フィンランドにある環境問題が車、お肉とヒーター!?

公開日:2018年10月24日  関連分類:  

※ヘルシンキ市内にある発電所。

 

北欧は世界で最も環境が良いエリアの一つと言われています。

フィンランドもその例外ではありません。

 

どこまでも続く森、世界トップレベルの空気品質ととても綺麗なお水。

何より、「環境に危害をもたらす人間の数が他のエリアより少ない」からです。

 

しかし、先日10月上旬にIPCC(国連気候変動に関する政府間パネル、UN Intergovernmental Panel on Climate Change)から気候変動や地球温暖感に関し、今まで最も衝撃的な研究報告が発表されました。

工業化前より地球の平均温度上昇を1.5度まで抑えることができる期限が最短12年後までとなるのです。

もし、地球平均上昇温度が1.5度を超え、2度に達してしまった場合、地球上の生態系には壊滅的な打撃を受けるそうです。

 

この研究報告を受け、世界各国のリーダーは直ちに動き出さないと、地球が我々の世代で終わる可能性があります。

 

フィンランド政府は現在正式なアクションを発表していませんが、フィンランド総務省(内政管轄)大臣Kai Mykkänenさんはまず自分のブログでフィンランドの環境問題、地球温暖化問題について自分の意見を明らかにしました。

 

それは、なんと「車、お肉と暖炉」に関連するそうです。

フィンランドのどのようにこれらの問題に取り組むのでしょうか。

 

 

すでにグリーンエネルギーを活用している北欧諸国

化石燃料(石炭、石油、天然ガスなど)を使用して発電する際に大量に排出される温暖化ガスが地球温暖化の主要原因とされてきました。

 

幸い、フィンランドを含む北欧諸国では既に再生エネルギーもしくは原子力発電を主な発電方式に切り替えたため、電力供給の90%が炭素を排出しないグリーンエネルギーです。

 

そのため、フィンランドにおいても原子力発電所を拡大するか、風力発電規模を現在の2倍もしくは3倍にするか、どっちにしても温暖化ガスの排出量を抑える有効な対策ではなさそうです。

 

その代わり、フィンランド総務省大臣のKaiさんの見解では、フィンランドが主に地球温暖化問題に関与するのは3つの面「交通運輸」「食事」と「ヒーティング」です。

 

 

フィンランドで生活にも産業活動にも欠かせない「車」

フィンランドの国土面積が広く、人口が少なく、都会のヘルシンキなど以外は公共交通が発達しておらず(公共交通システムを支える人口もない)、多くのフィンランド人の交通手段は自家用車に頼ざるを得ません。

また、貨物の運送には鉄道以外に船とトラックに大きく依存しています。

特に土地が広くて人口や町が点在しているため、トラックによる物資の運送は地元住民にとって必要不可欠です。

 

Kai大臣の意見としては、車は全て電動化(電動自動車)にしないといけないそうです。

しかも、それは2030年代ではなく、次の10年間にしないといけないのです。

 

 

温暖化ガスを排出しない発電所から作った電力で電動車に電力を供給できると車による温暖化ガスの排出問題を解決できます。

もちろん、今後10年以内に、いかに税制の面で電動車を優遇し、ガソリン車や温暖化ガスを作り出す化石燃料により高い税金を課せるかが重要です。

 

10年以内に税制には急激な変化が起きるでしょう。

 

 

フィンランドの厳寒気候から生まれる独自のヒーティング問題

冬がとても寒いフィンランドでは住宅や建物にヒーティングシステムが不可欠です。

しかし、一部の熱エネルギーを作り出すには温暖化ガスが排出されます。

 

幸い、近年の熱交換技術がどんどん進化し、せっかく作った熱エネルギーが環境に逃げてしまわないようにテクノロジーから得られる選択肢がよさそうです。

もちろん、木材や化石燃料を燃やして暖めるやり方は減らすべきです。

 

恐らく近いうちにフィンランド政府は石炭の使用を禁止し、化石燃料により高い税金を課すことになるでしょう。

 

 

最も難しいのは「お肉」を食べることで生じた温暖化ガス

車や燃料に高い税金を課すことができれば、食べ物はだめなの?

恐らく不可能に近いとても難しいことだろうとフィンランド総務省大臣のKaiさんが思います。

 

確かフィンランドでは最近ベジタリアンブームが起きており、多くの人々がより野菜果物を好み、お肉の消費を減らしています。

しかし、それでもお肉を消費することで大量な温暖化ガスがお肉を作るプロセスの中で生じてしまうのです。

それは農場の畜舎を暖めるために使うエネルギーであったり、家畜の餌を作るもしくは運搬するために排出された温暖化ガスであったりします。

 

この点に関し、強力な解決方法があまりないです。

国民にお肉の消費を減らし、野菜や果物の消費を増やすように呼び掛けるか、輸入エネルギーや輸入餌に税金をかけ、国内エネルギー(バイオガスやバイオマスなど)や国産えさを優遇することで対策を取るしかありません。

 

※ヘラジカのお料理。

 

フィンランド政府今後の歩み方(非正式)

Kai大臣個人の見解にすぎませんが、2050年までに温暖化ガスの排出を85~90%減らすためにやるべきことをフィンランド環境省は数週間内にまずざっくりまとめるでしょう。

今年の8月に新しい環境政策を導入したばかりですが、フィンランド及びEUの環境政策によって変わる可能性もあるでしょう。

 

 

このようにフィンランドは最新の研究報告を受けて、一刻も早く地球温暖化問題に動き出そうとしています。

 

筆者はできるだけお肉を食べず、自転車で移動します

 

参考情報

 

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3.「隠れ」デザインの魅力

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