育児には何が正解で何が不正解などありません。育児書の通りに育つ子供なんていなくて当たり前です。
育児書は「平均」「大体の目安」「アドバイス」としてあるだけで、人間みな性格が違う様に赤ちゃんだってそう。
世の中の頑張っているお母さんへ育児の心配やストレスの軽減になれば、との思いも込めて!
今回は情報を発信します。
「日本では当たり前の育児方法」と「フィンランドの育児方法」がちょっと違うところをご紹介。
赤ちゃんのオムツかぶれは日本よりもフィンランドの方が少ない
「赤ちゃんのお尻が真っ赤で、ひどい時はタダれちゃって見るからに痛そうなんです。」
こう言うお母さんは日本ではよく耳にします。
これに対してのアドバイスと言えば、
- こまめなオムツ替え。
- なるべく、おしりふきで擦らないこと。
- おしりが湿ったままでオムツを履かせないこと。
- 汚れ全ておしりふきで拭わずペットボトルにぬるま湯を入れてお尻を洗ってから拭く(キャップに穴を開けてシャワーの様に使うのだそうです。)
こんなところでしょうか。
しかし、フィンランドの赤ちゃん、ゼロではありませんが、日本よりもオムツかぶれをしている子は少ないのです。
気候の違い、湿気の低さも関係していますが、
何よりも!
フィンランドの赤ちゃん、
「オシリは洗面台で洗う」
ズバリこれです。
そう、「おしりふき」ももちろん売っていますが、片腕で赤ちゃんの脇腹下からうつ伏せの状態でヒョイと抱えたら洗面台、もしくは風呂場で赤ちゃんのお尻を洗ってあげます。
そしてその都度、柔らかいタオルなどでちゃんと水分を取ってあげてからオムツを履かせます。
外出先でも乳児・幼児用のお手洗いの洗面台はお赤ちゃんのお尻を洗う場所が全てではないですが設けられているところが多いので心配なし。
フィンランドは蛇口から出る水は熱いお湯から冷たい水まで出てきます。
もし、「日本のウチの家では冷たい水しか出てこない」と言う方はぬるま湯を張った洗面器を2つ用意しておいてから洗ってあげてもいいですね。
ペットボトルでお尻を洗うのもいいアイデアですが、オムツがボトボトになったり床にこぼれちゃうことがあります。が、洗面台の上だとその心配はありません。
それに、おしりふき代も浮いてきますから経済的です。
更には、日本は乳児・幼児用のお手洗いでも「汚れたオムツはここには捨てないでください」と言う注意書などが多いもの。
しかし、フィンランドでは汚れたオムツをお手洗いのゴミ箱に捨てるのが普通。
どうしようもなくって結局、「家まで汚れたオムツを持ち帰った」なんてフィンランドでは信じられない話。
絶対に毎日きちんとした沐浴はさせなくてもいい
赤ちゃんの沐浴、意外と大変です。
日本では季節がら、梅雨や夏となると毎日沐浴してあげることも必要でしょう。
フィンランドでも、必要であれば毎日沐浴させてあげる家族もいらっしゃいます。
しかし、親のストレスやプレッシャーになるのなら赤ちゃんのお肌の状態を見て「最低、1週間に1度でもいい」と言われています。
それに加え、
日本では沐浴の時、必ず赤ちゃんの頭や身体を石鹸などで洗ってあげる方は多いと思いますが、
フィンランドでは「石鹸を加えたり、赤ちゃんの髪を洗ったりする必要はない」とされています。
じゃ、フィンランドじゃどんな沐浴をさせるのかと言うと
ベビーバスに、37℃のお湯を張ったら、数滴のベビーオイルをお湯に滴らします。
そこに赤ちゃんを沐浴させてあげるだけ。
沐浴後もベビーオイルを洗い流すことはありません。これは、皮膚のケアのためにワザと残すためです。
必要であれば柔らかいブラシで頭皮と髪をブラッシングしてあげますが、泡で洗う様なことはしません。
そして、赤ちゃんの必要な時に応じて保湿ローションやケアオイルなどをお風呂上がりに追加してあげるだけです。
市販のミルクや離乳食に頼ることは当たり前、罪悪感なんて持たない
赤ちゃんを母乳だけで育ててらっしゃる方もフィンランドでは多いです。
日本では外出先で授乳する時は授乳ケープを必ず使いますね。
フィンランドでは時々「これが母の姿だ!」と胸を全く隠さずに電車の中やレストランでも授乳される方もチラホラいらっしゃいます。
母乳とミルクを併用している方も多いフィンランド。
液体ミルクってご存知ですか?
今では日本でも2019年3月頃から販売され世間にその存在が徐々に認知されて来ていますが、利用される方の多さは断然フィンランドの方が多いでしょう。
液体ミルク、フィンランドでの存在はずっと前から大きいのです。
粉ミルクと違って、お湯で溶かす必要もなく、パッケージを開けたらそのまま哺乳瓶に注いで召し上がれ!!とっても簡単です。
この液体ミルクに頼るお母さんがフィンランドでは結構多く、外出先ではよくよく目にします。
東日本大震災の時にも、フィンランドから被災地の方へこの液体ミルクを届けたこともあるくらいです。(当時、日本では液体ミルクの販売はされていませんでした)
今、日本で売られている液体ミルクはこの時のミルクの存在が大きく影響されたことによる商品でしょう。
そして、ミルクの次に赤ちゃんのステップアップとして与えられるのが離乳食ですね。
日本のメディアやインターネットで目にする離乳食、本当にすごいです。
手が混んでいて、見た目もとても綺麗でお洒落。お料理が趣味で得意とされる方にとっては楽しい時間ですね。
しかし、時間もない、睡眠時間もない!離乳食がストレスになってます!!と言う方にとって、日本のSNSなどで目にする素敵な離乳食がプレッシャーになることも。
「市販の離乳食でごめんなさい」引目を感じること、あるかもしれません。
しかし、フィンランドでは市販の離乳食を普段、普通にお子さんにあげる方がとっても多いのです。
特に、昼ごはんの時間や間食、外出して目を向ければ殆どの方が瓶詰めの食事を子供に与えていることでしょう。それらは市販の離乳食なんですよ。
需要があるのでスーパーに置いてある離乳食品もバリエーション豊富。
頼れるところは引目なんて感じずに頼る、利用する!これがフィンランド人の育児方法でもあります。
日本で育児にストレスやプレッシャーを感じでいる方、ボロボロだわ、と言う方は多いでしょう。しかし、もっと肩の力を抜いて子育てしてもいいのではないでしょうか。
もちろん、日本の育児方法や環境もフィンランドより素敵なところはたくさんあります。
国によって育児の方法がちょっと違って興味を持ったり肩の力が抜けたりと楽しくもありますが、今回の記事で育児のストレスが少しでも軽減されるヒント、そして情報であれば嬉しく思います。
情報・引用:Helsingin kaupunki -Vauvan kylvetys ja ihon hoito
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ショップコンセプト
1.フィンランド 北欧というと?
フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。
2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい
「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。
「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。
3.運営に「誠実」と「感謝」
「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop
4.キートスショップの名前
「Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。
キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。
キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら)