フィンランドでは2月に入る頃になるとスーパーマーケットの店頭にはセムラが並び始めます。
セムラとは、フィンランド語でラスキアイスプッラ(Laskiaispulla)といいます。
専門店などでは稀にセムラを販売しているところが日本でもあるそうですが、一般的に日本にはない、ケーキのようなパンのようなもので、「セムラ」と聞いて「あ、あれか」となる人は少ないもの。
今回は、このとっても美味しいホイップクリームたっぷりのスイーツをご紹介します。
フィンランドでセムラを見かけたら絶対に見逃さないでくださいね!!!
セムラ、ラスキアイスプッラはスイーツ好きなら絶対にハマる
セムラ、フィンランドで売られているのは主に2種類あります。
どちらも、フワッフワのパン生地で挟まれている甘すぎないあっさりしたホイップクリーム。
そのホイップクリームの真ん中には甘いアーモンドのペースト、もしくは赤いジャムが乗せられています。
もう、これがスイーツ好きには、たまらなく美味しいものでケーキが好きな人は絶対にハマります!!!!!
日本にも、某コンビニエンスストアに売られているホイップクリームパンなどにハマる人がいますよね?あれに近いものを感じるところはありますが、その日本のホイップクリームパンをまた1ランク上げたようなセムラ。
噛みごたえのあるパンが主流の海外では珍しいフワフワのパン生地が大きなポイントだと個人的には思います。
先ほど「セムラの種類は主に2種類」といいましたが、ごく最近ではヌテッラ(Nutella)が挟まれているものも売られていることが極々稀ではありますが、あります。
しかし、他の国では当たり前のようにそれら以外の種類のセムラを売られていることがあるんです。その見た目は、、、ちょっと日本人には抵抗があるものですが、「ほほう、、さすが北欧」と思わせてくれます。それはというと。。。
スウェーデンにもあるセムラ、しかしフィンランドでは見かけない種類もある
冒頭でも書いたように、フィンランドでセムラはラスキアイスプッラ(Laskiaispulla)と言われますが、、、
実は、ヘルシンキからクルーズで旅行しやすい南に位置する国、エストニアでは「マースタグッケル(vastlakukkel)」と言われ、スウェーデンでは日本語と同じで「セムラ(Semla)」と言われています。
そう、このスイーツはフィンランドだけの食べ物ではありません。
スウェーデンでも2月に入るとスーパーに陳列されるこのセムラ。
フィンランドでは主に2種類、そしてごく稀にヌテッラのセムラもあるといいましたが、スウェーデンではそれらに加え、リコリス味のセムラも売られています。
どの味が一番多く食べられているのか、国や地域によって違う?
このセムラは元々、ドイツのハイスヴェック(Heißweck)と言われるパンの変種で、フィンランドでセムラが広がる以前にスウェーデンでこのセムラが広まりました。
しかも、最初のセムラにはホイップクリームやアーモンドペーストなどは挟まれておらず、ほんのり甘いパン、そのまんまの姿だったセムラ。
それでも、1700年代ごろまではセムラのパン生地を作る大切な材料である白い小麦粉は高価なものだったため、最初は富裕層の人たちが食べるデザートとしてのセムラでした。
その、何も挟まれていないセムラにアーモンドペーストが挟まれだしたのは1800年代後半。
そしてホイップクリームが追加で挟まれるようになったのは意外にも最近の1900年代に入ってからで、この頃になってやっとフィンランドでセムラが世に広がり始めました。
じゃ、ジャムのセムラはいつ登場したのか?
これは、アーモンドペーストが入手困難だった時期に値段がかなり上がったため、代わりとしてジャムに置き換えられたのが始まりなのですが、これが当時、アーモンドペーストよりも美味しいと評判になりました。
現在では、スウェーデンやフィンランドのスウェーデン語を公用語に使う地域ではアーモンドペーストのセムラが多く食べられますが、その他のフィンランドの地域ではジャムのセムラの方が多く食べられています。
ちなみに、ノルウェーやデンマークにもセムラがあり、これらの国でもジャムバージョンのセムラが多く食べられているそうです。
どの味のセムラが一番美味しく自分の好みなのかは、実際食べてみないと分かりませんが、本当に色々な食品メーカーから出ているセムラ。もちろん、チョコレートで有名なファッツェル社(Fazer)のセムラもフィンランドでは売られています。
フィンランド旅行の際、スーパーやカフェで見かけられたら是非味わってもらいたい、とっても美味しいスイーツです!!!
情報・引用:Yle-Uutise -Laskiaispulla on alkujaan ruotsalainen – ja mantelimassa se aito täyte
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ショップコンセプト
1.フィンランド 北欧というと?
フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。
2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい
「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。
「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。
3.運営に「誠実」と「感謝」
「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop
4.キートスショップの名前
「Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。
キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。
キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら)