ヘルシンキのお薦め観光スポット:「丘の頂上」のカッリオ教会(Kallion Kirkko)

公開日:2017年10月12日  更新日: 2019年12月12日 関連分類:

ヘルシンキ並びにフィンランド全土はラップランド北部を除けば地形はどこでも似ています。

 

全体的に平らです。が、平野でもなく、高低差の少ない丘と谷があっちこっちにある感じです。

 

ヘルシンキ中央部も同じ感じでカンッピエリアは少し高めでヘルシンキ中央駅周辺はちょっと低めと言った感じです。

 

その中で、ヘルシンキ市中心街近辺で最も高い丘はカッリオエリアにあり、その頂点に立つのがこのカッリオ教会(Kallion Kirkko)です。

 

 

見学者レビュー

ガイドブックに載せられていないスポットということもあり、情報が少ない場所なので、実際に見学した方々のコメントをトリップアドバイザーからいくつか引用させて頂きます。

 

「地下鉄ハカニエミ駅で降りて周囲を見渡したら、坂の上にこの教会が見えました。あまりに巨大なので興味が湧き、近くまで行ってみることに。実際近くまで行ってみると、遠くから見た印象を超える巨大さ。写真を撮ろうとしたらフレームからはみ出たので、かなり後ろに下がりました。早朝だったせいか周辺に通行人は少なく、観光客の姿もありませんでしたが、教会には地元の人がぽつぽつと入っていっていました。」(by suzusuさん)

 

「現地の方に連れて行って貰いました。大学でアートを専攻している人が是非行って欲しいと望まれました。丘からの眺めも含め素晴らしい教会でした。」(by アンジェラかげさん)

 

 

沿革

フィンランド独立前の1908~1912年間に建設されたカッリオ教会はヘルシンキのカッリオエリアの教会で、当時はヘルシンキ市街の最北端に位置しています。

 

国家ロマンスタイルの建築様式を持つカッリオ教会は質感も質量も兼ね持つ灰色花崗岩によって建てられました。

 

 

高さ65メートルを持ち、ヘルシンキ市中心エリアで最も高い海抜29メートルの丘の頂上にあるため、最高点が94メートルもあるのでヘルシンキの最も高い建築物の一つです。

 

その高さが活用され、二次大戦時に対空防衛点が設置されたり、戦後は1970年代まで地形計測にも利用されたりしていました。天気がいい時80キロ南のエストニアまで見えるそうです。

 

1100席を持つカッリオ教会は現在宗教活動はもちろん、音楽演奏会の会場としても利用され、地元の人々の良く通う場所の一つです。

 

 

詳細

カッリオエリアはハカニエミエリアと隣接しているため、地下鉄でハカニエミ駅で降りれば歩いて行けます。

 

ハカニエミ駅はヘルシンキ中央駅から地下鉄で2駅ほど離れている場所です。中央駅から徒歩でも約20分ほどで着きます。

 

高さ30メートルの丘を登りたくなければ、ヘルシンキ中央駅から3番もしくは9番のPasila行きのトラムに乗れば教会のすぐ横にあるトラム駅「Karhupuisto」まで行けます。(Karhupuistoはフィンランド語で熊の公園という意味です)

 

 

  • 開館時間:月~金7:00~21:00、土日9:00~19:00
  • 住所:Itäinen Papinkatu 2, 00530 Helsinki
  • 地図

 

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