サウナの本場と言えばフィンランドです。
日常的にサウナに入ることこそフィンランド流の過ごし方。
現在フィンランドの多くの自宅には自分のサウナもしくは共用のサウナがあるが、二次大戦終わった頃にはそんなにサウナがなく、多くのフィンランド人は「公衆サウナ」に通っていました。
(日本の銭湯に近い状況ですね)
その後、自宅にサウナを作ることが徐々に普及し、公衆サウナが徐々に閉業し、少しずつ減ってきました。
それでは、ヘルシンキ市内と近辺にはまた10数軒の公衆サウナが営業しています。
今回はヘルシンキ近辺の公衆サウナを中心に、ヘルシンキ在住者がお薦めする「1日でサウナ巡りの旅ベストプラン」をご紹介したいと思います。
※キートスショップ主催ヘルシンキ現地ツアー
朝サウナの選択肢:Kulttuurisauna ※【2022年7月現在、朝の営業はしていません。】
ヘルシンキには十数軒の公衆サウナがあるが、午後もしくは夕方から営業を始めることが多いです。
そのため、朝サウナができる場所が限られています。
その中で2020年7月23日現在こちらのKulttuurisaunaは朝サウナができます。
Kulttuurisaunaはヘルシンキ市内の「Hakaniemi」というエリアにあり、ヘルシンキ中央駅から徒歩でも21分程度行ける遠くない場所です。
ヘルシンキ中央駅からバス55番に乗ればサウナの近くまで行くことができます。
Kulttuurisaunaは現在水曜~日曜の朝7:00~11:00に営業しています。
サウナ施設にはロビー、海に入れる室外エリア、更衣室、シャワールームとサウナ室で構成され、基本男女別で裸で入ります。
男女共用エリアのロビーもしくは海に入る時にタオルを体に巻いておきます。
入浴料は15ユーロ(約2000円)で、営業時間内であれば時間制限はありません。
※公式サイト:kulttuuri sauna
サウナの特徴
- 男女別
- 裸で入る
- 海に入れる
詳しい情報はこちらの記事をご覧ください:
チャレンジャーは「ソンパサウナ」(Sompa sauna)へ!
ソンパサウナ(Sompa sauna)はヘルシンキにある「無料」の公衆サウナです。
その運営がボランティアによって行われ(ただし、常駐のスタッフがいません)、施設の維持(水や木材)も基本的にみんなが手伝い合って一緒にやっています。
そんなソンパサウナは筆者にとって最もヘルシンキのローカルサウナ文化に近い場所だと思います。
しかし、ソンパサウナへ行くことはなかなかのチャレンジです。
なぜならそこには更衣室もシャワーもありません!
そこにあるのはサウナの小屋、海に入る階段とベンチのみです。
そのため、着替えるなら空の下でやります。シャワーどうするかは各自考えるしかありません。
もちろん、貴重品を預けるロッカーもないですよ。
しかし、それでもサウナに入りたいという人はおそらく大のサウナ好きでしょう。
本物のローカルサウナ文化を体験するならここがベストかもしれません。
ちなみに、ソンパサウナには営業時間がありません。
全てセルフですので。
行ったときにサウナが温まっていなければ自分で火を起こしてサウナストーブを温めなければいけません。
営業時間がないので、早朝でも夜でも行けます。
ただし、夜には酔っぱらいが増える可能性が高いです。
サウナの特徴
- 混浴
- 裸・水着着用自由
- 完全セルフサービス
- 無料
- 24時間入浴可能
- 更衣室、シャワー、ロッカーなし
詳しい情報はこちらの記事をご覧ください:
午後のサウナ選択肢1:クーシヤルヴィ(Kuusijärvi)
午後になると営業を始める公衆サウナも増えてきます。
その中で筆者が最もお薦めで最も好きなサウナはこちらクーシヤルヴィ(Kuusijärvi)です。
クーシヤルヴィは正確にいうとサウナ施設ではなく、レクリエーション施設です。
そこにはレストラン、カフェ、室外のバーべーキュー場、天然湖プール、芝生、サウナ、ビーチバレーコートやバスケットコートなどがあります。
食べ物、飲み物とサウナ以外は無料なので、ローカル住民にとってはとても人気の高い場所です。
筆者はクーシヤルヴィの伝統的なスモークサウナが大好きです。
スモークの香りが楽しめるだけではなく、サウナ小屋が森に囲まれ、目の前が湖ですので、そこにいるだけで気持ちいい場所です。
サウナの値段はヘルシンキ市内の公衆サウナより安めで、入浴の時間制限もありません。
※大人料金13ユーロ(約1700円、ユーロ=130円)、スモークサウナは13時より営業。
※公式サイト:Kuusijärvi
現地の雰囲気がわかるビデオがありますので是非ご覧ください。
ただし、ヘルシンキ市内から少し距離があります。
バス1本で行けますが、約35分の乗車時間が必要です。
また、バスは1時間2本程度ですので、事前に確認しておきましょう!
サウナの特徴
- 混浴
- 水着着用
- 森と湖に囲まれる環境
午後のサウナ選択肢2:コティハルユサウナ(Kotiharju)
もし遠くまで行きたくなく、ヘルシンキ市内のサウナに入りたいなら、ヘルシンキ最古の公衆サウナはいかがでしょうか。
その名はコティハルユサウナ(Kotiharju)です。
1928年から営業しているコティハルユサウナはヘルシンキのカッリオエリアの古い石造建築の中にあり、ほぼ100年前のサウナを今でもその当時の雰囲気が味わえます。
赤いネオン「SAUNA」と多くの人々が道端に座って体を涼しむのがこのサウナ一番の特徴です。
サウナは火曜~日曜14:00~20:00営業で、料金15ユーロ(約1950円)です。
※公式サイト:KOTIHARJUN SAUNA
サウナの特徴
- 男女別
- 裸で入浴
- ヘルシンキ最古
最後に夜のサウナはロユリュ(Löyly)で締め括る
もしコティハルユサウナは「歴史」、クーシヤルヴィは「自然」というなら、ロユリュのサウナは「モダン」と言えるでしょう。
「ロユリュ」は2016年オープンしたサウナ・レストラン・カフェ・バーの複合施設で、外部は木造なのに岩の形をしている北欧建築の代表ともいえる施設です。
ヘルシンキ市内からのアクセスは比較的に便利で、施設と設備が新しく、使いやすいサウナだと思います。
また、海に隣接しているので、サウナ後に海へ飛び込むことも可能です。
更に、レストラン・バーは併設しているため、サウナ後に移動せずに食事したり、テラスで休んだりすることもとてもいい選択肢ですよ。
サウナは月曜16~22
火曜13〜22
水曜9〜11、13〜22
木曜13〜22
金曜13〜23
土曜9〜13、13~23
日曜11〜21
入浴料21ユーロ(約2700円)で2時間制です
※公式サイト:Löyly
サウナの特徴
- 混浴
- 水着着用
- 新しい設備
- 海隣接
詳しい情報はこちらの記事をご覧ください:
紹介した5つのサウナ、いかがでしょうか。
それぞれのサウナには特徴があり、楽しむポイントも異なります。
もし読者のあなたがサウナが大好きならば、ヘルシンキに来られた際に是非サウナ巡りの旅をしてみてくださいね!
一日3回もサウナに入るのはかなり疲れますので、無理せずにですね!
また、水分と塩分の補給もこまめに、忘れずにですよ。
※キートスショップ主催ヘルシンキ現地ツアー
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ショップコンセプト
1.フィンランド 北欧というと?
フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。
2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい
「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。
「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。
3.運営に「誠実」と「感謝」
「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop
4.キートスショップの名前
「Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。
キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。
キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら)