フィンランドの新しいスーパーフード?!ローズヒップ

公開日:2019年12月7日  関連分類: 

 

フィンランドには色々なベリーがあることで有名ですね。

その中でも代表するのがブルーベリーやラズベリー、リンゴンベリーなどですが

ローズヒップもフィンランドではとても知られてる身近なベリーなんですよ。

 

ブルーベリーが身体に良いことはフィンランド人皆、承知の上。

しかし、ローズヒップもまたとても身体に良いんです。

フィンランドでは一体どのように認知され、

どんな風に食べられているのかをご紹介いたします!

 

 

 

 

フィンランドでは結構どこでも目にするローズヒップ

みなさん、ローズヒップと聞いて思い浮かぶのは「お茶」じゃないでしょうか?

ローズヒップティは世界的に見ても有名ですよね。

美容のお茶とも言われていますから女性なら一度は耳にしたことがあると思います。

 

フィンランド語でローズヒップはルースンマルヤ(Ruusunmarja)と言います。

 

フィンランドでは「ローズヒップ=お茶」ではないのです。

なぜなら、

お家の庭に生えていたり、道の角にに生えていたり、観賞用として育てられていることが多いからです。

もちろん、食品として育ててらっしゃるところもあります。

そしてスーパーに行けば、ローズヒップのヨーグルトやヴィーリ(Viili)、ジャムも売っています。

 

日本ではフィンランドといえばブルーベリーと言われていますが

実はローズヒップ、フィンランド人にとってとても身近なベリーのひとつなんです。

 

 

 

 

フィンランドでスーパーフードと言われる訳

フィンランドのニュースでは、

ローズヒップは秋の驚くべき健康爆弾!

と見出しがついて取り上げられていました。

爆弾?!

 

名前がローズヒップというだけあってバラ科の植物です。

夏にピンクの花がつき、秋にはローズヒップの赤い実がつきます。

寒くなって霜が降りてしまうと果実の取り扱いが難しくなるので、

秋から冬がくる手前で収穫するのがベストだと言われています。

見た目はプチトマトのような、なんとも可愛らしい姿です。

 

この可愛らしい実の中にはビタミンがかなり豊富に含まれています。

特にビタミンCが多く、

新鮮なローズヒップの実には人が毎日必要とするビタミンCの14倍!!

100gあたり1100〜2000mgなんだそうです。

ちなみに、オレンジは100g中54mgのビタミンCです。

 

その他にも、

ビタミンAベーターカロチンが豊富で人参と同じくらいくらい含まれています。

そして、トマトよりも多く含まれるリコピン抗酸化物質。

食物繊維はライ麦パンかのように豊富。

カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄分、ビタミンE、などなど

 

もう、色々と含まれていて栄養素が凝縮されているんですね。

良い意味で「爆弾」と見出しが付くのもわかります。

 

 

 

 

ローズヒップを摂取すると効能はいかに?!

ビタミンが豊富なので風邪などで発熱した時や疲労回復によ良く、

お肌の状態を整えるのにも効果があります。

 

そして、乾燥させたローズヒップのパウダーは

関節炎や関節リウマチの症状がある方におすすめ。

関節の炎症と痛みを軽減させるようで、これらはローズヒップに含まれる

ガラクトリピドという成分が効いているとのこと。

 

更に、Aftonbladetによると、ローズヒップは心臓を保護し、

癌組織を死滅させる助けをする効果がある、といくつかの研究で発見されたようです 

 

 

 

 

ローズヒップは多機能ベリー

ローズヒップ、フィンランドでは、そのまま食べることはまぁありませんが

塩辛いお料理とも相性が良いです。

いくつかのスパイスと組み合わせてピューレのようにしてサーモンにかけても良いですね。

 

もちろん、ローズヒップの実を使ったケーキもフィンランドにはありますよ。

 

乾燥させて粉末状にしたものは、お茶にしても良いですし

飲むヨーグルトに混ぜても良いでしょう。

 

そう、乳製品との相性は抜群で定番中の定番です。

ローズヒップのアイスクリームもありますので

もしフィンランドに来られたらスーパーなどで探してみてください。

癖がなくて本当に食べやすいですよ!

 

 

参考・引用:yle -Ruusunmarja on syksyn yllättävä terveyspommi

参考・引用:Iltalehti -Uusi supermarja? Ruusunmarja on huipputerveellinen

 

 

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