ヘルシンキの小学校でコロナウイルス感染者・注意すべき事とは

公開日:2020年3月3日  関連分類:

 

2020年3月に入り、フィンランドでは3つの新型コロナウイルス感染が確認されており、現在6つの症例があります。

 

一人目の感染者はフィンランド北部にて中国人女性が、そして2月下旬にはフィンランド女性が新型コロナウイルス感染者として世間を揺るがせました。

 

 

参考:ついにフィンランドでも初・新型コロナウィルス感染者を確認・海外旅行

参考:フィンランドの首都ヘルシンキで二人目の新型コロナウイルス感染者が!

 

 

その二人目の感染者が発見され、ヨーロッパではイタリアで感染者が相次いていると報道が出ている中で、早くも次の感染者がまたもや2件、ヘルシンキで見つかり、首都近郊に住む国民にショックを与えました。

 

 

 

 

小学校の4つのクラスとサッカーチームの合計130人が検疫所へ

今回の件では、子供と定年の男性に感染が見られました。

 

 

子供は感染が発覚するまで小学校に通っており、更には地元のサッカーチームと合計130人との接触があったと推定。

 

直ちにそれぞれ連絡が取られ、隔離されたとのことで、感染が確認された子供は症状が軽いとのことです。

 

 

二人目の感染者からコロナウイルスがうつった女性

もう一人の感染者は、フィンランド国内で二人目の感染者(フィンランド人女性)から感染してしまった方。

 

 

先週2月末にイタリア旅行ミラノからフィンランドに帰ってきた女性が新型コロナウイルスに感染していましたが、この女性と接触した2人のうちの一人です。

フィンランドの首都ヘルシンキで二人目の新型コロナウイルス感染者が!

 

 

 

今回、その感染した男性は15人との接触が明らかになっており、現在ではそれら全ての人が隔離さているとのことで、他に感染を広げてしまった可能性はかなり低い模様です。

 

 

 

 

感染してからの死亡リスクは年齢によって何%?

中国の研究によると、70歳以上のコロナウイルス感染患者の死亡率は劇的に上昇しているとのこと。

 

 

どれくらいの確率なのか数値で見てみると、、、

 

70歳以上の患者の8%が、そして80歳以上の患者では15%が死亡されたとデータで報告されています。

 

50歳以上の患者の場合は1.3%となっており、40代ではその1/3の確率です。

 

 

新型コロナウイルスによる死亡のリスクが最も低いのは10〜40歳の患者であり、全体で0.2%の死亡率となっています。

 

 

*現時点で10歳未満の子供はまだ1%未満しか感染していない為、この研究では、10歳未満の子供が死亡する可能性を含めていません。

 

 

また、持ち病があるかどうかでも確率は変わってきます。

 

 

高齢の患者は他に基礎疾患を抱えている可能性が高く、平均して、既に健康上問題がある人の約7%がウイルス関連の病気で死亡したのに対し、元々健康である場合の死亡率は1%未満でした。

 

 

 

 

予防に備える。手洗いは少なくとも石鹸で20秒

新型コロナウイルスの薬はありません。

と、いうことは少しでも予防に気を配るしかないということ。

 

 

フィンランドでは国民に、まずは手洗いをするよう呼びかけています。

 

 

外出先から家に帰った時、食事の前などは少なくとも最低、20秒間はせっけんで手を洗うことが基本です。

 

 

その他、もしも感染の疑いがあれば最低14日間は自宅待機、もしくは病棟で隔離となります。

 

自宅だった場合、14日間は過ごせる食糧が必要になってきます。

 

 

こちらフィンランドでは、

例えば、ナッキレイパ(näkkileipä)と言われるフィンランドの固い日持ちするパンやナッツ類、ドライフルーツや缶詰のスープなど、、、と言われています。

 

 

そして、痛み止めや解熱剤などの薬も在庫を確認しておくことが大切だとされています。

 

 

生活空間の衛生面においては、

この新型コロナウイルスの正確な情報が現在ない為、テーブルやドアノブなどウイルスがどれくらいの期間生き伸びるのかは未だ不明です。

 

 

コロンビア大学教授ステファン・モーゼ氏(Stephen Morse)によると、多くの普通の家庭にあるようなものでウイルスを殺すことができるとのこと。

 

 

もし、家庭や近所でウイルスが広がり始めた場合は、特にキッチンやトイレを定期的に、しかも1日数回、除菌も含めた掃除を行うことが勧められています。

 

 

どこまで気を使わなければならないのか、それは地域にもよりますし状況にもよります。

できる限り予防を心がけて無理のない日常を送りたいですね。

 

 

新型コロナウイルス 関連記事

 

 

情報・引用:Ilta-lehti -Miten varautua koronavirukseen kotona – Seuraa tilannetta, siivoa ja harkitse lääkkeiden varastointia

情報・引用:Ilta-Sanomat -Koronavirusneuvontapuhelin on nyt auki – 130 lasta ja aikuista karanteenissa Suomessa, maailmalla kuolleiden määrä kasvaa

 

関連記事

  フィンランドではマイナンバーを中心に電子化社会がどんどん進んでいます。 今回は人に会わず家を出ずに処方箋と処方薬を入手したフィンランドの事例をご紹介します。 &nb…...続きを読む
  フィンランドに住んで4年半、2年間のユヴァスキュラと2年半のヘルシンキですが、既にヘルシンキで2回も緊急怪我や病気対応の経験があります。   1回目は旅行で…...続きを読む
風邪を引いた筆者は自分がただの風邪だと信じたい。しかし、コロナウィルスを他人に移したらどうしようという心配の元でフィンランドのヘルシンキでコロナウィルス検査を受けまし…...続きを読む
フィンランドの電子化サービスはどんどん進んでいます。今回は医療情報システムについてご紹介します。電子処方箋をバーコード読み取りで情報にアクセスでき、更新や延長もネット…...続きを読む
フィンランド・ヘルシンキでコロナウィルスワクチン接種は予約から接種完了までわずか2日間!なんでこんなことができるの?
新型コロナウイルス感染者・世界の分布図
新型コロナウイルスの状況を表にして分かりやすくしました。海外旅行は?空港は?フィンエアーは?世界ではどうのような状況でどのような対策が行われているのかピックアップして…...続きを読む

お薦めの北欧スポンジワイプ

是非水回り、テーブル拭きなどにご活用頂きたいです。


ショップコンセプト

1.フィンランド 北欧というと?

フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。

2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい

「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。

「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。

3.運営に「誠実」と「感謝」

「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop

4.キートスショップの名前

Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。

キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。

キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら