クレームフレーシュまたはクレームフレッシュ、どんなものか知っていますか?
日本のスーパーでは珍しい乳製品ですが、びっくりするほど乳製品の種類が豊富なフィンランドでは手軽に買えるサワークリームの一種です。
実はこれ、日本のご自宅でもかなり近いものを作ることができます。
今回は、このクレームフレーシュを使った中はジューシー外はカリッとした美味しいヨーロッパの菓子パンレシピを添えてご紹介します。
クレームフレーシュ/クレームフレッシュとは何?
フレンチクリームと言われることもあるこのクリーム、生まれはフランスでcrème fraîcheと書かれます。
サワークリームの一種ですが、ヨーロッパでは生クリームに分類されることもある食べ物です。
なぜなら、サワークリームは名前からわかるように酸味が強いですが、クレームフレーシュに至ってはそんなに酸味を感じることはなく、代わりに脂肪分が多いもの。
乳製品から調整されたクリームが乳酸発酵したものですが、酸味を特徴とするよりも口当たりをまろやかクリーミーにしてくれるものです。
見た目は、モタッとしたヨーグルトのようで、サワークリームのようで、といった感じ。
味はと言うと、そのまま食べるとほんのりと苦味があり、比較的厚みのあるモタッとした食感です。
どのようにこのクレームフレーシュを使うのか?と言うと、例えばフルーツの上に乗せたりできるのでパフェとかにも合います。
スモークサーモンとの相性もバッチリ。
もちろん、スープの上にも乗っていることがあったり、ベーキングにも使えますが、
クリームフレーシュは耐熱性が低いため、温かいお料理を作ってる途中で加えると言うことはおすすめできません。
クレームフレーシュ/クレームフレッシュの栄養価/100g
エネルギー:277kcal
炭水化物:3.0g
脂質:28.0g
タンパク質:2.0g
参考:フィンランドのクリスマスに売れ出すサワークリーム、スメタナ。レシピも!
日本のスーパーで売ってない!そんな人に、自宅での作り方
材料
- 動物性生クリーム:180cc
- 牛乳:大さじ1
- レモン汁:大さじ1
作り方
1)生クリームと牛乳を混ぜ合わせ、人肌ぐらいのちょっと温かい温度にしておきます。
2)1)をボウルに入れ、かき混ぜながらレモン汁を投入。
3)モタッとしてきたら更に大きなボウルに氷水を作り、冷やしましょう。
4)半日ほど冷蔵庫で寝かしたら出来上がり!
市販の「クリームフレーシュ」として売っているものと100%同じとは言えませんが、それにとても近いものがとっても簡単に作れてしまいます。
意外でしたか?
洋食などを作る予定がある場合は、これを仕込んでおくとちょっと豪華な洋食にレベルアップしますよ。
クレームフレーシュを使った菓子パンのレシピ
写真引用:https://www.is.fi/
ちょっとしたブレイクタイムにも、おやつとしても、美味しくいただける甘いパンを作ってみてはいかがでしょう?
このクレームフレーシュを使うことによって、パン生地が滑らかになります。
このレシピでは、リンゴンベリーを使いますが、お好みでレーズンやクルミに置き換えても作れます。
材料 (マフィン型15個分)
- バター:75g
- 牛乳:250cc
- イースト:8g(生イースト:25g)
- 生地用のグラニュー糖:カップ100cc分
- 塩:小さじ1
- 小麦粉:3カップと1/2カップ
- クレームフレーシュ:150g
- グラニュー糖:カップ100cc分
- バニラパウダー:小さじ1
- リンゴンベリー:カップ150cc分
- アーモンドチップ:50g
- 卵:1個
- あればカルダモン:大さじ1/2
作り方
1)バターは電子レンジで溶かしておき、牛乳は人肌に温めておきます。生イーストを使う場合は牛乳に溶かしておきましょう。
2)大きなボウルに牛乳・イースト・バター半分の量・生地用のグラニュー糖・塩・あればカルダモンを入れ、小麦粉を少しづつ混ぜ合わせていきます。
3)途中で生地がもたついてきたら、残りのバター半分を更に加え、小麦粉も全て入れて、生地が滑らかで弾力性が出てくるまで手でこねます。
4)一次発酵させるため、ボウルの上から布などを被せて暖かい場所で30分ほど寝かせましょう。オーブンを200℃に予熱しておきます。
5)その間にクリームスレーシュ・砂糖・バイニラパウダーを混ぜ合わせておきます。
6)生地が2倍に膨らんでいたら1次発酵はOK。軽くガス抜きをしてから生地を2つに分け、それぞれ20cm幅ほどの正方形を作ってください。
7)正方形の生地に5)を広げ、更にリンゴンベリーとアーモンドチップを満遍なく広げます。あとは生地をクルクル巻き込むようにロールしていき、長さ5cmほどの幅にカットして、合計12〜15個ほどのマフィン型に入るようにパンを作ります。
マフィン型がない場合は、オーブンの天板にシートを敷いて並べましょう。
8)卵を溶かし、ハケでパン生地の上に塗っていきます。更に、アーモンドチップが余っている場合は振りかけましょう。
9)200℃のオーブンで約15分間焼けば出来上がりです!!
新しい食材や製品を知ることでお料理と味覚の幅が広がります。
思い立ったときにでも、ご自宅で作って味わってみてくださいね。
情報・参考:Ilta-Sanomat -Ah, mitkä mehevät herkut! Nämä pullat ovat takuuvarma kahvipöydän hitti
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