フィンランドでは乳製品、
驚くほど種類が多く
消費量もまた、
日本人の数倍というお話は以前お伝えしました。
その中でも日本では馴染みのない乳製品、
ヴィーリ(Viili)
とは、、いったい、、、
どのような食べ物なのか探ってみましょう。
ヨーグルトのようでヨーグルトではないヴィーリ
北欧では一般的に
「酸っぱい乳製品」
または
「サワーミルク製品」
の部類になります。
え?それってヨーグルトのことじゃないの?
と思いますよね?
いいえ、ちょっと違うのです。
ヴィーリはヨーグルトと味は似ていますが
発酵する過程で
細菌の代謝交換時に
少しだけヨーグルトとは違う味が加わるので
ほんの少しではありますが
またヴィーリにはヴィーリの味があるのです。
「いやでも何か納得いかない」
わかります、わかります。笑
では、もっと納得していただきましょう。
大きな違い、
それはズバリ
食感!!!
ヨーグルトだとパックで売っていたりしますが
ヴィーリはパックでは売られてないんです。
なぜなら
パックだと注ぎ口から
なかなか中身が出てこなくて
かなり不便だからです。
ですので売られている製品は
プラスチックのカップが普通。
ヴィーリはスプーンですくった瞬間に
すぐわかるほど
トローっと、ネバーっと
伸縮性があります。
納豆のような感じも…
しないでもないですが
そこまで糸を引くということはありません。
なんとも不思議な食べ物なのです。
フィンランドではどんなふうに食べられている?
ヴィーリもヨーグルト同様、
イチゴ味、バナナ味、洋ナシ味…
色々な種類があります。
味付けされているものは
そのまま食べるのが一般的で
子供から大人まで年齢問わず
食されています。
プレーン味も、もちろんあります。
こちらもそのまま食べてもよし、
砂糖やジャム、シナモン、
ベリー などと一緒に食べてもよし、
シリアルやオートミールを混ぜて食べられることもあります。
このように、
ヨーグルトと同じ感覚で食べるものです。
トロトロしないネバネバしないヴィーリもある
ヨーグルトとは食感が違うと言ってたじゃないか!
はい。その通りです。笑
しかし、ヴィーリは
「酸っぱい乳製品」
「サワーミルク製品」
と北欧で言われているワケがあります。
お料理にも使われるということ。
お料理に使われるヴィーリは
トロトロ、ネバネバはしていません。
ヴィーリはヴィーリでも
ケルマヴィーリ(Kermaviili)と言われていて
直訳すると
クリームヴィーリ。
これをお料理に使うと
より一層ヨーグルトとはまた違った味に大きく変化します。
例えば、
カラプイコット(Kalapuikot)と言われる
スティック状に切った魚の身をフライした料理や
フィンランドの代表するお料理、
ミートボール、リハプラット(Lihapullat)などに
かけるソース。
色々な種類のソースでいただく事ができるお料理ですが、
ヴィーリを使ったソースと共にいただくことがよくあります。
※フィンランドのブルーベリーパイにもケルマヴィーリ(Kermaviili)を使います!
参考記事:フィンランドを代表する料理:ブルーベリーパイ(デザート)
フィンランドではポテトチップスにヴィーリが必須
みなさん、ポテトチップスを食べる時は
どのように食べていますか?
ほとんどの方が
「そのまま」
でしょう?!
フィンランドでは、
ポテトチップスといえば
コレがなきゃ落ち着かないんです。
はいでました
ヴィーリ。
またここにも登場です。笑
ポテトップスの売り場の隅に置かれている
ふりかけのような小さな袋に
タコス味、BBQ味、パプリカ味など…の
それぞれ味付けされた粉末が入っています。
この、ふりかけのような粉末を
先ほど登場した
クリームヴィーリと混ぜると
ポテトチップスのディップに早変わり!
ポテトチップスに味がついているのに
なんでわざわざまた味を付けたヴィーリに
ディップするのかが謎ですが、笑
フィンランドではコレが一般的な食べ方なのです。
フィンランドでは乳製品の大切な名脇役
さて、今回は日本人にとっては不思議な謎の食べ物ヴィーリをご紹介しましたが、
ちょっと興味が出たのではないでしょうか?
フィンランドではヴィーリよりもヨーグルトの方が種類豊富で、消費量もまた、ヨーグルトには劣ります。
しかしヴィーリにはヴィーリにしかない役目がありますし、また別物。
フィンランドにご旅行された際には、「是非とも御賞味あれ!」の食品です。
経験値のレベルがまたほんのちょっと上がりますよ。
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ちょっとしたオシャレをしたい時に是非参考にご覧ください。
ショップコンセプト
1.フィンランド 北欧というと?
フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。
2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい
「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。
「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。
3.運営に「誠実」と「感謝」
「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop
4.キートスショップの名前
「Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。
キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。
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