フィンランドのスーパーに行ってみよう!買い方、払い方、値札の見方をご紹介

公開日:2018年7月7日  更新日:2020年2月18日  関連分類:

スーパーは生活に最も密接したサービスの一つであり、最もよく通う商業場所の一つです。

 

 

日本のスーパーをよく使ってきたら日本のスーパーでの「常識」がお客様の「慣習」になるでしょう。

例えば、全ての商品に必ず値札が付いていてすぐに値段がわかることや、商品は全てパッケージに入れられ、レジに行く前に基本的に店員さんと話すことがないことなどです。

 

 

もちろん、国が変われば、これらの「常識」も変わります。

では、フィンランドのスーパーではどのように変わるのでしょうか。

 

 

営業時間の表記と認識方法

フィンランド特有なのか、北欧特有なのか、ヨーロッパ特有なのかはわかりませんが、フィンランドのスーパーやショッピングモールの「営業時間の表記」はちょっとわかりにくいです。

 

 

営業時間の表記には大体「3組の時間帯」が書かれてあり、営業時間っぽく見えるが、どれがどういう意味をしているかがよくわからないですよね。

 

実にこの3組の時間帯を表す数字について、一番上は「平日」の営業時間で、真ん中が「土曜日」の営業時間で、一番下が「日曜日」の営業時間です。

「平日」「土曜」「日曜」という順に表記しているわけです。

 

 

ちなみに、独立記念日、夏至、クリスマスなどフィンランドの祝日になると多くのスーパーは営業時間短縮したり、閉まったりします

祝日に関する営業状況は各スーパーのウェブサイトもしくはスーパー入り口の張り紙を確認するしかありません。

 

 

 

 

フィンランドのスーパーの営業時間表記。上から順に「平日」「土曜」「日曜」の営業時間を表しています。

 

 

重さをはかり、値札を自分で貼る必要がある商品もある

フィンランドのスーパーでは主に「果物」と「パン」は自分で重さをはかって値札を自分で貼る必要があります

※なお、「LIDL」スーパーでは自分で測る必要がありません。レジで店員さんがやってくれます。

 

 

特に包装されていないばら売りの商品(みかん、ジャガイモ、メロン、キノコなど)が該当します。

 

まずは値札に書かれてある「数字」を確認します。

果物売り場やパン売り場の近くに置かれているはかりに行き、野菜やパンをはかりの上に載せ、野菜やパンの単価値札に書かれてある数字を押せば値札シールが出てきます。

そのシールを野菜やパンの袋に貼ればOKです。

 

※下記の写真では、バナナは1キロ1.95ユーロ。はかりで「68番」を押して値札シールを出します。

 

 

ちなみ小腹が空いて、1本だけ食べたい、数本だけでいいのにな、なんて時はふさから切り離しても問題ありません! 品物なのに勝手にちぎって良いのかと思うかもしれませんが、大丈夫です。

 

自分が購入したい本数や分量だけ、買うこともできるので便利ですね。

 

 

フィンランドのスーパーの値札。まる68は量り売り用の番号。矢印は商品の位置を示します。

 

 

量り売り用のはかり。商品を載せ、番号を押せば、値札シールは出てきます。

 

 

包装されている商品はパッケージごとの値段が書かれてあり、自分で値札を貼る必要がありませんが、ばら売りの商品は重量を自分ではかり、値札を自分で貼ります。売り場の近くに無料のビニール袋が設置されているので、ばら売りの商品を買う時に使います。

 

 

包装された果物は測る必要がありません。

 

 

伝統市場のような肉の買い方も

既に包装されている魚やお肉でしたらそのまま値札が付いてありますが、冷蔵展示棚にある未包装の魚、お肉、エビなどの新鮮食品カンターには店員が付いています

 

欲しい量を店員に伝えればその場で切ったりして包んで値札をつけてくれます

 

大きいなショッピングモールの場合、人が多いため、番号札を引いて待つ必要がありますのでご注意ください。

 

 

大量なソーセージは夏のBBQに不可欠

 

 

 

 

ばら売りのパンをはかる必要も!

ばら売りのパン売り場にはパンを入れる袋があり、その袋を使ってほしいパンを入れます。

スーパーによりますが、パンを自分で測って値札シールを貼る必要があるスーパーもあれば、その必要がないスーパーもあります。

 

 

フィンランドのスーパーの焼きたてパンコーナー。量り売りが多いです。

 

 

※見た目が黒いパンはフィンランド特有のライ麦パンです。少し硬めで酸味があります。美味しいかどうかは人それぞれですが、ぜひ試してみてください。また、燕麦のパンもありますよ。

 

 

フィンランドのスーパーの食パンコーナー

 

 

お酒の購入は夜9時まで!

