カシス?黒すぐり?ブラックカラント!フィンランドのベリー

公開日:2020年3月2日  関連分類:

 

みなさんがよく聞くカクテルの名前「カシスソーダ」や「カシスオレンジ」。

 

このカシスの実、そのものを食べたことがある人はほとんどいないと思います。

 

実は、この「カシス」というベリーですが、他にも名前があり、

 

黒すぐり」「ブラックカラント」とも言われたりします。

 

 

ちなみに、ベリーが豊富に採れるフィンランドではムスタヘルッカ(Mustaherkka)といいます。

 

こちらではとても馴染みのあるベリーのうちの1つで、年間平均収量は1ヘクタールあたり約3,000kg!!

 

 

 

日本名では「黒すぐり」というが、その黒には良いことがいっぱいある

カシスの実は外見からも分かるように、黒い色をしていますね。

この黒い皮は、太陽の日差しをたくさん浴びている証拠です。

 

 

夏、女性が美白肌を守るために、暑いにもかかわらず黒い帽子や黒い日傘などをさして紫外線からお肌を守りますね。

 

それとのと同じ。

 

カシスも果実の中身を守るために皮が黒い色をしているんです。

 

 

そしてその皮には「アントシアニン」という成分が含まれています。

 

皆さんご存知、ブルーベリーにも含まれているこの成分。

 

 

「ああああ、どおりでブルーベリーも濃い色をしているのか」と納得できますね。

 

 

「ブルーベリーは目にいい」

と聞いたことはありませんか?

 

目にいい成分、これが先ほど言ったアントシアニンのおかげなのですが、カシスにも含まれているので、同じ効果が期待できるベリーです。

 

 

それだけでなく、カシスは園芸用果実の中ではビタミンCの王様とも言われているベリー。

 

50gほどのカシスだけで、1日に必要なビタミンCが満たされるほど。

 

他にはビタミンE、ビタミンK、そして食物繊維も豊富。

 

女性ホルモンを整えてくれる効果もあります。

 

 

 

 

カシスは糖尿病の方やアトピー性皮膚炎で悩んでる人にもおすすめ!

カシスのベリーそのものを食べると、種子が歯間に挟まったりして、ちょっと厄介なこともありますが、この種子も実は身体にいい働きをするんです!

 

それは種子に含まれる脂肪酸組成にあります。

 

カシスの種子油には、カンマリノレン酸(GLA)が多く含まれているのですが、これは特定のものからしかできない貴重なもの。

 

この貴重な脂肪酸から何が得れるかというと、

 

 

  • アトピー性皮膚炎
  • 糖尿病
  • 脊髄や視神経、脳などに病巣ができる多発性硬化症(MS)
  • 月経前症候群(PMS)
  • アルコール依存症

などの助けとなり、

 

 

さまざまな血管疾患から保護するとされています。

 

 

 

 

フィンランドで野生カシスを見つけられなかった場合はジュースという手も。

 

カシスは14種ほどそれぞれあり、国によって豊富に実る品種が違いますが、

 

実はイギリスから東アジアまでの広範囲で実るベリーです。

 

 

ヨーロッパでは地中海、アイスランド、最北端のツンドラ地域を除くその他のほとんどの地域で見られるカシスです。

 

 

日本ではリキュールのカシスはすぐに見つけられても、それ以外はあまり見かけることがありませんね。

 

フィンランドでは、国全土で野生のカシスが実りますが、寒いところが苦手なベリーですのでラップランドの北部では稀なベリー。

 

 

カシスが好む場所は小川や湖周辺、水路の近くで栄養豊富な土壌と良い日当たりと少しの影がある場所です。

 

 

せっかくフィンランドまで旅行に来たのにカシスに巡り合えなかったという方は、スーパーの冷凍コーナーにも売っています。

 

 

更には、ジュースのコーナーへ行ってみてください。

 

カシスジュースの原液が売ってあります。

 

この原液をカルピスと同じように水で割ったり、ソーダ水で割ったりと自分好みの量と口当たりで飲むことができます。

 

 

ラッキーなことにもフィンランドでカシスを見つけたら、1/2カップぐらい(1dl)の量を目指して食べみてくださいね。

 

一瞬で食べれる量です。

 

これでその日、1日分のビタミンCを摂取できるということですから、凄いベリーです!!

 

 

情報・引用:mtv-uutiset -Vähäkalorinen vitamiinipommi: Tämä supermarja voittaa jopa mustikan!

関連記事

クレームフレーシュ?クレームフレッシュ?フレンチクリーム??耳にしたことがありますか?実は家でも作ることができます。どんな料理に合うのか、味や食感、カロリーなど。そし…...続きを読む
フィンランドのBBQには欠かせない大きなソーセージ。本当によく食べられているので一度はどんなものか試してみたくなります。たくさん売られているソーセージ、どれを選べばいい…...続きを読む
スメタナというサワークリームはロシア料理によく使われますが、フィンランドでも使われます。特にクリスマス時期になるといつも以上に売れる食品。今回はびっくり簡単レシピも公開です。
フィンランドで有名なベリーはブルーベリーですが、ローズヒップも立派なベリーの仲間。街を歩くと必ず道の途中で見かけるぐらいフィンランドでは身近なスーパーフードなんです。
フィンランドで売られているバターミルク
バターミルクはどんな味?日本のものとフィンランドのものでは味が違うのはなぜ?そのまま美味しく飲めたりお料理に使うとワンランク美味しくなる!手軽に代用できる作り方も載せています。
円柱型のタルトケーキ、フィンランドでは年が明けたらこのスイーツの出番です。どんな味がするのか、どこのメーカが一番美味しいのか、そしてこのスイーツの名前の由来などを書いてます。

お薦めの北欧スポンジワイプ

是非水回り、テーブル拭きなどにご活用頂きたいです。


ショップコンセプト

1.フィンランド 北欧というと?

フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。

2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい

「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。

「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。

3.運営に「誠実」と「感謝」

「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop

4.キートスショップの名前

Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。

キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。

キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら