フィンランド大自然の森へ1泊2日ハイキングコース紹介(1)Repovesi国立公園とはどんな場所?

公開日:2018年10月30日  更新日:2019年12月4日  関連分類: 

※国立公園のハイキングを始めて早々出会った絶景です。この青色は言葉で表現し切れません。

 

大自然はフィンランドの何よりも大切な資産です。

フィンランド人にとって大自然の中で過ごせるだけで何よりも幸せでしょう。

 

フィンランド在住の筆者もそのように感じています。

 

しかし、今までフィンランドに4年間住んでいましたが、森、湖、大自然に行ったとしても全てが日帰りでした。

今回ちょうど大自然好きでハイキングも好きな友人のお誘いで、大自然、森と湖に囲まれながら一泊することができました。

 

その準備とハイキングコースをたくさんの写真に通じたフィンランドの絶景と共にご紹介していきたいと思います。

 

 

Repovesi国立公園について(レポヴェシ)

実にRepovesiはフィンランド語で「キツネの水」という意味です。

キツネが良く出没するでしょうね。

 

Repovesi国立公園はフィンランド南部の湖水地方の南側に位置しています。

湖水地方の中にあるため、国立公園の中にも周辺にも数え切れな多くの湖があります。

 

Repovesi国立公園は北にマンチュハルユ(人口6千)、南にコウボラ(人口8万)という町に挟まれ、東にはフィンランド陸軍の演習場があり、着弾エリアであるため、立ち入り禁止です。

ヘルシンキからは車で2時間半程度で行けますので、日帰りも行けますが、筆者は一泊する計画で行きました。

 

 

※今回ハイキングのスタート地点の「Tervajärvi」にある小屋とキツネの像です。

 

※最初のハイキングルートは湖沿いで絶景が終わりません。

 

Repovesi国立公園は2003年設立で、フィンランドの中では比較的に新しい国立公園です。

広大な森と綺麗な湖はもちろんですが、フィンランドでは珍しい岩崖があり、ロッククライマーが集まりやすい場所でもあります。

 

また、多くの湖が入り込んでいるため、カヌーやボートなどのアクティビティも非常に盛んでいます。

ハイキングする方にとって、国立公園のエリア全体が凡そ丸い形をしているので、一周するなり、横切るなり、回りやすい形にもなっています。

 

※晴れた時の森は幻想的な世界に化します。

 

 

Repovesi国立公園を踏破する1泊2日プラン

踏破するというのは言い過ぎですが、今回筆者は友人3名と一緒に回るのはRepovesi国立公園をちょうど1周回る計画でした。

 

地図を見るとわかりやすいですが、国立公園の南側の「Tervajärvi」という場所から始まり、約3キロほど北上してランチを取り、更に7キロほど回ってキャンプ地である「Olhava」で一泊し、翌日南下して初日の「Tervajärvi」からヘルシンキに戻るルートです。

 

 

Repovesi国立公園には全体を一周するオレンジのKaakkurikierrosコース(全長26キロのメインルート)がありますが、他に自転車ルートやショートカットも多くありますので、随時天候やスピードに合わせてルートを変更して調整することが簡単にできますので、計画しやすいです。

 

今回筆者と同行する3名の友人は共に自然が好きでハイキング、アウトドア、スポーツ好きな仲間たちです。とても楽しく過ごせました。

 

※時期が10月末ですので、フィンランドではキノコ狩りのシーズンの末です。今回はこの種類のキノコを1キロほど大量に採集でき、3食に分けて頂きました!

 

Repovesi国立公園1泊2日旅の詳細

これからは旅の中で起こったことを詳しく紹介していきます。

旅ブログのような感覚で読んで頂ければと思います。

 

旅の始まりはヘルシンキからでした。

筆者を含め、4人全員はヘルシンキ近辺に住んでいて車を持っていないため、交通手段はレンタカーにしました。

 

Repovesi国立公園は約2時間半の旅であり、途中にどこかのフィンランドの道の駅にコーヒーブレークを取りました。筆者にとって道の駅やサービスエリアでコーヒーブレークを取るのが当たり前のようなことになっています。

 

 

 

※2か月先ですが、スーパーにはすでにクリスマスドリンクが並ばれています。

 

スーパーでは既にクリスマスドリンクと食品を棚に並んでいます。

クリスマスはあと2か月先ですが。。

 

Repovesi国立公園の外側にはいくつかの入り口があります。

それぞれの入り口には駐車場と案内掲示板、バイオトイレなどがあります。

 

※バイオトイレは大自然のばい菌の力を使って排泄物を自然分解する方式で維持されるトイレです。メンテナンスがほとんどいらず、大自然に与える影響も最小限に抑えられる国立公園によくあるトイレです。

 

今回筆者は国立公園の東南にある「Tervajärvi」からスタートすることとしました。

スタートして早々絶景が迎えてくれました。

青い空と青く映る広大な湖が目に入ると、暫く言葉が出ませんでした。

これこそがフィンランドです。

 

食べれるキノコいっぱいあるよ!

ハイキングして30分程度で、キノコに詳しい友人が先頭から叫びました。

 

一行4人はハイキングモードから急遽キノコ狩りモードに切り替え、夜の食材となるキノコを夢中に採っていました。

気が付けばすでに袋に1キロほどのキノコが溜まっていました。

 

続く。

 

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