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フィンランドでは「フィンランド語」を母国語として話します。
なかなか聞かない言葉ですので、初めて「フィンランド語」って聞いたら、「何それ!?」と思うでしょう。
今回は旅行用の簡単なフィンランド語挨拶とフィンランド語ってどのような言葉なのかをざっくりご説明します。
わかりやすい動画も作成しましたので、是非チェックしてみてください!
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フィンランド語の発音はローマ字そのまま
基本的にフィンランド語の発音はとても簡単です。
フランス語みたいに発音とアルファベットと全然違うこともなければ、中国語みたいに4種類ものアクセントがあるわけでもありません。
全てアルファベットの通り読めばいいです!
アクセントは質問でも普通のセンテンスでも全て最初に強めで徐々に下げていくのみ。
日本人にとって最も難しいのは「R」音はスペイン語と同じように舌を震えわせるので、ちょっと難しいです。
舌さえ震わせることができれば、フィンランド語の発音はもう楽勝でしょう。
舌をうまく震わせられなくてもフィンランド人は普通に聞き取れるので、特に問題ありません。
フィンランド語特有の母音は三つあります。
「y」→「ウュ」
「ä」→「あ」と「え」の間の音
「ö」→「オ」
旅行に必要なフィンランド語を5分で覚える
フィンランド、特に首都のヘルシンキでは英語でほとんど通じます。
特にヘルシンキで接客業(レストラン、ホテルなど)を仕事とするフィンランド人は100%と言っていいほど英語は通じます。
現地語のフィンランド語で挨拶したりするのはお互いに親近感が湧き、距離を縮めるためです。
日本語 | フィンランド語 | 発音 |
こんにちは | Moi (朝から夜まで使える) | モイ |
さようなら、じゃね | Moi moi | モイモイ |
ありがとう | Kiitos | キートス |
要らないです。ありがとう。 | Ei kiitos | エイ、キートス |
すみません | Anteeksi | アンテークシ |
ごめんなさい | Sori | ソリ |
トイレ | Vessa | ヴェッサ |
助けて! | Apua! | アプア |
筆者がヘルシンキで最も日常的に使うのは「Moi」「Ei kiitos」「Moi moi」の三つです。
フィンランドでは「誰にでも」その日は初めて会う時には「Moi」を言います。
コンビニの店員さんに質問をするときも最初に「Moi」、スーパーのレジで会計する際にレジ係にも「Moi」、カフェで注文する際も最初に「Moi」です。
アクセントは「⤵」ですね。
そして、その次によく言うのが「Ei kiitos」(要らないです。ありがとう)です。
基本的に「レシート要りませんか」と聞かれる際に返事するお答えです。
なので、スーパーで会計が終わったら、レシート要りませんかと聞かれて「Ei kiitos」と答えます。
カフェでも会計が終わってレシート要りませんかと聞かれて「Ei kiitos」。
「Anteeksi」(すみません)は使いますが、日本ほど頻繁に使いません。
旅行者であれば、使わなくても問題ないです。
「Anteeksi」の代わりに「Moi」を使えばよいです。
フィンランドで旅行する際は基本的にこの「Moi」「Ei kiitos」の2語で十分です!
※ちなみに、もう少し礼儀正しく言いたいなら、Moiの代わりに「Hei」(ヘイ)を言います。
フィンランド語は英語やラテン語系の言語と全然違う
フィンランドはヨーロッパにあるが、近隣国家の言語とは全然違います。(エストニアだけは似ています)
アルファベットを使う言語の多くはラテン語系で多かれ少なかれ英語に似ている部分があります。
下記の例を見ればわかりやすいでしょう。
英語 | University(大学) |
ドイツ語 | Universität |
フランス語 | Université |
スペイン語 | Universidad |
イタリア語 | Università |
スウェーデン語 | Universitet |
デンマーク語 | Universitet |
ノールウェー語 | Universitet |
ポーランド語 | Uniwersytet |
フィンランド語 | Yliopisto |
お分かり頂けたでしょうか。
フィンランド語は他のラテン語系言語と全然違うでしょう。
実にフィンランド語はアルファベットを使っていますが、ラテン語系ではないです!
ウラル語系だそうです!世界中で似ている他の言葉はエストニア語、ハンガリー語とトルコ語だそうです。
そのため、フィンランド語を勉強する時に単語を覚えるのにかなり苦労します。
英語の基礎があってもなくても関係ないので、ゼロからの再スタートになりますね。
(そういう意味でも英語ができなくても何の問題もありません!)
