世の中であまり知られていないフィンランドの穴場観光地!
フィンランドの世界遺産:ラウマ旧市街(Old Rauma)。
ヘルシンキから北西200キロで車で約3時間かかると距離があるため、日本から訪ねる人がとても少ないです。
有名な観光地であるスオメンリンナ海上要塞とご紹介したペタヤヴェシの古い教会というフィンランドの二つの世界遺産に続き、今日はフィンランドの歴史情緒を存分に触れ合い、味わえる場所をご紹介します。
※フィンランドにある7つの世界遺産一覧まとめ:フィンランドにある7つの世界遺産をご紹介!
まずラウマの概要を簡単に紹介!
ラウマはフィンランド西南岸に位置する人口わずか4万人の小さな町です。
南の大きいな町Turku(人口約20万人)より北約100キロ弱の場所にあります。
フィンランドの歴史から見ると分かりますが(3分でわかるフィンランドの歴史)、先史時代を除けば、多くの年月はスウェーデンの統治下にあり、地理の関係でフィンランドの社会、文化、科学発展などの多くもスウェーデン寄りのフィンランド南西部からとなります。
その一例は、フィンランドの最も古い町で古都Turkuもフィンランド西南岸にあることです。
ラウマの歴史も長く、実にフィンランド三番目古い町だそうで、今年で設立から575年目になります。設立が1442年に遡ります。(一番目がTurkuで二番目がPorvooです)
ラウマの有名な産業は造船、レース(編み物)と製紙です。
UNESCO世界遺産であるラウマの旧市街エリア
「生きている且つ保存状態の良いノルディックスタイルの木造建築中心の町」
15世紀に建築された聖十字架教会(Holy Cross Church)は未だに昔の姿のままラウマに立っています。
ラウマ旧市街は17世紀に起きた火災によって焼失されたが、再建を経て今でも昔の木造北欧スタイルの建築や雰囲気が保たれたままです。
また、ラウマ旧市街の都市計画も中世時代のままです。
道路の配列、市街区の分け方、中庭の作り方などは600年も前のデザインです。
ラウマの旧市街を歩いて見れば、600年前に北欧の町がどのように形成し、発展していくのが覗けます。
1991年に世界遺産(文化遺産)として登録されたラウマ旧市街は現在でも人々がその登録エリアで生活しているので、観光地だけではなく、現地の人々の生きる場所でもあります。
登録エリアには建築物約600棟で約800人が生活しています。
面白いことで、ラウマは昔海沿いの町だったが、600年間にも渡るフィンランドの陸地上昇によって今は海岸から1.5キロも離れるようになりました。
フィンランドの陸地上昇について、実にもう一つのフィンランドの世界遺産になっています!
参考記事:クヴァルケン群島(The Kvarken Archipelago) フィンランド世界遺産の旅
ラウマ旧市街と四季
旧市街を回るに最も良い交通手段は歩行です。
歩いて回ると木造建築物からの香り、地元の木材を燃やして暖を取るときに生じた独特な煙を体感し、19~20世紀から残されてきたネオルネッサンススタイルの建築物を楽しむことができ、カメラのシャッターを止める時間はないでしょう。
更に歩く範囲内にレストラン、カフェ、手工芸店などが100店以上もあり、歩き回るだけで楽しい。
四季によってラウマの旧市街は様々な顔を見せてくれます。
春になると斜めの日差しは町は彩られます。
赤、緑、黄、青など。
夏になると町全体がまるで国際都市のように多くの外国人が訪れ、多くのイベントは開かれ、楽しむことが多いが、公園の芝生で横になってゆっくりするのもお薦めです。
冬のラウマの旧市街もそれで独特です。まるで中世時代のフィンランドのクリスマス時期にいるように感じます。
市中心にあるラウマ市場
ラウマ市場は旧市街の中心に位置し、20世紀初期から町の重心になっています。
現在でもラウマ市場は旧市街が生きている最も象徴的な場所です。
人々は市場に集まり、知り合いと雑談したり、情報交換したり、野菜、ベリー、パン、花を買ったりします。
更に昔から続いた伝統的な習慣である「朝コーヒー」は今も市場で数軒のコーヒーショップから提供され、人々はコーヒーを持って市場の広場で立ちながら雑談して朝の時間をゆっくり楽しむとか。
市場は月曜日から土曜日季節にかかわらず営業しますが、夏になると日曜日にもフリーマーケットやカルチャーイベントが開催されます。
街から独特な雰囲気と楽しい夏のイベントにいつも観客の心は惹かれます。
ホリクロース教会(聖十字架教会、Church of the Holy Cross)
ラウマの旧市街の木造建築物の雰囲気を楽しむ以外に15世紀から既に建てられた石造のホリクロース教会にも是非訪ねて頂きたいです。
中世の石造建築スタイルと絵画を持つラウマ川の横にあるホリクロース教会はあなたを驚かせるかもしれません。
※写真引用:rauma.fi
ボビンレース(編地)
ボビンレースの製作はラウマの伝統産業の一つです。
18世紀から始められたレース産業は1971年から毎年レースウィークイベントが開催されています。
レース関連の展示会も毎年多くの観客を呼び寄せています。
ラウマの旧市街概要
- オフィシャルウェブサイト
- オフィシャルガイドブック(英文、PDF)
- 交通:ヘルシンキからラウマへは高速バス(Matkahuolto)が便利です。
下記の国内長距離移動手段をご参考ください。
※写真引用:rauma.fi
フィンランド国内長距離移動手段
電車:VR
- 価格:高め。主要都市まではSaver Ticketキャンペーンがあり、取れればかなり安い。
- 座席間隔が広めで非常に快適。Intercityの列車であれば無料Wifi付き。
- ヘルシンキは中央駅もしくはPasila駅から出発します。
- 予約サイト:vr.fi
バス:Onnibus
- 価格:早く予約すれば安くなるシステムを持つ格安バス。
- 主要都市間のみ運行。椅子間隔は狭い。無料Wifi付き。
- ヘルシンキはKamppiショッピングセンター地下一階の長距離バスターミナルから出発します。
- 予約サイト:Onnibus.com
バス:Matkahuolto
- 価格:高め。たまに格安チケットもあります。主要都市以外に小さい町にも運行します。
- ヘルシンキはKamppiショッピングセンター地下一階の長距離バスターミナルから出発します。
- 予約サイト:Matkahuolto.fi
飛行機:Norwegian
- 価格:安め。ヘルシンキーロヴァニエミは片道25ユーロから、ヘルシンキーイヴァロ(イナリ)は片道40ユーロから。
- ノルウェー系の格安航空です。ノルウェー外でもヨーロッパ内でよく利用される航空会社の一つです。
- 予約サイト:Norwegian.com
飛行機:Finnair
- 価格:高め。たまに安いチケットもあります。フィンランド国内の運航都市が多いです。
- 予約サイト:Finnair.com
周辺の町案内
ポリまではバスで約1時間です!
ムーミンワールドのあるナーンタリに行くにはトゥルクへ! ラウマからはバスで約1時間半です。
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2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい
「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。
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