Fazerのリコリスチョコレートを試食! フィンランド食品探検記

公開日:2018年6月23日  更新日: 2019年11月30日 関連分類:

海外に行ったら、スーパーで謎の食品に出会う経験はありませんか?

 

北の大地の国であるフィンランドにもそのような謎の食品がたくさん存在しています。

例えば、オーツのデザート虫で作ったプロティーンチョコバー(これはもしかしたらアメリカからかもしれませんが)など日本では聞いたこともないお菓子があります。

 

今回ご紹介したいのはフィンランドでごく一般的なお菓子で、多くのフィンランド人が好んで食べる「リコリス」お菓子です。

 

 

 

リコリスとはどういうもの?

リコリスとはスペインカンゾウ(甘草)の根っこから取れる甘味料とのことです。

リコリスお菓子はこの甘草の独特な香りと味が付けられたお菓子を指します。

 

サルミアッキという世界一番まずい飴と呼ばれるフィンランドのお菓子を含め、フィンランドのスーパーのお菓子棚にある黒色をしている多くのお菓子はリコリス関連のものとなります。

 

リコリスを取れるスペインカンゾウはインド原産で、ヨーロッパや中東諸国に広がり、広く使用されることになりました。

 

 

エジプトのファラオ、古代ギリシャのアレクサンダー、ローマ帝国のシーザーもリコリスを使用した!

リコリスが最初に使用されたのが紀元前2500年前まで遡るそうです。

 

当時リコリスは食品や調味料として使用するより、飲料添加物として使われ、咳止めや炎症を抑える医療効果喉を潤う効果が重視されていました。

 

古代エジプトのファラオ、古代ギリシャのアレクサンダー、ローマ帝国のシーザーもリコリスを飲み物として飲んでいたとの記録が残されています。

 

医療効果以外に、スペインカンゾウ(甘草)の根っこから取れる甘さ成分が砂糖の50倍もあると言われるほどで、食品添加物や料理にも使われるようになりました。

 

更に、近代に入り、たばこの風味添加剤として使用されたため、リコリスの利用が一気に広がり、90%がたばこ用、5%医薬用、5%食品用とまでなりました。

 

そして、リコリスの食料品がフィンランドで生産が始まったのが1921年で、Fazerが生産を受け継いだのが1927年だそうです。

 

 

それでは、リコリスチョコレートを試食!

リコリスについて、色々理解頂いた上、いよいよリコリスチョコレートを試食!

 

と、その前に、実に筆者は既にフィンランドのサルミアッキや他のリコリスお菓子を食べたことが数回あります。

 

決しておいしいと言えない独特な味です。

どちらかというと、東洋の世界では存在しない味ともいえるかもしれません。

(そのため、日本人の口にはなかなか合わないかもしれません)

 

しかし、今回はフィンランド人の友人が買ってくれたし、リコリスがチョコレートに包まれているので、それほどまずくはないだろうと思い、試してみました。

 

一粒を口へ。

 

ん。。。。

半分に噛み切ってみたが、中身がちょっと黒く見えるくらいでよくわかりませんでした。

 

ん。。。。

味は。。。悪くない!

 

 

チョコレートの味が強いので、甘いです。

リコリスの味が少しある程度なので、全然いけます。

 

今回食べたFarzerのリコリスチョコレートの主な原材料は小麦粉、砂糖、リコリス抽出物、ミルク、ココア粉、ココアバッターなどです。

 

 

そこそこおいしいので、買ってみても損はしないという気持ちで食べてみてください~!

 

関連記事

日本人からするとそんなに好き?!と謎なフィンランド人が愛するお菓子。問題もありますが、スーパーに行けば手が伸びてしまいそうな雰囲気にうなずけます。どんなものが売られて…...続きを読む
外はサクサクのパイ生地に濃厚な卵バニラクリームがトロッと口の中に広がるエッグタルト。本場ではパステル・デ・ナタと言われポルトガルの焼き菓子ですが、実はフィンランドでも…...続きを読む
世界一番まずい飴って聞いたことありませんか?実にそのようなものがフィンランドにあります。その名も「サルミアッキ」です。味わってみた人からのコメントについて、いい反応を…...続きを読む
フィンランドの美味しいスイーツ・ティッパレイパと言われるファンネルケーキ。5月1日の伝統のお菓子です。日本でも簡単に作れますのでコーヒーのお供にとっても合います。有名…...続きを読む
フィンランド食品探検記」シリーズはその「謎」のような食材や食料品を試食し、味をレポートし、謎を解明していく記事シリーズです。今回は「オーツチップス」のご紹介です。自分…...続きを読む
  クリスマスは終わりましたが、ジンジャークッキーを作るのはフィンランドのクリスマスの伝統的な慣習の一つです。   筆者も今回のクリスマス前にフィンランド人の友…...続きを読む

お薦めの北欧スポンジワイプ

是非水回り、テーブル拭きなどにご活用頂きたいです。


ショップコンセプト

1.フィンランド 北欧というと?

フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。

2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい

「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。

「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。

3.運営に「誠実」と「感謝」

「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop

4.キートスショップの名前

Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。

キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。

キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら