【まとめ】5分でわかるフィンランドの自然

公開日:2023年9月2日  関連分類: 

 

 

こんにちは!スタッフりさです^^

あっといまにもう9月。この夏は、コロナ後に観光業が復活の兆しを見せ、おかげさまで私にとってツアーガイドとしてのとても濃い夏となりました。

フィンランドの自然の中を日々みなさんと歩きながら、発見の連続!

そんな発見を、サラリと読める記事としてまとめました。

ぜひご覧ください(来年の夏のフィンランド旅行に向けて♡)

 

 

 

自然享受権について

この記事に目を通していただいている方にとってはお馴染みの情報かもしれません。

「自然享受権」とは、誰もが自由に自然を楽しむことを許されている、という権利

自然環境に危害を与えないことを前提に、森を歩き、ベリーやキノコなどを摘み、自転車でサイクリングをしたり、車を運転したり、数多くある湖で釣りをしたり、湖が凍ればスケートを楽しみ、雪が降ればスキーをすることだってできます。

現代でも多くの自然が身近にある国だからこそ、その自然の恩恵に誰もが平等に自由にアクセスし豊かに暮らせるように、法律という形でその自由を明確化する、というこの国の考え方がとても好きです。

そんな自然享受権のあるフィンランド。ではいったいどんな自然が身近にあるのか、みていきましょう。

これの記事を読めば、フィンランドの森をもっと楽しめるかもしれません^^

(ちなみに、自然享受権についての詳細はこちら↓)

北欧、フィンランドの「自然享受権」という権利の基では土地の所有権は誰であろう、誰でも大自然の森に入り大自然を楽しむことが許されます。そのコンセプトについて、そして自然…...続きを読む

 

まずは木。

フィンランドでよく見る木の種類は次の3つ:「マツ」「トウヒ」「白樺」

これらが約99%をも占めているのだそう!

マツはヨーロッパアカマツという種類で、赤茶色の幹がまっすぐ高く伸び、25メートル近くまで成長します。

トウヒはオウシュウトウヒという種類で、あのザ・クリスマスツリーの形をした木のこと。よくムーミンにも出てくるアレです。高さは50メートル近くまで成長し、長生きすることでも有名です。また、新芽にはビタミンが豊富で、フィンランドではシロップにしたり普通にサラダとしも食べることができます。

白樺はフィンランドの国木として認定されおり、真っ白な幹に黒の横じまが入ったとても美しい姿。葉っぱは小ぶりで丸めの雫型をしており、春はきみどりで秋にかけて黄色や赤に紅葉し、冬になると葉っぱを全て落とします。日本の北海道や長野でも見ることができます。

それぞれの木のさらに詳しい情報は↓

人口わずか550万人に対しフィンランドの国土面積は約日本の9割にも達しているので、フィンランドにいると土地の広さはとても感じやすいです。土地の80%を覆う広大な森です…...続きを読む

 

お花

フィンランドでよく見られるおはなといえば、「スイセン」「ヴオッコ「タンポポ」「スズラン」。

フィンランドのお花やその他草類たちも、背が低いのが特徴です。

3月終わり頃から黄色いスイセンが出回り始め、4月後半からちょっとずつ姿を見せるのが野生の青い「シニヴオッコ(Sinivuokko)」。

そして5月に入って暖かくなると、一気にタンポポと白いヴオッコ、そしてスズランが咲き乱れます。森の低いところを見ると、文字通り白や黄色の絨毯のようになります。

白樺の優しいきみどりと桜のピンク、いろんな色が溢れるなんとも美しい季節です。

最近では、5月の街の方では桜も多く見られるようになりました!

そしてお花見も毎年sの恒例行事になっています。

毎年の5月にヘルシンキ市内のRoihuvuori公園で行われるお花見大会はヘルシンキで日本文化イベントの中でも代表する一大イベントです。毎年数千人が集まり、お花見以外にも日本文…...続きを読む

 

ベリー

フィンランドの森と聞くと、やはりこれじゃないでしょうか?

フィンランドの森ではどこかしこにベリーがなります。

ブルーベリー(ビルベリー)、リンゴンベリー、カシス類を初め、ラズベリーや栄養たっぷりのちょっと珍しいベリーまで。

以下の記事にはフィンランドの森で取れるベリーについてまとめています。

秋にかけて最もフィンランドの人々をワクワクさせるアクティビティ「ベリー摘み」。広い森があるフィンランドではベリーが大量に採れるのです。今回はフィンランドでよく見かける…...続きを読む

 

夏になると、街中のマーケットやカフェでも、森のベリーでできた商品がずらりと並びます。

その色の鮮やかなこと!!

ぜひ夏のフィンランドにいらした際はベリー摘みをお忘れなく!!
(キートスショップのベリーつみ&タルト作り体験ツアーもぜひご活用ください^^)

せっかくフィンランドに旅行に来たのだから、首都ヘルシンキ以外も訪問したいという方におすすめのページです!ヘルシンキから行ける日帰りオプションツアーや、日帰りで訪れるこ…...続きを読む

 

きのこ

フィンランドの夏の終わり〜秋の3ヶ月くらいはキノコ狩りの季節!