フィンランドではお酒の購入できる場所が決められています。

度数が5%前後のアルコールが少ないビールやロングドリンク、サイダーなどのお酒はスーパーで購入することができます。

 

しかし、購入できるのは21時までです!時間を過ぎるとレジの機械がお酒商品のバーコードを読めなくなります。

レジに20時58分に並んだとしても21時前にレジを通さないと買えません。

 

 

度数の高いお酒は酒類専門店「ALKO」でしか購入できません。

 

 

フィンランドのスーパーのお酒コーナー。ビール、ロングドリンク、サイダーなど種類が多いです。

 

 

食料品の種類が日本より少ない

新鮮食品の多くは輸入に頼るので、種類はかなり限られています。

 

また、惣菜コーナーは大きいなスーパーやショッキングモール併設のスーパーにありますが、通常のスーパーには必ずあるとは限りません。

 

惣菜コーナーでは重さをはかって値段が決まるシステムが多いです。

 

 

酪農が発達するフィンランドのスーパーにハムの種類が多い

 

 

 

 

フィンランドのスーパーにあるインスタントスープ

 

 

リンゴンベリー(フィンランド語でPuolukka)のジャムはとてもおいしいです!

 

 

フィンランドのスーパーのジャムコーナー。日本と違ってベリー類のジャムが多いです。

 

 

ブルーベリージュースもとてもおいしいですよ!(しかもフィンランド国産!)

 

 

フィンランドのジュース。ブルーベリージュースがおいしいですよ!

 

 

レジで支払う方法

フィンランドのスーパーで無料のレジ袋は存在していません。(すごく薄くて小さい生鮮食品用の無料ビニール袋はありますが)

そのため、袋が必要な方は自分でレジ台の下から必要な枚数を取って商品の上に置いて精算しないといけません。1枚約20セントです。

 

 

商品は全て自分でレジのベル台に載せ、前の客の商品と後ろの客の商品の間に区分けバーを置きます。

 

 

お支払いにフィンランドは基本的にカード(デビットカード)を使ってレジの前にある小さいマシンに差し込んでパスワードを入れて払います

 

日本からのクレジットカードを持っていれば、クレジットカードをそのマシンに差し込んで4桁の暗証番号を押せば払えるはずです。

VISAカードは確実に使えるはずですが、JCBは使えない可能性が高いです。

MASTERカードも基本的に問題なく使えます。

 

 

もちろん、現金も使えますが、5セントや2セントなどとても使いにくいコインがたくさん返ってくるのでとても不便です。

 

 

ギャンブルコーナーが併設されています

フィンランドのスーパーにはよくギャンブルマシンが置かれてあり、おじさんおばさんがよく遊んでいます。

はまると危ないですが、1~2ユーロでしたらちょっと運を試してみませんか?(英語もあるので、操作は大体簡単です。)

 

※ギャンブルマシンは18才以下使用禁止です。

 

 

フィンランドのスーパーに良く置かれているギャンブルマシン

 

 

フィンランドのスーパーは大きく3大系列に分かれます

フィンランド全国のスーパー小売業者は基本的に3社が独占しています。

フィンランド系の「Sグループ」「Kグループ」とドイツ系の「LIDL」です。

 

 

Sグループの日本のイオンのような多分野の事業(デパート、サービスエリア、銀行など)を運営する総合小売業者ですが、Kグループは小売りを専門としています。

 

町でよく見かける「Alepa」「S-Market」「Prisma量販店」「ABCサービスエリア」「フォーラムデパート」「SOKOSホテル」などはSグループのお店です。

 

 

K-Market」「K-Citymarket量販店」などがKグループになります。

 

 

ドイツ系の「LIDL」は格安スーパーで品揃いが少ないですが、上記のS、K系列スーパーよりは10~20%ほど安いと言われています。

 

 

フィンランドにあるドイツ系格安スーパーLIDL

 

 

是非フィンランドに来たらスーパーに行ってみましょう!

フィンランドのスーパーに関する様々なノーハウをご紹介させて頂きましたが、いかがでしょうか。

 

スーパーに行くとローカルの市民はどのような食材を買っているか、どういうものがよく食べられるかがわかります。

現地文化を理解するにはうってつけですね。

 

チャンスがあれば是非行ってみてくださいね!

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ショップコンセプト

1.フィンランド 北欧というと?

フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。

2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい

「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。

「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。

3.運営に「誠実」と「感謝」

「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop

4.キートスショップの名前

Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。

キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。

キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら