今年のヘルシンキの冬は少し寒くて雪が多いような気がします。
2年前のヘルシンキの冬には降った雪がすぐに溶けてシャーペット状態になっていたような記憶がありますが、今年の地面は常に硬くて雪が積もっているような感じです。
ちなみに、昨日のヘルシンキは気温マイナス16度でした。体感温度なんとマイナス23度!
見渡すと一面が真っ白な世界です。
このような極寒な世界ですが、もし訪ねてくる方がいれば一度お試し頂きたいアクテビティがあります。
そうです、「寒中水泳」です。
水はとても冷たいですが、フィンランド独特な体験でもあるので、是非一度試して頂きたいですね。
フィンランドでサウナに寒中水泳はどんな感じ?
フィンランドの冬の気温はマイナス5度からマイナス20~30度などですので、外にいるだけで風がとても冷たく感じ、それだけで肌が痛く感じます。
水温は0~4度あるので、マイナスにはならないとはいえ、冷たいというのはいうまでもありません。
そのとても低い気温と水温と対照的にフィンランドのサウナはとても熱いです。
サウナ室内の温度が100度を超えることも珍しくなく、サウナ室に5分くらいいるだけで芯まで暖まり、全身がポカポカになります。
そんな体を熱々暖めてからの寒中水泳はなかなか衝撃的な感覚です。
それは足を水につけた瞬間に伝わってくる衝撃的な冷たさで、さらに体も湖や海の中に沈めていくと、最初の数秒間は正直、「全く声も出せない」です。
その後、ようやく声が出せるようになり、「あ~~」とかは叫べるようになります。
しかし、それと同時に体の皮膚にも痛みが走り始めます。
そうです。
痛いのです!
更に30秒ほど時間が経つと体が慣れ始め、痛みが徐々に減りますが、今度は体の動きが鈍くなります。
やはり水が冷たいので、体の運動能力は低下します。
そうなる時には少し危ないので湖や海から出ていきましょう。
そして、意外なところ、湖や海から出ると寒さ、冷たさや痛さが一瞬でなくなり、逆にマイナスの気温の中でも全く寒く感じなくなります。
気持ちもすっきりです!
そこから再びサウナに入り、また湖や海に入るのもいいでしょう。
フィンランドやヘルシンキで寒中水泳のお薦め場所
ヘルシンキ在住の筆者がお薦めしたいサウナと寒中水泳の場所が3つあります。
参考記事:ヘルシンキサウナお薦めランキングトップ5 ヘルシンキ在住者がお薦め!
一つ目はクーシヤルヴィ(Kuusijärvi)です。
ヘルシンキ市中心からバス30分ほど離れる郊外ですが、森の中にあり、サウナ小屋も湖の目の前にあるので、大自然を楽しみながらサウナも湖も入れるため、とてもいい体験になると思います。
しかも、ローカルの人々が多く、観光客が少ないので、フィンランドらしい雰囲気をより感じてもらえると思います。
自分で行くことに不安を感じる方は是非キートスショップの日帰りツアーをご参考ください。
二つ目はロウリュ(Löyly)です。
市中心からのアクセスがとても便利で、海沿いにあるため、海に入ることができます。
設備も新しく、使い心地もとてもいいですよ。
少し料金が高いことや観光客が少し多いということがちょっとした残念なところです。
三つ目はソンパサウナ(Sompasauna)です。
ヘルシンキのローカルサウナ文化を最も深く感じれる場所はこのソンパサウナ他にないと思います。
とても面白いサウナでお薦めしたいですが、原則的に中長期滞在者向けです。
ソンパサウナはボランティア運営で、完全無料ですが、ストーブを木材燃料で暖めるのを自分でやる必要があるだけではなく、貴重品を保管するロッカーもなければ、更衣室もないというサウナです。
ローカルのヘルシンキ住民にとって本当に「サウナ」だけのためにあるサウナです。
それ以外の設備やサービスを全て最低限しかありません。
ソンパサウナも海沿いなので、海に入ることもできます。
寒中水泳をする前に知っておきたい注意事項
寒中水泳をする前に知っておいてもらいたいことの一つ目は「無理をしないこと」です。
サウナでは100度近く高温な環境からいきなり水温0度近くの湖や海に入ると血圧が急激に上がり、心臓や血管に負担がかかるため、無理をしてはいけません。
できれば足元から徐々に水に入り、体に冷水に慣れてもらうのが良いでしょう。
もちろん、寒中水泳はフィンランドの冬にできる一つ特別な体験ではありますが、無理してすることでもないので、是非無理の内容にご自身の判断で行ってください。
また、フィンランド人はよくサウナの最中やその後にビールなどのお酒を飲みますが、これは医学的には勧められない行為です。
アルコールは心臓や血管など体に負担をかけますので、サウナ中や後に飲酒することは健康にリスクを増やすことです。
是非ご理解頂ければと思います。
もう一つはサンダルを用意しておくことです。
サウナから湖もしくは海までは多少距離があります。
裸足で雪や氷の上で歩くのはとてもつらいことですので、是非サンダルを持って行きましょう!
また、サウナ室の中では床がとても熱い可能性もありますので、サンダルを履いてサウナ室に入室すると、足底を高熱の床から守ることができます。
いかがでしょうか。
せっかく冬のフィンランドに来られたら、是非サウナと寒中水泳を体験してみませんか?
とても特別な思い出になりますよ!
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是非使う目的、場所に合わせて自分に合う一枚をお選びください。
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ショップコンセプト
1.フィンランド 北欧というと?
フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。
2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい
「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。
「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。
3.運営に「誠実」と「感謝」
「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop
4.キートスショップの名前
「Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。
キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。
キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら)