フィンランドの料理・マズいのか?ねっとり黒いマンミ

公開日:2020年8月25日  更新日: 2022年10月26日 関連分類:

写真引用:https://www.k-ruoka.fi

 

フィンランドの世界一マズい黒い飴と言われるサルミアッキは日本でけっこう有名ではありますが、黒いねっとりとした食べ物「マンミ(Mämmi)」はご存知ですか?

 

以前も記事でかるく紹介しましたが、

 

この日本にはない食べ物マンミはマズいのか?それとも美味しいのか?

 

そしてマンミとはどういった食べ物なのかなど、とんだ勘違いエピソードも一緒にご紹介。

 

 

 

 

見た目からマズそう地味で黒いマンミっていったい何?

写真引用:kuva: Tiia Monto (wikipedia) Mämmi raised with a spoon. Producted by Hoviruoka.

 

日本の美味しい納豆や梅干しは外国人にとって「マズい」と思われることはよくあります。

 

日本人である私たちも「これは海外の人の口にはどうかなぁ」と想像がつくものってありますよね。

 

 

「フィンランド料理で海外の人には合わないだろう食べ物といったら何?」

 

今回、フィンランド人に聞いてみたところ、堂々のサルミアッキに続いて多い回答を得たのがこのマンミです。

 

 

黒く、ねっとりとしたテクスチャーの食べ物で、見た目からは味の想像がかなり難しいものです。

 

さてこのマンミですが、材料が・・・

 

  • ライ麦粉
  • ライ麦麦芽
  • シロップ

 

を練って焼いた、気づかないほどの酸味があるもの。

 

食感はザラザラとしたなんとも言えないライ麦の感触が残っています。

 

時にはオレンジピールを加えて作られることも珍しくはありません。

 

 

作る工程で「焼く」とがありますが、これ実は冷たい状態でいただくのがデフォとなっております。

 

 

食べ方やアレンジは人それぞれ。

このマンミ、フィンランド人でもまぁそのまま食べる人は少ないのが現実。

 

大概はクリームや牛乳、そしてグラニュー糖などをかけて食べます。

 

特に、フィンランドの子供から大人まで人気なのが、バニラクリームと砂糖をかけて食べるというスタイル。

 

 

自分の好みでアレンジして食べるフィンランド人ですが、これもまた食べる時期やスーパーに売り出される時期がイースターの期間と決まっています。

 

 

参考:魔女になって真っ黒のマンミを食べる フィンランドのイースター(復活祭)

 

 

 

 

日本人からするとマズいのか?美味しいのか?

長年フィンランドに住んでいますが、初めて食べた時のことはハッキリと覚えています。

 

その答えは・・・

 

 

「マズくなかった」

 

 

なんとも素朴な味で、私は別に「うげーマズい」と思うような食べ物ではなかったのです。

 

きっと日本のどこかの郷土料理の一品でもありそう。

 

更にバニラクリームと砂糖をかけて食べると「身体にいい美味しいおやつ」といった感じです。

 

食べ方はミルク粥のようで、慣れていない日本人からすると不思議な感じがしますが「なるほどな」という具合。

 

しかし、また自分で買って食べたくなるほどかと言われると、そこまででもありませんが。苦笑

 

 

見た目は「黒い」というよりも「とても濃い茶色」といった方が正確でしょう。

 

 

日本には「餡子」もあるのでもしかしたら、他の海外の人よりも見た目が嫌という気はしないのかもしれません。

 

なぜならば・・・・こんなびっくりエピソードがあったりするです・・・

 

 

その他の国の人からすると汚いアレに見えるマンミ

餡子がある国の日本人やアジアの国人からすると、マンミのように黒くてちょっとボテっとしている見た目の食べ物はそこまで酷くは目に映りません。

 

しかしながら、、、、

 

その他の国の人からしてみると、まずマンミのそのルックスからして受け付けないという方がとても多いのです。

 

  • とても濃い茶色
  • ボテっと粘着性がある
  • ただのそれだけが容器に入っている

 

これが何と頭の中で結びつくのかというと、、、、

 

そう、わかりましたね??笑。

正解です。

 

汚物に見えるらしいのです。

 

 

面白い話が、

 

その昔、フィンランドに訪れた外国人が

「フィンランド人は悲壮なぐらい食べ物に困っているのだ」と勘違いした話があります。

 

 

その勘違いした人は、たまたまイースターの時期にフィンランドを訪れ、マンミを口にしている人たちを見て

 

「ここの人たちは汚物を食べるほどに食物に困っているのか!!!」

 

とびっくりしたそうで、とんだ勘違いだったというエピソードがあるほど。笑

 

 

 

 

実はこのマンミ、フィンランドだけでなくスウェーデンでもイースターに食べられるもので北欧では珍しい食べ物ではありません。

 

時期限定ではありますが、もしイースターの時期にフィンランドへ訪れる機会がありましたら、一度試してみてください。

 

決して汚いものではないです!!!笑

 

 

フィンランドの祝日はイースターが関連しているものが多くあります。これを機会にイースター復活祭が何なのか知っておいても面白いですよ。

参考:イースターとは何?復活祭って?意味が曖昧な方へ分かりやすく説明!

 

関連記事

  フィンランド料理までとは言えないものですが、伝統的で面白い食感がする「Leipäjuusto」(レイパユースト)というチーズを食べたことありますか?     「Leipä…...続きを読む
カシス、黒すぐり、ブラックカラントと色々名前がありますが、この黒いベリーはとっても身体にいいベリー。フィンランドでも健康にいいベリーとして知られているジュースでもあり…...続きを読む
クレームフレーシュ?クレームフレッシュ?フレンチクリーム??耳にしたことがありますか?実は家でも作ることができます。どんな料理に合うのか、味や食感、カロリーなど。そし…...続きを読む
フィンランドのBBQには欠かせない大きなソーセージ。本当によく食べられているので一度はどんなものか試してみたくなります。たくさん売られているソーセージ、どれを選べばいい…...続きを読む
  フィンランドは気候厳寒でほうれん草や小松菜などの野菜は作れませんが、牧畜業は非常に発達しています。 (ニンジンやジャガイモなどの根菜類でしたらフィンランド国内で…...続きを読む
海外のスーパーマーケットって楽しいですよね。日本では見られてないものが色々詰まっている場所。今回はフィンランドで売られている野菜たちの一部を紹介します。日本ではなかな…...続きを読む

お薦めの北欧スポンジワイプ

是非水回り、テーブル拭きなどにご活用頂きたいです。

ショップコンセプト

1.フィンランド 北欧というと?

フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。

2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい

「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。

「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。

3.運営に「誠実」と「感謝」

「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop

4.キートスショップの名前

Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。

キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。

キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら