フィンランドでは、出産を控える親に「ベイビーボックス」が国から無償でもらえる、と今では日本でもよく知られている事だと思います。
日本でも数年前に話題になり、同じように日本でもベイビーボックスという商品が出ましたが、あくまで「商品」であるため、無償ではなく自分で購入しなければならないものですね。
※ベイビーボックスってどういうもの?どういうものが入っているのか?フィンランドではどのようにもらえるのか?
参考記事:フィンランドのベイビーボックスとは?
フィンランドでは出産にかかる費用も心配がなく、それに加えて母親・父親共に産休が当たり前にもらえる国。
それに加えて、更に国から手当てまで出ます。
※フィンランドの出産費用はいくら?日本と比べたらどうなの?
参考記事:フィンランドと日本の出産費用と手当を比較:国からの手当補助額は?
このように、出産・育児にはとってもいい環境であるフィンランドが再び世界中で注目されています。
今回は、これら出産に関する、アメリカとフィンランドのコスト違いを簡単に比較してみた記事が載っていたのでご紹介しましょう。
フィンランド、日本、アメリカの出産費用の違い
アメリカのテレビ会社CNBCが
「フィンランドは出産子育てに最高の国の1つ」
と取り上げでいました。
あるフィンランド人の母親は、
「出産、そして産後のファミリータイプの個室の費用、全て合わせて300ユーロ(39,000円)ほどかかった」
と言います。
しかしアメリカ、ニューヨークの人は
「私には二人子供がいるけど、子供1人につき2000ユーロ(26万円)はかかりました」
と言いました。
また違うアメリカの方は
「私はとても良い保険に加入していたので本当にラッキー。私は250ユーロ(32,500円)しか払わなかったのよ!」
との声も。
これらから分かるように、フィンランドとアメリカでは大きな違いがありました。
アメリカで出産するにはかなりの費用がかかるため、保険に頼る部分がとても大きいことが分かります。
日本でも保険に入ってらっしゃる方はいますが、
出産費用は子供1人に対し、平均して約48万円ほどかかると一般的には言われています。
出産育児一時金や出産手当なども貰えますが、それらを良い条件で計算したとして、
実際にかかった出産費用の全額と差し引きして、やっとのことで自己負担がほぼゼロに近い状態になるのではないでしょうか。
年々増加になるアメリカの出産費用、どれほどなのか
2018年発行のアメリカCNBCの記事を元に研究調査された結果によると、
アメリカでの出産費用は年々増加しているとのことで、2008年での平均コストは3000ユーロ(39万円)。
これでもフィンランドからすると信じられないほどの高額ですが、2015年には4500ユーロ(585,000円)とかなり大幅に費用が高くなっています。
アメリカでは、医療にかかる費用が莫大ということで有名ですが、ほとんどの方は保険に入っています。
しかし、保険に入っていながら、その保険の「従量課金」というところに最近では更にコストへの負担をかけているようです。
出産にかかる費用が高い為、アメリカでは将来が不安になることも
日本では産院へいざ出産!となると、救急車を呼ぶ方も結構いらっしゃいますね。
しかし、アメリカで救急車を呼ぶ人は滅多にいません。
アメリカでは産気づき、産院へいく場合は救急車を呼ばずにタクシーもしくは、誰かに車を運転してもらって行くことが一般的です。
なぜなら、、、
アメリカでは、一度、救急車を呼ぶとウン万、ウン十万円飛んでいってしまうことが普通にあるからです。
州によって変わってきますが、アメリカでは救急車、出発地点からの走行距離によって値段も変わってきます。
しかし、どんな状況や場所で産気づくか予測は不可能。
どうしようもなく、救急車を呼ばなくではならない場合もあります。
にもかかわらず、アメリカの保険会社が搬送費用の見積もりを取得することはかなり困難なようで、下手するとこの搬送費用も自己負担しなければならない可能性も、、なくはない環境。
救急車の問題だけでなく、その他も含め、事前にどれだけの費用を負担することになるのか予測することはかなり困難な場合があります。
思いもしない問題が発生した場合、費用は想像以上に膨らむことでしょう。
例えば、
誰しもが生まれてくる子供、そして母親が健康で問題なくスムーズに出産できることを望んでいますが、そうではない場合などは当然、費用はそれだけかかります。
ですので、この出産でかかった費用が高額な為に、最悪、、、
親である自分たち、そして生まれてくる子供に将来必要になってくる健康診断や通院を延期したり省略しなければならない状況に置かれる家族が出てくるのではないか、
と研究者Michelle Moniz 氏は恐れています。
フィンランドのベイビーボックスは乳児死亡率を減らした
フィンランドの出産クリニックの環境はとても素晴らしく、生まれてくる子供と出産する母親にとても安全な場所です。
アメリカは世界でトップを行く先進国ですが、現在のフィンランドに比べ、妊産婦の死亡率が上昇している現状にあるようです。
しかし、フィンランドには今まで問題がなかったのかというとそうでもありませんでした。
1930年代のフィンランドでは乳児死亡率が非常に高かった時代です。
この問題を解決する為に出されたアイデアがベイビーボックスで、出産前に買い揃えなくではならない新生児から乳児までに必要なものが一式詰まったボックス。
衣類はもちろん、赤ちゃん用の爪切りや防寒具、ブランケットや歯ブラシ、歯固めまで本当に色々あり、
そのボックス自体もベビーベッドの役割を果たすなど、内容も充実したもので低品質なものは一つもありません。
ただし、これだけで当時の乳児死亡率の解決になったということではありません。
このベイビーボックスも大きな良い役割を果たしていますが、それよりも大切なことは、
「新しい子供を迎える親に提供される情報」
が非常に重要だとしています。
フィンランドの出産・子育てのモデルは日本でも注目を集めていますね。
そして、現在アメリカでも知られてつつあるようです。
国によって出産する状況や環境が違うのは誰しも分かっていますが、比べてみるとよりその差が目に見えてきます。
今回、アメリカのメディアでもフィンランドの出産費用や環境などの内容が取り上げられたことによって、「フィンランドの良い点を他国でも取り入れて世界中で現実化していく日」にまた一歩、近づく事と願います。
※妊娠、出産、子供の検査、診察などを全般的に面倒見てくれる一貫したフィンランドの施設ネウボラとはどのような場所でしょうか?何ができるだろうか?いくら費用が掛かるのでしょうか?
参考記事:フィンランドの子育て支援「ネウボラ」:妊娠発覚後から子供6歳まで検査・指導完全無料
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ショップコンセプト
1.フィンランド 北欧というと?
フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。
2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい
「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。
「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。
3.運営に「誠実」と「感謝」
「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop
4.キートスショップの名前
「Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。
キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。
キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら)