コロナワクチン接種が順調(?たぶん)に進んでいるおかげで、現在EU全体で成人の過半数以上はワクチン接種完了です。(2回とも)
その人数は2億人に及びます。
EUが定めた目標はこの夏に成人の70%が接種完了とのことですが、現在まだ未達という状況です。
EU各国では現在、EU共通のワクチン接種済み証明書が発行され、この証明書を持っていれば、再び自由に移動することができるようになります。
参考:フィンランドのEUデジタルコロナ証明書:電子化社会の強み
参考:最新フィンランド入国制限や様々な証明書(2021年7月12日から有効)
人々が再び自由に安全に移動できるように早くなってほしいですね。
フィンランドでは2回目接種を前倒しにする動き
フィンランドでは、数量が限られたワクチンを有効に使うため、今までは2回目の接種を遅らせ(1回目の12週間後以降)、できるだけ1回目の接種を多くの人々にしてもらうような戦略を取ってきました。
そのため、1回目の接種率がEU他国よりも高いが、2回目の接種率は他国よりも低い状況です。
現在フィンランドで1回目の接種率は人口の64%で、2回目も完了したのは29%です。
しかし、感染力の強いデルタ株の出現により、1回目だけの接種では足りないことがわかり、2回目のワクチン接種を加速させたいとフィンランド政府は考えています。
ただし、全国レベルではワクチンの入荷予定を見ると、2回目を全国で一気に前倒しすることがまだできず、各地方政府に権限を委ね、各自前倒し予定を決めてもらう状況です。
ヘルシンキ市では、1回目の接種年齢はすでに10代まで下がってきており、ほぼ誰でも待つ必要なく、1回目ならすぐにでも打てるようになりました。
しかし、2回目の接種はまだ、年齢順で多くの人々が待っている状態です。
しかし、6月から夏休みシーズンに入ったため、多くの人々は町を離れ、田舎のコテージもしくは実家で夏を過ごす人が多いです。
そのため、2回目の接種予定を遅らせる人が多く、結果的にワクチンに多少の余裕ができてしまいました。
このような状況を受け、ヘルシンキ市では本来予定のワクチン1回目と2回目の間にある最短12週間の間隔を「最短8週間間隔」に短縮すると7月20日に発表されました。
筆者はこのニュースを受け、21日に2回目のワクチン接種予定を前倒しに変更し、22日に打ってきました!
一回目同様、ニュースが出てきたから、その二日後の予約枠を取ることができました!
参考:フィンランド・ヘルシンキでコロナウィルスワクチンの予約から接種までわずか2日間!
ファイザーワクチンの副作用と実経験
この記事を作成する日の前の日に筆者はファイザーワクチン2回目接種を打ってきました。
夜中に軽い悪寒と熱が出てきて、朝に体温測ったら37.8度でした。
軽い熱が出ていること以外、特に他の症状はありません。
1日経てば回復すると思います。
実際、アメリカCDCのデータによると、ファイザーワクチン2回目の副作用発生率は下記のとおりです。
※18~55歳対象
局部症状
- 赤み:5.9%
- 腫れ:6.3%
- 注射部位の痛み:77.8%
全身症状
- 38度以上の発熱:15.8%(37度以上の発熱はもっと多いでしょう)
- 倦怠感:59.4%
- 頭痛:51.7%
- 悪寒:35.1%
- 嘔吐:1.9%
- 下痢:10.4%
- 筋肉痛:37.3%
- 関節痛:21.9%
そのため、これらの副作用が出てきてもおかしくないことを事前に理解しておけば、接種後に起きる症状に対する不安が減るし、対処もしやすくなるでしょう。
このペースで行くと、もうすぐコロナウィルスの脅威もなくなりそうです。
皆様も日本から安心してフィンランドに旅行にこれるようになるでしょう。
参考:YLE Helsinki region allows shorter Covid jab interval, ministry urges other towns to do the same
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