ムーミンの物語を知る方はご存知だと思いますが、ムーミンママはよくパンケーキを作ります。
そしてパンケーキに添えられるのは台所の棚に保存してある色々な種類のジャム。
ムーミン谷の人たちは物語の中で幾度とムーミンママの作るパンケーキを食べます。
特にリトルミイはこのパンケーキが大好き。
さて、この誰しもが愛する美味しいパンケーキ、ムーミン谷のものだけではありません。
実はフィンランドでもよく食べられているおやつで、もちろんお家で簡単に作ることができます。
今回はムーミン物語と一緒にこのパンケーキのお話、そして計量器がいらないレシピも添えてご紹介していきます。
※ムーミンの小説は読まれたことがありますでしょうか。内容は長いですが、短時間でも読めるダイジェスト版をまとめましたので是非お読みください。
参考記事:【ムーミン小説】の関連ブログ記事
フィンランドでは給食にも登場するパンケーキ
フィンランドのパンケーキの歴史に関する研究者が言うには、
元々フィンランドのパンケーキのレシピはオムレツに似ていたそうで、それは中世のころにまで遡るのだとか。
実は1800年代までいうほど人気ではなかったパンケーキ。
なぜなら小麦は高価な材料でした。それ故、当時パンケーキと言うのは高級な食べ物だったためです。
世間で頻繁に食べられるようになったのは1900年代に入ってから。
現在ではフィンランドの幼稚園〜専門学校まで幅広い学食でパンケーキが提供されることもよくあり、一般家庭でも気軽に食べられるみんなが大好きなパンケーキです。
パンケーキにジャムをのせて食べる人に悪い人なんているわけがない。
話しかけても大丈夫。
(「楽しいムーミン一家」より)
物語の中でムーミンママが言った有名なセリフです。
このムーミンママの言う通りだと、フィンランド人は皆「悪い人ではない」と言うことですね。笑
フィンランドではパンケーキにジャムをのせることはもちろん、アイスクリームやバニラクリーム、ホイップクリーム、夏には新鮮なベリーなども添えて食べられることが多いのです。
しかも!
フィンランドのパンケーキは冷めても美味しい!!!
あえて、熱々のパンケーキを冷ましてから食べる人も少なくはないんですよ。
フィンランドのパンケーキが四角い形をしているわけ
※写真は参考書籍より撮影して引用:Muumi Mamman keittokirja by Tove Jansson and Sami Malia
エンマは返事もしないでチーズを見つめていたかと思うと、いきなり手を伸ばし、チーズをとってポケットにねじ込みました。それからエンマのの視線が前進して、小さなパンケーキにとまりました。
「それは、あたいたちの!」
ちびのミイが叫んで、ぴょんとパンケーキの上に座りこみました。
「そんな、お行儀の悪いふるまいをするものではありません」
ミムラねえさんがたしなめて、妹をヒョイとおろし、パンケーキを取って表面をサッサと払ってからナプキンの下にかくしました。
(「ムーミン谷の夏祭り」より)
このミイが乗っているパンケーキ、よく見てみると四角い形をしています。
皆さんが思い浮かべるパンケーキは丸い形をしているのではありませんか?
そう、フィンランドのパンケーキは一枚一枚フライパンで焼くのではなく、
オーブンの天板を使ってみんなの分を一度に焼いてしまう作り方です。
熱々に焼けた一枚の大きなパンケーキをナイフで切り分けるのがフィンランド式。
もちろん、オーブンがなく天板もないと言うのであれば、他の容器に入れて焼いたり、フライパンを使って焼いたって構わないのです。
とっても簡単、はかりがいらない美味しいパンケーキの作り方
材料(4人分)
- 小麦粉:2カップ
- 牛乳:5カップ
- 卵:4個
- 砂糖:大さじ3
- 塩:小さじ1
- 大きめのボウルに牛乳・卵・砂糖・塩を軽く混ぜ合わせます。
- ある程度混ざったら、今度は泡立て器などで混ぜながら小麦粉を少しづつ加えていきましょう。
- 全て混ぜ終えたら、5分〜10分ほど生地をねかせます。
- オーブンシートを敷いた天板に生地を流し込み、200度のオーブンに30分。
- 美味しそうな匂いと綺麗な焼き色がついたら出来上がりです!
ふわふわした柔らかいパンケーキがお好みなら…
卵の卵白だけ別に分けてきめ細かくフワフワに泡だてておき、その他の材料全て混ぜ終えてからフワフワ卵白を切るように混ぜ込んで焼いても良いです。
オーブンがない場合はフライパンでも作ることができますよ。
とっても簡単に作れて、アレンジもききます。
ちょっと健康的に食べたいならすり下ろした人参など入れて作ってもいいですね。
これなら幼児食としてお子さんと一緒に美味しく食べることもできます。
ぜひ、ムーミンママの、フィンランドのパンケーキをお家でも作ってみてください。
※ご存知でしょうか?スナフキンもよくパンケーキを食べます。なぜなら、彼のすべての荷物が入っているリュックにはパンケーキを焼くフライパンが必ず入っているほどですから。そんなスナフキンのことを記事にまとめていますので是非ご一読ください。
参考記事:【スナフキン】の関連ブログ記事
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ショップコンセプト
1.フィンランド 北欧というと?
フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。
2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい
「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。
「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。
3.運営に「誠実」と「感謝」
「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop
4.キートスショップの名前
「Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。
キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。
キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら)