう。これが新生活をスタートさせるやり方だ。」
ムーミンママは荷物の梱包で疲れたまま、荷物のこと、家族の新生活のことを考えていました。
その時に、ムーミンパパの指示で船は出発しました。
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ムーミン谷でカンテラを見つけられないモランは海岸に行き、冒険号にあるカンテラの光を見つけました。
彼女は一歩ずつ海を凍らせながら海の上を進めていました。
船の中でムーミンはムーミンママにモランに関して話してみたが、ムーミンママに止められました。
「モランの話をするとモランがもっと大きくなって追いかけてくるのです」と。
しかし、ムーミンは船の中でずっとモランのことを考えていました。
冒険号はその夜と翌日一日中進め、夜になりました。
コースが正しければそろそろ島が見えてくるはずだが、一向に灯台の光が見えませんでした。
とその時、釣りをしている小さな船が近くに現れました。
ムーミンパパが漁師に近くに島がないかなどを尋ねましたが、何の返事も来ませんでした。
漁師の船はそのまま通り過ぎて遠く行きました。
ムーミンパパとムーミンたちがその漁師の様子が変だと思い、次の瞬間に……!
続く。
※参考書籍:『ムーミンパパ海へいく』講談社、トーベ・ヤンソン/作・絵、小野寺百合子/訳、1990年発行
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