フィンランドの子育て支援「ネウボラ」:妊娠発覚後から子供6歳まで検査・指導完全無料

公開日:2019年10月12日  更新日: 2019年11月30日 関連分類:

 

初めてお父さん、お母さんになる人は妊娠発覚後、おそらく何をどうすればいいかわからなく、ネットで様々な情報を検索し、出産前の検診を受けたり、国や自治体に申し込める補助金を確認したりして忙しくなったりするでしょう。

 

日本では出産前から出産直後までが産婦人科が担当し、出産後の子供に対しては小児科が対応するのが一般的だと思います。

このように対応診療科も違えば、診てもらう先生も異なります。

 

 

これらのことに対し、フィンランドでは「ネウボラ」という施設が「妊娠発覚後から子供が小学校入学まで」母親、子供、父親や関係者に「無料」で包括的なサービスを提供してくれます。

 

 

今回の記事はこのフィンランドの「ネウボラ」をご紹介したいと思います。

 

 

 

 

妊婦検査から子供が小学校入学するまで面倒を見てくれる「ネウボラ」

ネウボラはフィンランド語で「Neuvola」と書きます。

それは「意見やアドバイスをもらう場所」という意味をしています。

 

ネウボラは英語で「Maternity and Child Health Clinics」と書かれており、直訳すると「母親と子供の健康クリニック」ということですね。

 

 

フィンランドのネウボラというものは妊婦と新生児の死亡率が高かった1920年代のフィンランドで何人かの小児科医師と看護婦が自発で始めたサービスです。

このサービスが徐々に広まり、1944年にフィンランド政府がこのサービスを国民保険対象サービスとして定め、全国民が無料で受けれるサービスとなりました。

 

 

筆者がら見ると、フィンランドのネウボラは下記のような特徴があります。

  • 無料
  • 専門家から正しいアドバイスと情報がもらえる
  • 最初から最後まで一貫性のあるサービス

 

 

ネウボラのサービス内容:指導、検査、フォロー

母親が妊娠を発覚した時点でまず地域にあるネウボラにアポイントを取ります。

 

その後、出産までネウボラに検査や情報交換のため、8~15回ほどネウボラに通います。

 

検査に通じて胎児の状況を確認し、遺伝子異常や病気を早期に発見し、早期に治療や対処を行うことができます。

 

検査や情報交換に通じて、妊婦がネウボラに通う回数が調整され、順調であれば通う回数が少なく、より様々な検査が必要な場合、通う回数が追加されます。

 

もちろん、妊娠期間中の注意事項や必要な情報も教えてもらえます。

 

 

出産は病院で行われますが、出産後に親と子供はまたネウボラに通います。

※出産後はすぐにネウボラに電話し、病院から帰宅後の1週間後にネオボラの看護師は自宅に来て診てくれます。

 

 

 

 

 

出産後から子供が小学校入学するまでネウボラには最低15回通います。

6ヶ月までは毎月、1歳までは2ヶ月毎、1歳3ヶ月と1歳6ヶ月の検診で問題なければ以降1年一回。

 

新生児の成長状態、栄養状態、機能性の発展などが確認され、子育てに関する様々な疑問に対しても医師や看護師から重要な情報をもらうことができます。

また、子供に限定することではなく、ファミリー全体の状態、経済面の状態もチェックされ、必要に応じて地方政府の関連部門に連絡し、必要なサポートを提供します。

 

 

ネウボラの運営は各自治体に任され、ヘルシンキ市、エスポー市などの自治体が管理、運営しています。

 

 

ちなみに、フィンランドと日本両方妊婦検診を受けたことがある友人からの情報ですが、フィンランドのネウボラでの検診は40~50分間とたっぷり時間を取ってくれるが、日本では診察が10分程度のみでした。

また、ネウボラにアポイントを取っていくと、時間通りに診てもらえるに対し、日本だと診察待ちで1時間半待ったこともあったそうです。

 

 

 

 

ネウボラの一つ大きいな特徴は「無料」

フィンランドのネウボラの一つ大きいな特徴は「無料」です。

 

日本では様々な制度があり、実質無料のケースが多いですが、自治体によって変わります。

 

フィンランドでは、ネウボラが全国レベルの制度なので、全国民が無料で利用できます

 

この面ではややこしい制度がなく、わかりやすくて安心もしやすいですね。

 

 

ちなみに、出産後に赤ちゃんに必要な用品一式が「ベービーボックス」という形で無料でフィンランド政府から提供されます。

 

 

※参考記事:フィンランドのベイビーボックスとは? 5分でわかるフィンランド

 

 

妊婦検査から子供が小学校入学するまでの「一貫性」

フィンランドのネウボラで出産前から出産後に同じ医師や看護師に診てもらえるという一貫性が一つの特徴ですね。

 

 

出産前の状態、出産後の状態、新生児の状態、成長中の状態などを同じ施設のネウボラで同じ看護師や医師にフォローしてもらえるのが心強いですよね。

 

状況がずっと把握されているからこそ、より精度の高いアドバイスをもらうことができ、子育てする新しい親にもストレスが多少軽減されるでしょう。

 

 

このような「無料」で「医師や看護師による専門家」が行われる「妊娠から子供が小学校入学まで」「一貫性」のあるサービスを受けられるのは子育てにうれしく心強いサービスですね。

 

 

 

 

参考:MINISTRY OF SOCIAL AFFAIRS AND HEALTH Maternity and Child Health Clinics

参考:InfoFinland.fi Pregnancy and childbirth

参考:Espoo City Maternity clinics and Child health clinics

 

 

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お薦めの北欧スポンジワイプ

是非水回り、テーブル拭きなどにご活用頂きたいです。


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