フィンランドにあって日本にないもの
は沢山ありますが
乳製品が驚くほど豊富なフィンランド。
チーズ、ヨーグルト、牛乳、、、
どれをとっても日本より勝る種類と数。
フィンランドに初めてご旅行された方は
こちらのスーパーで
ズラーっと陳列された乳製品の数に驚くはずです。
フィンランドでは切っても切り離せないほど
乳製品は
古くからすごく身近で大切な食品なんですよ。
フィンランドで乳製品が豊富なわけ
フィンランドはスカンジナビアに属する国ですが
土地柄、
どちらかというと農業には向いていない場所。
それ故に、
古くからジャガイモや大麦小麦などの穀物類や
酪農の方が盛んに行われていました。
と、なるとやはり色々な乳製品が生まれてくるのも納得。
今日では乳製品にも色々な種類があり、
低脂肪・無脂肪は当たり前で
分かりやすいようにパッケージに
何%の脂肪分が含まれているか
表示は大きく書かれています。
さらには
乳糖不耐症の人向けに
種類わけされている
牛乳・クリーム・チーズなどなど。
時代と共に需要者の利用しやすさも変わってきました。
フィンランド人の乳製品の消費量、日本との差は?
当然、フィンランド人も乳製品は子供の頃から大好きです。
じゃどれくらい消費されているの?
気になりますよね。
2015年度の調査結果にはなりますが、
例えば、
学校の食堂でも社員食堂でも、
レストランのビュッフェにも置いてある
牛乳。
フィンランド人、
一人当たり1年間で消費したのは
平均して
123リットルになります。
昨年度よりも3%少なくなったそうです。
内訳が
全乳の消費率が7%ほど減少し
無脂肪牛乳はここ2年の減少が続いているそう。
低脂肪牛乳の消費量は昨年度と同じとのこと。
では、日本でもパスタやグラタン、
ラーメンのトッピングにしてもよし
おにぎりにおかか醤油と混ぜて具にしても美味しい、
なんならそのままでも充分美味しい!
チーズ。
フィンランド人、一人当たり
27キロの消費。
これは年々増え続けているそうです。
フィンランドには色々な種類のチーズが
数え切れないほど売っています。
そして、日本のおにぎり感覚で
フィンランド人が食べるのが
ヴォイレイパ(voileipä)
と言われる簡単なサイイドウィッチ。
これにはスライスしたチーズが欠かせません。
お次は
美味しい乳製品を代表とする
ヨーグルト。
20.7リットルもの消費です。
こちらもチーズと同様に種類が豊富なので
毎日食べても飽きがきません。
値段も手頃でカップ売りもありますし
牛乳パックのようなかたちでも売っています。
では、日本では馴染みでない乳製品も
どんなものか見てみましょか。
ヴィーリ(Viili)
ヴィーリは簡単にいうと粘り気のあるヨーグルト。
2.9リットル!
あれ?そんなに。。。
と思いますよね。
ヴィーリは滅多に学校の食堂や
レストランには置かれていません。
家庭で食べられる事が多い食べ物なので
やはり手の届きやすい、
王道の牛乳・チーズ・ヨーグルトには勝てません。
が!
しかし!
日本の乳製品の消費量と
フィンランドの消費量を見比べてみると
驚かれると思います。
情報・画像引用:一般社団法人日本乳業協会 -牛乳・乳製品をもっと身近に..
こちらのグラフは2015年度に
乳製品の代表、牛乳・バター・チーズの
1年間に消費された国ごとのグラフです。
どうでしょう?
このグラフを見て
想像以上にフィンランドと日本の差に
驚かれたのではないでしょうか?
もちろん豆乳もある、オーツミルクも大麦ミルクも!色々
フィンランドでは乳製品、
牛の物だけでなく
羊やヤギの乳で作られた製品もあります。
人によって好みは変わってきますが、
その好みも試した事があるからこそわかるもの。
フィンランドでは子供の頃から数多くの乳製品を口にします。
アレルギーの方もいるのが現実。
そんな方は穀物から作られたミルクやクリームで代用しています。
やはり、フィンランド料理には
乳製品のバターやクリームが多く使われますからね。
豆乳は日本にも色々な種類がありますが、
フィンランドの豆乳もまた違って美味しいものが沢山あります。
コーヒーに入れる専用のオーツミルクもあるんですよ。
フィンランドにご旅行されたら、スーパーに行って色々ある種類の中からどれか1つでも買って試してみてください。日本とまた違った味に出会えるかも知れませんよ!
この記事でいう「牛乳」とは一般的に会話で使われる「牛乳(ミルク)」を意味します。
参考・引用:Iltalehti -Näin keskiverto suomalainen syö vuodessa..
参考・引用:maito&terveys -Maitovalmisteiden kulutus 2015
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