フィンランドはどんな国ですか?いい国ですか?

公開日:2019年5月11日  更新日: 2019年05月09日 関連分類:  

 

フィンランド在住約5年(8月から6年目に突入!)の筆者は多くの人からフィンランドのことを尋ねられたことがあります。

※5年のうち、2年間はユヴァスキュラ、3年間はヘルシンキ

 

それは日本からフィンランドに移住して間もなくの方々であったり、日本からフィンランドに観光しに来られた方々であったり、フィンランドに興味ある方々であったりします。

 

 

よく聞かれるのは、「フィンランドはどんな国ですか?」「フィンランドは暮らしやすい国ですか?」「フィンランドでの生活はどうですか?」などです。

 

「いい国ですよ」「暮らしやすいですよ」とお答えするのは簡単ですが、その理由を答えるのは一般的に難しいかもしれません。

 

 

筆者にとって、その一番の理由は「自由な社会」です。

 

 

 

 

自由に生きるフィンランド社会

日本の社会から見ると、恐らく想像もつかないほど、フィンランドの社会は自由です。

 

特に「人生においてどの道をお選び、どのような決定を下す」に関することがそうです。

 

 

日本、特に都会がそうですが、「収入」「肩書き」「社会的なステータス」「学歴」などは社会で重視され、注目されます。

そのため、人生の交差点に立つときに多くの人々はこのような社会的な価値観から影響を受けて道を選びます。

 

 

しかし、フィンランドでは、このような社会的な価値観が薄いのです。

※その理由を次の段落で説明させて頂きます。

 

 

年収も重要ですが、やりたいことをやっているかどうか?

肩書きは本当にそんなに重要なのか?

楽しく生活しているか?

充実した日々を過ごしているのか?

 

こういった質問はフィンランド人が人生の交差点に立つときにより深く考えられている気がします。

 

 

もちろん、安定した生活を送るには安定且つ十分な収入は不可欠ですし、肩書きや社会的なステータスは意味がないとは言えません。

となると、なぜフィンランドではこういったものをそれほど重要だと思っていないでしょうか?

 

 

 

 

充実した社会福祉システムが社会的な自由を後押しする

フィンランドの充実した社会福祉システムが一つとても重要な理由だと考えます。

 

学校教育完全無料」「低所得者に住宅補助金」「児童手当は17歳まで」「失業手当」「起業補助金」などフィンランドの社会福祉システムから多くの経済援助を得ることができます。

 

「日本にも様々な補助金があるんじゃないか?」と思う方もいると思います。

 

例を挙げてみます。

「住宅補助金」を見ると、日本には一般的にないです。

生活保護が必要なレベルにならないと恐らく住宅補助をもらうのは難しいでしょう。

 

しかし、フィンランドでは月給約15万未満であればもらうことができます

つまり、「貧困」までならなくてももらうことができるのです。

 

 

では、「起業助成金」はどうでしょう?

筆者の日本人友人は日本で起業され、2014年に起業助成金の申し込み作業を一緒にやりました。

全滅でした。

 

もちろん、事業の内容や助成金の審査基準はケースバイケースなので何とも言えませんが。

 

 

筆者がフィンランドに移り、外国人として僅か1年しか住んでいないですが、フィンランドの起業助成金に申し込んだら一発で下りました。

金額は大きくなく、6ヶ月間の生活費や食費として使う50万円程度ですが、フィンランドに来て間もなくの外国人の筆者にもくれたのです。

しかも、その後の延長申請でさらに50万円を頂きました。

 

 

フィンランドでは社会福祉の後押しがあるからこそ、リスクに恐れずやりたいことをチャレンジしていくことがよりやりやすくなると筆者は感じます。

 

失敗しても貧困にならずに生活していけるからです。

 

 

もし筆者が日本で生活していたら、「転職して失敗したらどうしよう」「起業して失敗したら餓死しないかな」「新しいことにチャレンジするのは聞こえがいいが、ダメになったら人からどう見られるだろう」などを心配するだけで動けなくなっているのかもしれません。

 

それだけフィンランドの社会福祉システムが国民の人生と選択の自由を支えているのです。

 

 

 

 

社会を真ん中に寄せるフィンランドの税金、社会福祉制度

フィンランドの社会福祉制度は充実。

その同時に税金も高いです。

 

特に住民税は日本の2倍、消費税は24%で今の日本の3倍。

 

 

つまり、所得が高ければ高いほど、高い税金が取られるのです。

同じお金持ちでも日本より高い税金を払わないといけません。

お金のない人は税金が僅かのわりに社会福祉でお金がもらえます。

 

その結果、フィンランドにはお金持ちも貧困な人も少なく、人々は真ん中よりになります。

 

 

そうなんです。

 

この国にはエリートが要らないです。

その同時に落ちこぼれもなくそうとしています。

 

 

社会全体が「堅実」にやっていければいいということです。

 

 

そのため、世界トップを目指す人はフィンランドではなく、アメリカや中国に行ったほうがいいでしょう。

フィンランドには「堅実に自由に生きたい人」に適していると思います。

 

 

 

 

フィンランド生活に問題点もある

もちろん、完璧な国は存在していません。

 

 

フィンランドでの生活の一番の問題点は冬です。

寒くて暗い冬です。

 

「暗い」というのは経験していないと想像がつかないと思います。

冬の日照時間が短くて9時半~15時くらいしかないです。

 

もう一つは「光の強さが弱い」です。

僅か5時間ちょっとしかない日照時間なのに、とても曇りやすく、明るさは「雨雲」程度しかありません。

こんな日々が11月~3月と続くのです。

 

 

※この写真は夕日だと思うでしょう?昼12時もこんな感じです!

 

 

もう一つは「言葉」です。

 

首都ヘルシンキであれば、多くのフィンランド人は英語が話せます。

しかし、標示、表記は基本的にフィンランド語(たまにスウェーデン語も)しかありません。

 

フィンランド社会に溶け込む(いい友達ができるように)ためにもフィンランド語が必要になってきます。

 

 

フィンランド語は語系が英語と全く異なるため、習得するにはラテン語系のドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語などよりも非常に長い時間を要します。

フィンランドに住んでいる多くの外国人にとってフィンランド語は常に一つ大きな壁として存在しています。

 

 

 

 

フィンランドは素晴らしい国だが、完璧ではない

いかがでしょうか。

とても自由に生きていけるフィンランド。

とても楽しく生きていけるフィンランド。

 

冬がつらいフィンランド。

言葉がちんぷんかんぷんなフィンランド。

 

この記事に通じて、フィンランドのことをより理解頂ければ嬉しいです。

 

 

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