岩だらけのフィンランド、その理由は?

公開日:2018年7月9日  更新日: 2019年11月30日 関連分類:

フィンランドに来られたことのある方でしたらすぐに気づくと思いますが、フィンランドって岩だらけなんです。

 

それは一体なんででしょうか?

気になる筆者は少し調べてみました。

 

その理由は主に「厳寒の気候」と「平坦な地形」だそうです!

しかも、いくつか驚きの事実も発見しました!

 

 

 

なぜ「岩だらけ」と「平坦な地形」に関係するのか?

岩の多くは地球誕生の時期もしくは地球プレートのぶつけ合いによって造山運動で形成されています。

岩は雨、風、川の浸食によって大きいな岩、大きいな石、小さい石、砂へとどんどん砕けていきます。

 

しかし、フィンランドにはほとんど山がなく、フィンランド国土の6割が海抜200メートルを超えません。

そのため、川がとても少なく、川による岩への浸食がとても弱く、いまだに岩の状態のままになっています。

 

「寒い気候」と「岩だらけの状態」にも関係するの?

北欧にあるフィンランドは全土「亜寒帯気候」に該当し、気候が厳寒であるため、大地は冬に氷に覆われ、閉じられます。

 

そのため、冬になると、岩を削る川が凍結し、雨が雪となって積もり、地面に張り付く植物の根っこの活動も鈍くなり、自然界全体が岩を砂に削っていく力が弱まっています

結果的に岩が岩のままで残っています。

 

 

世界中最も古い岩の一つがフィンランドにある?

フィンランド国土全体が北欧の巨大岩盤「バルトシールド」に繋がっています。

 

バルト海を挟んでいますが、実にフィンランドの土地はスウェーデンの岩盤と同じもので繋がっています!

 

そして、フィンランド東部の岩盤はなんとその年齢が25~31億年です!

フィンランド西部や西南部でも9~17億年だそうです!

 

地球誕生してからが45億年だと考えると、とてもとても古い岩になりますね。

 

※ちなみに、日本の岩、岩石は古くて6億年程度で比較的に新しいです。

 

 

氷河期中フィンランドのほとんどは海面下!?

実に氷河期中にフィンランド国土の多くは海面下でした!

 

なぜかというと、氷河期中にフィンランド国土は全てとても分厚い氷に覆われ、その重さによって地面及び地殻全体が沈んでいました

 

その後、氷河期の終了に伴い、氷が融けたことにより、地面及び地殻が少しずつ浮いてきて現在の海抜数十メートルから200メートルほどとなりました。

しかも、とてもゆっくりで遅いですが、現在でも浮き上がりつつあります。

 

 

湖が大量にあるのも昔の氷層による影響!?

森と湖の国として知られるフィンランドには大小合わせて18万個もの湖があります。

 

しかし、そのほとんどが山の間や盆地に形成されたわけではないです!

 

フィンランドに大量な湖が存在している理由は氷河期時期の氷層による影響です。

氷河期時期にフィンランドは大量で分厚い氷に覆われていました。

地形がとても平坦なフィンランドですが、数十メートルから100メートルの斜面は存在しているので、その斜面によって氷が自分の重さで大地を削り込んでいました。

その削り込んだ跡が現在の湖となっています。

 

まとめ

いかがでしょうか。

「森と湖の国フィンランド」以外にも、「岩だらけ」の国とも呼べるかもしれませんね。

しかも、世界最古の岩の一つであることも驚きます。

 

ちなみに、フィンランドの国の石が「花崗岩」で、ヘルシンキの主要建築物(ヘルシンキ中央駅石の教会など)の多くも石造りが多いですよ!

 

今度フィンランドにいらっしゃる際に是非岩のことも見てみてください!

 

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