フィンランドにいる野生動物4種類をご紹介!超かわいいその動物も!

公開日:2018年7月13日  更新日: 2019年11月30日 関連分類:

気候厳寒のフィンランドにある動物はとても種類豊富とはあまり言えませんが、いくつか日本ではなかなか見れない種類の動物がいます。

 

大型哺乳類から小さくてかわいい動物もありますので、是非確認してみてくださいね。

 

ユーラシアヒグマ(Eurasian brown bear)

 

 

ユーラシアヒグマ(Eurasian Brown Bear)はヒグマの一種であり、日本で生息するヒグマと同じ種か、兄弟種です。

ヨーロッパ各地にもヒグマが生息していましたが、多くの国で人間の森林開発や乱獲によって絶滅し、現在は主に北欧、東欧とロシアで生息いています。

 

フィンランドには約1500頭のユーラシアヒグマが生息していますが、ヒグマは基本的に人間を恐れているので、遭遇することはめったにありません。

 

ユーラシアヒグマのオスは平均的に250~300キロまで、メスは150~250キロまで成長し、体長約2.5メートルです。

 

ユーラシアヒグマは同時にフィンランドの国の獣であり、象徴でもあります。

参考記事:フィンランドを代表する国獣、国花、国鳥、国魚は知っていますか?

 

 

トナカイ(Reindeer)

 

 

サンタクロースの橇を引く動物として名高いトナカイですが、フィンランドの大地を含め、北欧、シベリア、北米に渡って広く生息しています。

 

トナカイはスカンジナビア半島からシベリアの広大な地域において古くから家畜として飼育されてきました。

乳用、食肉用、毛皮用などに加え、雪面でも移動できるので、橇を引く荷役にも使用されていました。

 

体長は約1~2メートル、体重60~300キロとなります。

 

とても面白いことは、トナカイはシカ科の中で唯一オスもメスも角がある種類です。

オスは繁殖期の抗争のために角を春に生え、秋から冬に抜け落ちます。

メスは冬季に地面から子供の餌を掘り出すための角を冬に生え、春から夏に抜け落ちます。

 

フィンランドでは主に北部のラップランドにて生息し、フィンランドにもトナカイ農場があります。

 

ヨーロッパハリネズミ(European Hedgehog)

 

 

日本ではなかなか見ることのできない針鼠ですが、フィンランド、特にヘルシンキでは良く見かけます

昔あるヘルシンキ大学で勉強する生物学科の学生はヘルシンキエリアに生息する針鼠の数を調査したことがあり、ヘルシンキ首都圏エリアだけで数千匹いるそうです。

 

針鼠はうまくヘルシンキ都会環境に適応した生物の一つです。

針鼠は通常低い灌木の下に身を隠れていますが、ヘルシンキでは様々な建築物や人工物の陰に隠れています。

例えば、遊園地のメリーゴーランドの下です。

彼らは基本的に昆虫やミミズを食べますが、たまには人間の捨てた食べ物を食べます。例えば、半分残ったホットドッグです。

 

ヨーロッパハリネズミは強い環境適応能力によって西ヨーロッパ、中央ヨーロッパと北欧まで広い範囲で生息しています。

 

フィンランドを代表する生物ではありませんが、ヘルシンキに来られたら是非地面や緑地にも注目してみてください。

 

 

※ヘルシンキ市内で実際に撮影した針鼠です。

 

サイマーワモンアザラシ(Saimaa Ringed Seal)

 

 

サイマーワモンアザラシはフィンランドのサイマー湖でしか生息していないフィンランド原生のアザラシで、世界でも数少ない淡水アザラシです。

サイマーワモンアザラシの特徴も名前の通りに「サイマー湖」で生息する「輪の模様(ワモン)」をしたアザラシです。

 

なぜ淡水湖のサイマー湖にアザラシがいるかというと、氷河期に遡ります。

氷河期の末期にフィンランドを覆う大量な氷が融け、サイマー湖が形成され、陸地がまだ上昇していないときに現在のサイマー湖は海と繋がっていました。

アザラシはその時(9500年前)にサイマー湖に住み着いたと考えられます。

 

その後、陸地が上昇し、サイマー湖は海から分断され、住み着いたアザラシも9500年の間に淡水に慣れ、独自の生態も発展しました。

 

サイマーワモンアザラシへの保護は1955年から始まり、1980年代に生息するサイマーワモンアザラシの数は約100~150頭ほどでした。

人間による様々な保護措置によって現在は300頭を超えるまで増えてきました。

子供の死亡率が高く、数量の増加がとても遅いようです。

 

ちなみに、サイマーワモンアザラシは昔のフィンランド貨幣の5マルッカのシンボルに使われていました。

 

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