今年2023年は雨が多い夏だったため、キノコが面白いほど生えています^^

キノコ狩りはフィンランドでの大きな秋イベントのひとつで、結構重要な?ポジションを占めています。

そんなキノコたちを、キノコ狩り大好きなキートスの店長ケンがまとめましたので、ぜひともご覧ください!!

広大な森を持つフィンランドには毎年の夏~秋(特に9月)には大量なキノコがあっちこっち出てきます。 森に限らず、時には町の公園、さらに自宅の庭にまでぽつんと出てきますよ…...続きを読む

 

野生動物

お次はフィンランドで見られる野生動物について。

自然豊かなフィンランドでは、首都ヘルシンキでさえ野生動物に出くわすことがあります。

ヘルシンキ周辺で見られるのは「リス」「うさぎ」「ハリネズミ」、そして稀に「キツネ」「シカ」「ヘラジカ/エルク/ムース」。

ヘラジカ?!と驚かれるかもしれませんが、本当です。しかも最近では天敵が少ないためにヘラジカの繁殖が進んでいるようで、夕方から明け方に森から野に出て食事をするのだとか。700キロにもなる巨体ですので、移動中道路に出てきて交通事故にあうと車の方が大破してしまうのだとか。。そのため、フィンランドでの車の保険には「動物と衝突した時」という項目が必須になってきます。

ヘルシンキで野生動物を見られる場所はMy Helsinkiの記事に載っています。

そのほかには、「トナカイ」「オオカミ」「ヒグマ」「サイマーワモンアザラシ」などなど、ほかにももっともっといるんですよ!

どれだけ自然が豊かなのかを感じられますね!

その他の野生動物についてのさらに詳しい情報はVisit Finlandの記事に載っています。

 

鳥も、フィンランドの森には欠かせません。

森に一足入ったら、背のたかーい木の上の方で、鳥たちがそれはそれは綺麗な声で鳴いているのを耳にすることでしょう。

以下の記事に、森や町でよく見る鳥たちをまとめておりますのでよければご覧ください!

中でも、クロウタドリは森の中でよく見かけます。人懐っこくて、ランチ休憩をしていると、そんなに寄ってきて大丈夫?!というくらい近くまで来ては、やっぱりびっくりして逃げていく。。そんな可愛らしい鳥もいます^^

北極圏で夏を過ごす渡り鳥はフィンランドで冬を過ごし、冬に南ヨーロッパで過ごす渡り鳥は夏にフィンランドを訪ねます。今回はその中でもフィンランドでよくみるよく出会う3種類…...続きを読む

 

そして、ヘルシンキで見ない日はないというくらい多い、カモメ。

実は4種類もいるんです!

フィンランドには多くの種類の鳥が生息し全体は450種類に上りますがその中で海辺などで一番よく会うのは「カモメ」です。フィンランドではカモメはピクニック中などに食べ物を…...続きを読む

 

フィンランドは多くの湖をもち、また海に面している部分も大きいことから、魚の種類も100種以上が確認されています。

その中でもよく目にするのが次の4種:「ヨーロピアンパーチ」「ローチ」「サーモン」「モトコクチマス

ヨーロピアンパーチは、ヨーロッパ全域で取れる白身魚で、淡水でも塩水でも生きることができます。フィンランドの国魚として指定されています。

ローチは、ヨーロッパ全域に生息する淡水魚。食用には不向きのため釣り大会の競技魚種とされることが多々。

サーモンは、言わずと知れたあのサーモンです。しかし、フィンランド産のサーモンはかなり北の方にいかにと見ることができません。ですので実は、ヘルシンキなどの南部で食べられているサーモンはほとんどが輸入品なんです!しかし、やはりノルウェーが近いので、フレッシュなものを食べられること間違いなしです^^

モトコクチマスは、北欧諸国の湖に生息する淡水魚。フィンランドでは屋台料理のムイックとしてよく食べられるお魚です。

さらに詳しい情報は↓

日本の国土面積の約9割という広さを持つフィンランドにはなんと18万個以上の湖があります。そして、フィンランドの国土面積の10%が水域なのです!フィンランドのバルト海沿…...続きを読む

 

湖と海

日本の9割近くの大きさがあるフィンランド、しかもその1割は湖!!

数にすると約18万個もの湖があるんです!

その中でも1番大きな湖は「サイマー湖(Saimaa)」。

ヘルシンキから東南方面に位置し、なんと最長194km。ヨーロッパでも4位の大きさを誇ります。

サイマーワモンアザラシがいる湖ですね^^

そして海は主に「バルト海」「フィンランド湾」「ボスニア湾」に面しており、隣国への交通手段にフェリーは欠かせない存在です。

 

最後に

いかがでしたか?

ヘルシンキ市内からもバズや電車でほんの少し足をのばぜば、そこにはもう「どっぷりと」浸れるほどの自然があるフィンランド。

そんな自然の魅力をたっぷりと味わった今年の夏。

一方で、冬はどんな感じなのか。今年の冬は冬の魅力も調査してまとめてみたいと思います^^

それでは!

 

 

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お薦めの北欧キッチンタオル

是非使う目的、場所に合わせて自分に合う一枚をお選びください。

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ショップコンセプト

1.フィンランド 北欧というと?

フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。

2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい

「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。

「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。

3.運営に「誠実」と「感謝」

「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop

4.キートスショップの名前

Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。

キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。

キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら