セントヨハネス教会 知られざるヘルシンキのランドマーク

公開日:2018年10月1日  更新日: 2022年11月07日 関連分類:

セントヨハネス教会ヘルシンキのランドマーク

セントヨハネス教会:二つの尖塔がヘルシンキのランドマーク

 

ヘルシンキのシンボルと言えば「ヘルシンキ大聖堂」が思い浮かび、有名な場所と言えば「石の教会」「カンッピ静粛の礼拝堂」などが名高いです。

しかし、ヘルシンキ市の代表写真によく登場するものの、その名がほとんど知られていない場所・建物があり、その一つが今回ご紹介したい「セントヨハネス教会」です。

 

 

セントヨハネス教会は英語で「St. John’s Church」、フィンランド語で「Johanneksenkirkko」と呼ばれ、ヘルシンキ旧市街区南側の高所(もしくは一望できる場所)で写真を撮ると必ず写真に入るヘルシンキのランドマークです。

 

 

それでは、セントヨハネス教会を詳しく紹介していきます。

 

 

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ヘルシンキのランドマークであるヘルシンキのセントヨハネス教会

セントヨハネス教会はヘルシンキ市南側に位置し、1888年~1891年に3年間かけて建設されたフィンランド3個目のエヴァンゲリオンルーテル派教会で、120年以上の歴史があります。

 

 

※フィンランドの国教はキリストエヴァンゲリオンルーテル教会とロシア正教教会です。フィンランドの宗教について、下記の記事にてより詳しくご説明しています。宜しければ是非ご参考ください。

参考記事:フィンランドの宗教:人口7割がキリスト教で、年々減少している 5分でわかるフィンランド

 

 

セントヨハネス教会のシンボルである青緑のツインタワー高さ74メートル、教会内部は最大2600人を収容でき、収容人数ではフィンランド最大規模の石造教会となります。

 

 

ちなみに、セントヨハネス教会のことを調べて行ったら、なんと驚くことに世界中ではイギリスとアメリカを中心に「セントヨハネス教会」という名前の教会が200個以上存在しているのです!

 

 

セントヨハネス教会の建設は元々存在していた二つの教会「オールド教会」と「セントニコラス教会」(ヘルシンキ大聖堂)の容量が市民の需要に満たせなくなってきたことで新たに建設されたのです。(ヘルシンキ市の人口がどんどん増えていたので)

 

建設地が丘にあり、その丘ですでに数世紀に渡って毎年の夏至にたき火を行われていた場所だったことでセントヨハネスと名付けられました。

 

※フィンランドの夏至は「ヨハンヌス」と呼ばれ、本来は夏至を祝う日ではなく、キリスト教関連で「セントヨハネス」を記念する日(John’s Day)だったことで、ヨハンヌス(Juhannus)と呼ばれることになり、その後夏至の代表名称にもなりました。

参考記事:夏至祭 ~フィンランド最大の夏祭りの秘密を探ろう~

 

 

 

 

セントヨハネス教会の見どころ

大聖堂スタイルで建設されたセントヨハネス教会はヘルシンキ市南側エリアの中心にあります。

 

 

教会はネオ・ゴシック建築様式とされ、外壁は花崗岩とレンガを中心に使用され、とても重みのある雰囲気が感じられます。

 

 

建築家はスウェーデン・ストックホルム出身のAdolf Emil Melanderであり、多くの装飾品、窓材料はスウェーデンからの輸入品を使用しています。

 

教会にある鐘は建設完了後にかなり遅れた1932年に北の塔に設置され、電子制御されています。

 

 

教会の中にあるもしくは飾られている様々な織物時代の変化に伴って様々な儀式で使用された織物の様式もしくは色使いの変化を示しています。

織物にある模様は主にキリスト教でよく使われるシンボルで、羊、ハト、トウモロコシ、グレープ、クローバーなどが見られます。

 

また、フィンランド人がセントヨハネス教会に親近感を覚えたのはドラマ「Kotikatu」(家の道)にこの教会がよく登場したからだそうです。

 

 

Wikipediaより引用。

 

 

セントヨハネス教会の開館時間とアクセス

ヘルシンキ中央駅からは徒歩16分程度の距離で、少し距離はあるが歩いてもそれほど遠くないです。

トラム10番に乗れば3駅、乗車時間6分程度で「Johanneksenkirkko」下車すれば目の前にあります。

 

  • 開館時間:月~金10:00~15:00。週末はイベントや儀式があるときに開館。
  • 住所:Korkeavuorenkatu 12, 00120 Helsinki
  • 公式ウェブサイトはこちら
  • 地図

 

 

 

ちなみに、セントヨハネス教会の近くには他の観光スポットやカフェもありますので、合わせてチェックしてみてくださいね。

 

デザイン博物館はセントヨハネス教会のすぐ前にあります。デザイン博物館の建物自体はムーミン原作者トーベヤンソンが通った小学校だったのです。ご存知でしょうか?

参考記事:ヘルシンキ デザイン博物館(Design Museum) 生きるデザインを知ろう!

 

レストランSea Horseはフィンランド料理の老舗です。ヘルシンキ市内では有名なレストランなので、是非試してみませんか?

参考記事:ヘルシンキのお薦めレストランRestaurant Sea Horse

 

歩き疲れたらアメリカ風のBrooklyn Cafeで少し休みませんか?

参考記事:ヘルシンキお薦めカフェ:「ニューヨーク風」Brooklyn Café

 

 

公衆サウナロユリュの屋上から見るヘルシンキ市南部の風景

公衆サウナロユリュの屋上から見るヘルシンキ市南部の風景

 

参考:Wikipedia St. John’s Church

参考:My Helsinki

 

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フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。

2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい

「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。

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Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。

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