湖の国フィンランドにたくさん生息する4種類のお魚

公開日:2018年7月14日  更新日: 2020年03月21日 関連分類:

日本の国土面積の約9割という広さを持つフィンランドにはなんと18万個以上の湖があります。

そして、フィンランドの国土面積の10%が水域なのです!

 

大量な湖の中には様々な魚が生息しています。

フィンランドのバルト海沿岸を含めば、フィンランドで生息するお魚の種類は100種類以上に上ります。

 

今回はフィンランドの湖や川でよく見つかるお魚4種類をご紹介します。

 

ヨーロピアンパーチ(European perch)

 

 

フィンランドの沿岸や湖でよく見つかるお魚であるヨーロピアンパーチです。

体長は一般的に20センチほどですが、記録上60センチまで成長した個体もあります。

 

ヨーロピアンパーチの体は薄い緑で、薄い赤色のひれを持ち、体にある5~8本縦の黒い縞が特徴的で認識しやすいです。

 

ヨーロッパ全体からシベリア各地まで生息し、塩水でも淡水でも生きられるお魚です。

 

食用としても人気の高い白身魚です。

ただ、市場であまり流通されず、釣り人が自分で獲って自分で食べることが多いようです。

 

ちなみに、ヨーロピアンパーチはフィンランドの国のお魚でもあります。

参考記事:フィンランドを代表する国獣、国花、国鳥、国魚は知っていますか?

 

 

ローチ(Common roach)

 

写真出典:Wikipedia

 

もう一つフィンランドの湖でよく釣れるお魚はローチです。

ローチは体長約20センチほどの小さい魚で、体が銀色で、ヒレが赤く、赤い目が特徴的です。

 

ローチはよく釣り大会で競技魚種として指定されるし、食べれるが、体形が小さく骨が多いですので、食用魚として人気があまり高くありません。

 

地中海エリアを除くヨーロッパのほとんどのエリアの淡水水域で生息しています。

ローチはコイ科に属し、鯉の親戚とも言えますね。

 

サーモン(Salmon)

 

 

食用のサーモンで世界有名なのはノルウェーと言えば、野生のサーモンで世界有名なのはフィンランドと言っても過言ではないかもしれません。

 

湖ではありませんが、フィンランド北部の4本の川は世界有数の野生サーモンの生息地です。

 

北極海へ流れ込み、ノルウェーとフィンランドの国境を流れるテノ川からの大西洋サーモンの捕獲量が世界のどの川よりも多いそうです。

量だけではなく、テノ川ではサーモンの大きさも有名で、15キロ以上のサーモンもよく釣れるそうです。

 

バルト海へ流れ込み、スウェーデンとフィンランドの国境を流れるトルニオンヨキ川ヨーロッパ最大の野生サーモンの川です。この川で獲れたサーモンの平均重量は6~8キロに達します。

2008年にバルト海でドリフト網の使用を禁止してからサーモンの数も平均重量も上がってきています。

 

ただし、これらの野生サーモンを見るには北の果てまで行かないといけません。

フィンランドの市場やスーパーで見かけるサーモンのほとんどは輸入品です。

 

 

 

モトコクチマス(Vendace)

 

写真出典:Maretarium

 

フィンランドの湖に多く生息する白身淡水魚のモトコクチマスは小型魚で、体長は大体20センチかそれ以下です。

 

体は細長く、背中が黒く、お腹が白く、体が黒から白へ色が徐々に変わっているのがわかります。

下あごが上あごよりも長いのが特徴です。

 

モトコクチマスは主に北欧のフィンランド、スウェーデン、ノルウェーとロシア、エストニアの湖で生息しています。

 

揚げたモトコクチマスにホワイトクリームをかけてマッシュポテトを添える料理がフィンランドの国民食でもあり、フィンランド料理レストランや露天市場屋台には必ず見つけることができます。

イギリスのフィッシュチップスにちなんで、フィンランドのフィッシュチップスとも言われます。

 

 

いかがでしょうか。

もしフィンランドの海辺や湖で釣りする機会があれば是非釣ったお魚がどのようなお魚なのかを識別してみてくださいね。

 

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