フィンランド語は文法が一番難しい
文法が難しいというのは単純に「ルールが多い」だけです。
フィンランド語の文法がどれほど煩雑なのかを簡単に説明しますね。
例えば「私はきれいな製品を売る」という言葉を言いたいです。
英語だと「I sell beautiful products」ですよね。
英語の文法と言っても、動詞のSellは第一人称のIに適応する形を使い、製品のProductに複数を表すSを付け加える程度です。
フィンランド語だとこれらのルールを考えないとセンテンスを作れません。
- 人称に合わせて動詞を変化させる(英語にもあるルールだが、英語より煩雑)
- 動詞の分類グループ(6つある)に合わせて変化させる(英語にない)
- k、p、tというアルファベットが単語に入っていれば追加変化させる(英語にない)
- 名詞の複数が特定多数か、不特定多数かで変化形が変わる(英語はtheをつけるだけ)
- 名詞の変化はグループ(11つある)に合わせて変化させる(英語にない)
- 名詞が変化するなら、前の形容詞も変化する(英語にない)
は?なんじゃこりゃ!?って感じでしょう!
筆者も同感です(笑)
では、フィンランド語でセンテンスを作ってみましょう!
それぞれの単語はこれらです。
- 私:Minä
- 売る:Myydä
- きれいな:Kaunis
- 商品:Tuote
「私はきれいな製品を売る」の完成したフィンランド語のセンテンスはこれです。
「Minä myyn kauniita tuotteita.」
「売るMyydä」を語幹の形に戻して「myy」、第一人称の「n」をつけて「myyn」になります。
「きれいなKaunis」を語幹の形に戻して「kaunii」。複数形の語幹は同じ形で「Kaunii」。後ろの名詞は不特定多数なので、形を合わせて助詞taを付けてkauniitaに。
Tuoteを語幹の形に戻して「tuottee」、複数系の語幹は「tuottei」に変化し、不特定多数なので助詞taを付けてtuotteitaに。
変化がとても多くて複雑ということをお分かり頂けたのでしょうか。
こちらにもフィンランド語がいかに難しいかを表す一例があります。
動詞が変わるだけで語尾がすごく変化するのです。フィンランド語では。
このフィンランド語を勉強する外国人は最後にイライラして怒りましたね。笑
参考記事:呆れるほど難しいフィンランド語、そのわかりやすい一例
フィンランド語って学ぶ必要がある?
一言で言えば、「フィンランドに5年以上住む予定がなければ要りません」。
基本的に都市に住んでいれば英語でかなり通用しますので、5年以下しか住む予定のない方はフィンランド語の勉強に莫大な時間をかける必要がありません。
興味ある方は半年や1年程度で少し勉強するのがよいでしょう。
しかし、5年以上長期滞在する予定の方はやはり少しずつ勉強していきましょう。
また、田舎の村に住む予定であれば、最初からフィンランド語が必要かもしれません。
田舎で英語ができる人も少ないと思いますね。
筆者は実際フィンランドのユヴァスキュラ(人口13万でフィンランドでは中堅規模の都市)と首都ヘルシンキの2都市に住んだ経験があります。
言語において一番の違いはやはりフィンランド人が英語を使う意識の強さですね。
ヘルシンキで行われる公的なイベント、コンサートなどのお知らせに一般的に英語も多く併記されていますが、ユヴァスキュラでは基本的にフィンランド語しかありませんでした。
この点は特に要注意ですね。住む場所によってフィンランド語をやっていくかどうかの覚悟が変わってきます!
まとめていうと、フィンランドで英語だけで生活ができても、もし社会に溶け込み、完全な自由を得たいならやはりフィンランド語が必要ですね。
ちなみに、フィンランドでの「イェス」と「ノー」は実に日本語での言い方と少し違うのです。
その詳細を知りたいからは下記の記事をご覧ください。
参考記事:学校では教えてくれないフィンランド語の使い方・「はい/いいえ」どっち?
また、もう少しフィンランド語を理解したい方はフィンランド語使われる「行く/来る」を見てみませんか?これもまた一つややこしい所ですよ。。
参考記事:学校では教えてくれないフィンランド語の使い方・「行く/来る」ややこしい!
もうちょっと気楽にフィンランド語を楽しみたい方はこちらの記事をお薦めします!
参考記事:学校では教えてくれないフィンランド語・動物の泣き声
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ショップコンセプト
1.フィンランド 北欧というと?
フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。
2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい
「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。
「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。
3.運営に「誠実」と「感謝」
「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop
4.キートスショップの名前
「Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。
キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。
キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら)