スナフキンが子供たちを劇場に連れて行く途中に、子供たちから何とスナフキンにプレゼントがありました!
子供たちみんなが頑張って刺繍した煙草入れでした。(ちなみに、それはフィリフヨンカの古い帽子の一つだったのです。そして、リトルミイのアイディアでした)
スナフキンは喜んで子供たちに一人一人に握手して礼を言いました。
※絵は原作書籍より撮影して引用:『ムーミン谷の夏まつり』講談社、トーベ・ヤンソン/作・絵、下村隆一/訳、1990年発行
開演!!
ボートが舞台の前に滑り込み、入場料を豆で払うと、幕が開けました。
岩山の風景が目に入り、舞台の右にミムラ姉さんが座っていました。
リトルミイが「あれが私の姉さんだよ」と言ってスナフキンがお互いに何らかの関係で繋がっていると感じました。
芝居が始まりました。
ムーミンパパがミムラ姉さんに怒ったり、ムーミンママが出てきたり、ライオンがミムラ姉さんを追いかけたりしていました。
リトルミイはライオンがお姉さんを追いかけているのを見て舞台に上ってライオンの後ろ脚を噛みつきました。
ミムラ姉さんがリトルミイに気づくとリトルミイの鼻にキスしました。
再会!!
最初は芝居でしたが、みんなの再会で芝居でなくなり、普通にコーヒーを入れようとしていました。
スナフキンが子供たちを舞台へ抱き上げ、ムーミンママにお世話を頼んでいました。
観客はちっともおかしく感じず、逆に芝居がうまくなったと思いました。
ムーミンパパは大成功を喜んで顔を輝かせていました。ミーサはミーサで仕上げの練習の時とそっくりに、幸せでした。
突然、ムーミンママがブダイの真ん中で足を止めたと思うと、コーヒー茶碗を床へ落として呟きました。
「あの子が、来るわ!」
「ママ!パパ!僕、帰ってきたよ!」とムーミンが叫びました。
危機と感動
その声に気づいた牢屋見張りのヘムルはムーミンを捕まえようとしました。
とその時、スナフキンはヘムルに向かって「立て札を引き抜いたのは私だ」と言い出しました。
ヘムルはスナフキンに近づき、取り押さえようとするときに、突然回り舞台がものすごいスピードで回りだしました。
舞台にいる人々は倒れ、小さな子供たちは振り落とされ、何人もがヘムルに飛びつき、ヘムルの服にしがみつきました。
スナフキンはすぐに隣の空いているボートに飛び移りましたが、その時ムーミンたちのボートは波のうねりを食らって転覆しました。
スノークのお嬢さん、フィリフヨンカと小さなヘムルは舞台に向かって泳ぎだしましたが、ムーミンはスナフキンの船に向かって泳ぎました。
観客たちはすべてが芝居と思い、大喜びでした。
ムーミンの手がスナフキンのボートに掴むと言いました。
「やあ!君に会えてうれしくてたまらないよ!」
「やあ!久しぶり!ボートの中へ、入れよ。どうやってあのお巡りさんをまいてしまうか、見せてやるぞ!」をスナフキンは返事しました。
※絵は原作書籍より撮影して引用:『ムーミン谷の夏まつり』講談社、トーベ・ヤンソン/作・絵、下村隆一/訳、1990年発行
脱出!!
ムーミンはボートに這い上がり、スナフキンはもみの木湾の入口へ漕ぎ始めました。
お巡りさんのヘムルはようやく森の子たちと喜んで花を投げかけてくる観客から離れ、スナフキンを追いかけました。
「お前も、やってきおったのか。けども、劇場がいつも気楽な稼業だと思うでないぞ!」とエンマがずぶぬれになったフィリフヨンカを見つけてゆっくりと言いました。
続く。
※参考書籍:『ムーミン谷の夏まつり』講談社、トーベ・ヤンソン/作・絵、下村隆一/訳、1990年発行
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ショップコンセプト
1.フィンランド 北欧というと?
フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。
2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい
「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。
「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。
3.運営に「誠実」と「感謝」
「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop
4.キートスショップの名前
「Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。
キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。
キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら)