クヴァルケン群島(The Kvarken Archipelago) フィンランド世界遺産の旅

公開日:2019年3月29日  関連分類:  

※写真引用:http://www.kvarkenworldheritage.fi/visit-kvarken/

 

フィンランドには合計7つの世界遺産があります。

そのうち、文化世界遺産が6つで、自然世界遺産がただ一つです。

 

 

今回はフィンランドのこの独特な自然世界遺産「クヴァルケン群島」(The Kvarken Archipelago)を紹介したいと思います。

ちなみに、「Kvarken」は海の喉という意味を指し、ちょうどボスニア湾のKvarkenエリアはフィンランドとスウェーデンの陸地が最も近い部分です。

 

クヴァルケン群島(The Kvarken Archipelago)が世界遺産に登録されたのは2006年です。

 

 

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スウェーデンとフィンランドの両国に跨ぐ世界遺産「ハイコストとクヴァルケン群島」

色々調べる前に「フィンランドにも自然世界遺産がある」程度しか知りませんでしたが、調べていくと、なんとこの自然世界遺産はスウェーデンと同時に共有しているのです!

 

 

フィンランド側では「クヴァルケン群島」(The Kvarken Archipelago)と呼ばれ、スウェーデン側では「ハイコスト」(High Coast)と呼ばれています。

 

 

この自然世界遺産の2部分がちょうどバルト海のボスニア湾を挟み、ボスニア湾の両側にあります。

 

フィンランド側の部分には様々な島が海に点在し、山のほとんどない平らな「群島」ですが、スウェーデン側の部分には海から「急に高い斜面を持つ山のような海岸」という完全に異なる地形が特徴です。

 

 

しかし、なぜ全く違う二つの地形が一つの自然世界遺産になったのでしょうか。

その話は実に1万年も前の氷河期時代に関係しているのです。

 

 

 

 

今でも浮かび上がり続けるフィンランドの土地

氷河期時代は今から約1万年前ほどに終了しましたが、氷河期中にスウェーデンもフィンランドもとても分厚い氷に覆われていました。

 

その厚みは2500~3000メートルにも達してたのです。

 

想像してみてください!

富士山の3分の2くらいの高さまですべて氷という状態ですよ。

 

 

とても大量な氷ですので、その重さも想像を遥かに超えます。

そのため、フィンランドとスウェーデンの陸地もその氷の重さによって海水面よりも下に沈んでいました。

 

 

そして、氷河期時代が終わりにかけ、18000年前から徐々に氷が融け、9000年前ほどに氷が全て溶けました。

 

陸地を抑え込む大量な氷がなくなったことで、陸地が再び浮かび上がり始めました。

 

その浮かび上がったことによって生まれた地形は正にスウェーデンの「ハイコスト」とフィンランドの「クヴァルケン群島」です。

 

 

 

 

「クヴァルケン群島」と「ハイコスト」はフィヨルドの底と壁?

氷河によって作られた地形はなかなか想像しにくいですが、フィヨルドを想像するとわかりやすいかもしれません。

 

 

フィヨルドも氷河によって作られた代表的な地形の一つです。

フィヨルドの横断面を見ると、「U」の形であり、両側に高くてまっすぐな壁があり、真ん中の下は平らな底です。

 

スウェーデンのハイコストはフィヨルドの横壁に近い地形で、フィンランドのクヴァルケン群島がフィヨルドの底に近い地形と想像してみてください。

 

そして、これらの地形は本来全てボスニア湾の底に沈んでいましたが、毎年徐々に浮き上がるので海から姿を現してきました。

 

 

そのため、スウェーデンのハイコスト地形は海から急に斜面が現れ、そのまま高い山や場所に繋がるような地形になっています。

フィンランドのクヴァルケン群島では山がほとんどない平らで小さな島が徐々に海から現れ、群島という形になりました。

 

 

実に現在フィンランドの陸地も浮かび上がっています!

クヴァルケン群島エリアでは毎年8~9ミリ上がっているのです。

 

陸地が1年間上がることによってできた新しい土地もサッカー場150個分くらいあるそうです!

なかなかすごいですね!

 

 

そして、このスピードで上がり続ければ、約2500年後にフィンランドはスウェーデンと陸地で繋がるそうです!

面白いですね。

 

 

※写真引用:Maankohoamisen maisemia Björkön edustalla Merenkurkussa. Kuva: Antti Helin

 

 

クヴァルケン群島(The Kvarken Archipelago)に行く方法

クヴァルケン群島はフィンランドのヴァーサ「Vaasa」という町の近くにあります。

ヴァーサはヘルシンキから北西約380キロ離れています。

 

ヘルシンキからヴァーサまでは電車や長距離バスで行くことができます。

 

クヴァルケン群島では独特な地形を楽しむことができますが、他に夏季には釣り、カヤック、森散策などのアクティブティも楽しめます。

ついでにちょっとしたヴァーサ観光もできますよ。

 

 

 

 

フィンランド国内長距離移動手段

電車:VR

  • 価格:高め。主要都市まではSaver Ticketキャンペーンがあり、取れればかなり安い。
  • 座席間隔が広めで非常に快適。Intercityの列車であれば無料Wifi付き。
  • ヘルシンキは中央駅もしくはPasila駅から出発します。
  • 予約サイト

バス:Onnibus

  • 価格:早く予約すれば安くなるシステムを持つ格安バス。
  • 主要都市間のみ運行。椅子間隔は狭い。無料Wifi付き。
  • ヘルシンキはKamppiショッピングセンター地下一階の長距離バスターミナルから出発します。
  • 予約サイト

バス:Matkahuolto

  • 価格:高め。たまに格安チケットもあります。主要都市以外に小さい町にも運行します。
  • ヘルシンキはKamppiショッピングセンター地下一階の長距離バスターミナルから出発します。
  • 予約サイト

飛行機:Norwegian

  • 価格:安め。ヘルシンキーロヴァニエミは片道25ユーロから、ヘルシンキーイヴァロ(イナリ)は片道40ユーロから。
  • ノルウェー系の格安航空です。ノルウェー外でもヨーロッパ内でよく利用される航空会社の一つです。
  • 予約サイト

飛行機:Finnair

  • 価格:高め。たまに安いチケットもあります。フィンランド国内の運航都市が多いです。
  • 予約サイト

 

 

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是非使う目的、場所に合わせて自分に合う一枚をお選びください。



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