奇妙なフィンランドデザートOATTISを食べてみる! フィンランド食品探検記

公開日:2018年6月8日  更新日:2022年8月11日  関連分類:

海外であれば必ず出会う「あるある」です。

スーパーに行ったら、日本で見慣れた食材や食品がどうしても見つからず、逆に「なにこれ!?」というものがたくさん目に入ります。

 

北欧のフィンランドも同じで、フィンランド人が大好きで食べなれている食べ物は日本でほぼ目に合うこともなく、日本人が食べたこともないものがたくさんあります。

 

そんな「よく知らない食べ物」を実際に買って食べてみてどうなのかを紹介していきたいと思います!それが今回の「フィンランド食品探検記」コーナーです。

 

 

 

フィンランドで大人気のオーツ食品

オーツ」というのは英語で「Oat」と書かれ、ウィキペディアでは「燕麦」「えんばく」「円麦」「オート麦」「オーツ麦」と呼ばれているそうです。

 

ちょっと調べたところで分かったことですが、オーツを食品として使う国って世界中に結構少ないです。

生産量で言うと、フィンランドはなんと世界5位!

 

しかし、昔では主に馬の餌として生産されてきたため、近代工業化によって馬の利用機会が減ることでオーツの生産量も減ってきたようです。

 

人間の主食としてあまり使われていないとはいえ、実に全粒穀物であるため栄養が豊富だそうです。

食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富なので、健康にもよさそうですね。

 

※包装のデザインはかわいい。

 

フィンランドでは主食として食べるオートミール

ムーミンの小説を読んだことがある方にはわかると思いますが、ムーミンたちはよくオートミールを食べるのです。

 

例えば、「ムーミンパパの思い出(3)」の中で、ムーミンパパは小さいごろから捨て子ホームでオートミールを主食として食べてきたし、「ムーミンパパの思い出(5)」の中でもリトルミイが大好きないたずらで船の排気管にオートミールを流し込んでいました。

このようなことから、ムーミン小説の原作者であるフィンランド人のトーベ・ヤンソンの生活の中でもオートミールが非常に重要な食品であることがわかります。

 

実際に筆者のフィンランド人の友人もオートミールが大好きです。

彼女の家族では子供の頃から朝ごはんにオートミールをお父さんが作ってくれていて、ずっと食べてきたので、オートミールの朝ごはんに家の味がするそうです。

 

オートミールの作り方も簡単で、乾燥したオーツを適量に鍋に入れ、牛乳を入れて煮込み、オーツが柔らかくなったら完成です。

砂糖を入れ、シナモンパウダーを撒いたらそのまま食べる感じです。

 

彼女はいつも美味しく食べていますので、筆者も一度食べてみました。

 

うん。。。。。。

美味しいとは言えないナニコレって感じ。。。。。

 

やはり「慣れ」ですよね!

慣れれば美味しくなるでしょう!たぶん

 

※穀物100%フィンランド産、フィンランド製造のマークです。

 

 

OATTIS Kuningatarのベリー味オーツデザート

今回筆者がスーパーで見つけたのはオーツ製品のベリー味デザートです。

 

包装から見ると普通にヨーグルトみたいなものですが、「OATTIS」とオーツが書かれているので、「オーツだな、これは」と思って手に取りました。

 

値段は高くなく、見た目も面白そうだし、しかも穀物100%フィンランド生産、フィンランド製造なので、とりあえずゲット。

ちょうど筆者が昨日歯を抜き(フィンランドで初めて)、硬いもの食べれないので、このオーツデザートを試食!

 

 

いざ、開封。

パクリ。

 

うん。。。

 

パクリ。

 

味は完璧にブリーベリーやな。

 

食感は。。。

ゼリーとヨーグルトの間にあるようななんとも言えない感覚。

 

食感には慣れていないので、微妙な感じはするが、美味しいっちゃ美味しい。

 

ちなみに、Kuningatarはフィンランド語で女王という意味です。

 

※見た目は。。。。。わかるでしょう(笑)

 

 

体によさそうで腹持ちもするデザート

OATTISの内容物はオーツメインなので、脂肪分が少なく栄養豊富で基本的に体には良さそうです。

しかも、穀物なので、腹持ちもよく、お腹が空いたときにはいいデザートかもしれませんね。

 

ただし、あくまでもデザートなので、糖分や果汁も入っているため、食べ過ぎるとよくないでしょう。

 

以上、昨日歯が抜かれ、今柔らかいものしか食べれず、あとでの昼食に何を食べるかを悩んでいる筆者からのフィンランド食品試食報告でした。

 

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