2020年2月26日の夕方、まさかのフィンランドで二人目のコロナウイルス感染者が出てしまいました。
しかも、感染者はフィンランド人女性。
彼女は飛行機でイタリア北部から帰ってきて3日後にコロナウイルス感染検査の陽性とされました。
日本でもニュースでイタリアで感染者が増えていると報道されていましたね。
そう、彼女はメディアで「イタリアで感染者が〜」と騒がれている真っ只中、旅行でイタリアに行っていたのです。
もちろん、飛行機を交通手段として使っていたので、もしかすると他の方にもうつっている可能性はゼロとは言い切れません。
もし、フィンランド国内でも感染者が増え、パンデミックとなった場合どう対処どう対処していくのか?
また、どのような計画が立てられているのか?
フィンランド社会福祉省の最高医療責任者であるサリ・エクホルム氏(Sari Ekholm)と緊急事態時の責任者であるペッカ・トゥロカス氏(Pekka Tulokas)からの回答の記事がありましたのでお伝えします。
新型コロナウイルスがフィンランドで広がり始めたら?
フィンランドには、効果的な伝染病法があり、計画が立てられています。
もしもの場合に必要になってくるものなどの準備が既に検討されており、更には追加の準備もできています。
他の多くの国と比較して、フィンランドの準備は良好とのこと。
それらの「もの」というと具体的にはどのようなものなのか?
主に、医療・看護スタッフに必要な機器で、効果的に運営する能力に重点をおいています。
例えば、呼吸器やバイザー、防護服など個人用保護具。
新型コロナウイルスのワクチンや薬は現在まだ世に存在しませんが、感染による病状や後遺症は治療ができます。
より重度のコロナウイルスを持つ患者は肺炎を発症しますが、ウイルス性肺疾患に加えて細菌感染症を発症した場合、これには抗生物質があります。
義務的な薬物保管システムがあるので、ヘルケアユニット、病院地区、セキュリーティセンターにも常に在庫がある状態とのことです。
新型コロナウイルス感染者が出た場合の看護室・隔離室はどれくらい用意されているのか?
現在、正確な数字で答える事はできないとのこと。
しかしながら、特別に隔離できる病院フロア、設備、場所がフィンランドの病院にはあります。
もし、状況に応じて、今よりも更に必要があれば追加していくこともできます。
新型コロナウイルス感染症は誰が決定するのか?学校などはどうなる?
感染症法によると、それらは主に自治体の管轄になります。
まず、いち個人の感染症患者が発見された場合、伝染病専門医はその人を隔離、そして隔離するように命じます。
もし、感染がより広範囲の規模になった場合、決定は市町村の感染症管理機関によって下され、更に広範囲の隔離が必要な場合は地域管理局が決定を下します。
更に、フィンランドの法では学校や幼稚園を閉鎖したり、公共のイベントを禁止したりするなど、ウイルス感染・伝染の広がりをより早く防ぐため、必要な制限を許可しています。
海外からのフィンランド入国、海外への出国が制限されるような事はあるのか?
これまでのところ、フィンランドはWHOのガイドラインに従っています。
新型コロナウイルスが流行している地域から去る人々を選別する方がより効果的だとし、
入国管理においての厳重な旅行規制は今のところ非効率的だと欧州疾病予防管理センター(略称ECDC)は推定しています。
現在時点では入国・出国の制限は国から指示は全く出ていません。
(2020年2月27日現在)
フィンランド航空ではすでに中国本土へのフライトをキャンセルし、3月28日まで香港へのフライトを減らしました。
フィンランド在住者から見た日本人のコロナウイルスに対する危機感
現在フィンランドでは、2月末に二人目の感染者が出たということでザワついてはいますが、
対処が早かったことで日本ほどの感染者数ではありません。
日本ではコロナウイルス感染者や死者も出ているため、とても敏感になっていますね。
どこを見ても街中マスクをしている人たちだらけ。
しかし、実際、空港では沢山の人々が、そして色々な国の方が行き来する場所にもかかわらず、普段と何変らぬ様子で運営されているようです。
そして、マスクはしていても、手に触れるものへの警戒心は皆無。
例えば、電車のつり革やエスカレーターの手すりなど、多くの人が触れる箇所は素手で触っていることに矛盾を感じます。
100%の予防まではできませんが、マスクも感染予防のアイテム。
しかし、接触感染への関心はかなり薄い模様。
出来るだけ外出先、手で触れる事は避け、できれば手袋をしておいた方が良いでしょう。
普段、日常において当たり前になってくると気付きにくいこともあります。
状況的に無理な場合もありますから、あまりストレスにならない範囲で警戒しておくことも大切ですね。
フィンランドの新型コロナウイルス 過去記事
- 新型コロナウィルス・海外旅行フィンランドの状況
- ついにフィンランドでも新型コロナウィルス感染者を確認・海外旅行
- フィンランド初且つ唯一の新型コロナウィルス感染者は回復し、退院した
- フィンランドの首都ヘルシンキで二人目の新型コロナウイルス感染者が!
- 新型コロナウイルス世界の広がりと影響・フィンランド海外旅行どうする?!
フィンランドの新型コロナウイルス その他 関連記事
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情報・引用:Ilta-Sanomat -5 vastausta: Mitä Suomessa pystytään tekemään, jos koronavirus leviää myös täällä?
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ショップコンセプト
1.フィンランド 北欧というと?
フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。
2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい
「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。
「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。
3.運営に「誠実」と「感謝」
「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop
4.キートスショップの名前
「Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。
キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。
キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら)