「ほら、ワンワンがいるよ!」
日本人だと、この状況では「犬」のことを話しているとすぐわかるでしょう。
小さな子供から「動物はどんな鳴き声をするのか」と言うことを日本含め、世界では自然と覚えます。
生まれてからの第一声は「ママ」「パパ」ではなく動物の鳴き声だったと言う子供も少なくはないはず。
動物は種類によってそれぞれ違いますが、同種類だとほぼ同じ鳴き声をするにもかかわらず、人間界では非常に多くの鳴き方の表現があります。
日本ではワンワンと犬は鳴きますが
アメリカだとバウワウ(bowwow)、フランスはウワウワ(ouaf ouaf)…
と、その国の使う言語によって鳴き声がそれぞれ違う様に表現されます。
では、動物の鳴き声をフィンランドではどう表現するのかご存知ですか?
雄鶏の鳴き声にはフィンランド語も「K」を使う
朝が来きたと知らせる動物といえば、雄鶏を想像しますよね。
「コケコッコー」が子供の時から当たり前で、
私が小学校の頃、英語圏では「クックドゥードゥルドゥー(cock-a-doodle-doo)」と鳴くと初めて知った時は、かなりの衝撃を受けたものです。
コケコッコー以外に何があると言うのか!!当時は違和感アリアリでした。
私と同じ思いをされた方も少なくはないと思います。
フィンランドでも日本と同様「朝が来たことをお知らせする動物」といえば雄鶏のイメージが大きいですが、
鳴き声は
「クッコキエクー(Kukkokiekuu)!」です。
またまた違和感アリアリに感じる方も多いでしょう。笑
しかし、気づきましたか?「か行」である「K」の多さに。
英語圏とは違い、日本語もフィンランド語も雄鶏の鳴き声には多くの「か行」が使われているので実は日本語とフィンランド語の表現の仕方は似ているのです。
身近な犬や猫の鳴き声は動詞にも使われる
多くの子供がダントツでよく使う動物の鳴き声といえば、
日本でもフィンランドでも同じ、犬の鳴き声です。
フィンランドで犬は
「ハウ ハウ(Hau Hau)」と鳴きます。
そして、子供の言葉で「犬」と言うと「ハウック(Haukku)」
日本でも犬のことを「ワンコ」や「ワンちゃん」と言ったりすることありますよね?
そんな感じだと思っていただければ良いです。
更には、「犬が吠える」と言う動詞は「ハウックア(Haukkua)」
そう、鳴き声に似た様なものが入る動詞、実はフィンランド語には幾つかあるのです。
例えば、
羊は「マ゛ー(Mää)」と鳴きます。
(ä「あ」と「え」の間の発音)
この羊が鳴くと言う表現に使われる動詞は「マーキア(Määkiä)」。
「メソメソする」といった他の意味を指すこともあります。
そして、フクロウ。
日本の「ホーホー」と言う表現に対し、
フィンランドでは「フフー(Huhuu)」です。
「フフイッラ(Huhuilla)」もフクロウが鳴く意味をする動詞ですが、違った意味を指すこともあり、例えば遠くから男女の仲をイジる時に叫んだりする「ヒューヒュー!」、この動詞にもあたります。
さて、犬の次に多く泣き声の真似をするのは「猫」ですね。
フィンランドで猫は、「ミアウ(Miau)」と鳴きます。
言葉だけを見て発音すると堅い感じがしますが、実際には「ミャァウ」の様に発音することが多いです。
さすがフィンランド、トナカイの鳴き声など色々
みなさん、
「トナカイの鳴き声を真似てみてください。」
と言われてパッとイメージが浮かぶ方、そうそういないのではないでしょうか?
もしくは無音?!
フィンランドではトナカイの鳴き声の表現、当然ながらあるんですよ。
「コホ コホ(Köh Köh)」
厳密な発音方法:öは「う」の口をしながら「お」、hは「ほ」をほぼ発音せず言う感じ。
フィンランド語に慣れていないとちょっと難しいですが、日本ではトナカイの鳴き声など聞く機会がないので、表現の仕方が出てこないのも仕方ありませんね。
では、他の動物の鳴き声もザッと見ていきましょう。
- アヒル:「ヴァーク(Vaak)」
- ハリネズミ:「スクヴィーク(Skviik)」
- ライオン:「ラ゛ーーー(Rääääh)」
- 小鳥:「ツィルプ ツィルプ(Tsirp Tsirp)」または「ティ ティ テゥー(Ti-Ti-Tyy)
- カエル:「クロアーク(Kroaak)」または「ワック ワック(Wak Wak)」
- ブタ:「ローホ(Röh)」
- オオカミ:「アウウー(Auu)」
- 馬:「イーハハー(Iihahaa)」
どうでしょう?日本と全く違って、フィンランドでの鳴き声の受け取り方や表現の仕方は面白いものです。
これらの鳴き声の表現には、普段フィンランド語を話す時にはない言語の並びが目立ちます。
さぁ!これで「ゆかいな牧場」と言う歌、
♫イチロウさんの牧場ぁーでぇー♫ の歌うと面白いことになりそうです。笑
歌詞の中に色々な動物たちが出てきますからね。
ちなみに、この歌ももちろんフィンランドでは有名ですよ。
こちらでは「ピーポラン バーリ(Piipolan vaari)」と言う歌の名前です。
それぞれの国の言語によって、表現のされ方が違ってくる動物の鳴き声、いかがでしたでしょうか?
ちなみに、フィンランドと全く関係のないお話ですが、今回の記事を書くにあたって私が初めて知ることができたこと。
それは、「トルコでは豚の鳴き声の表現がない!」と言うこと。
宗教上、豚肉を食べない国なのでブタの鳴き声も存在しないのだとか。
情報・引用:Yle-uutiset -Röh ja hau! Eläinten äänien matkiminen on..
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2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい
「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。
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「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop
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「Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。
キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。
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