フィンランド・ヘルシンキでコロナウィルスワクチンの予約から接種までわずか2日間!

公開日:2021年5月19日  関連分類:

 

フィンランドではコロナウィルスワクチンの接種がどんどん進んでいます。

 

5月19日現在、人口の38.8%は一回目のワクチン接種を終わらせ、人口数では215万人を超えています。

このスピードで進んでいけば、8月9日に人口の70%がワクチン接種されることになるそうです。

※70%を超えれば、理論上ウィルスの感染拡大が不可能になり、収束していきます。

 

 

フィンランドのワクチン接種戦略は簡単です。

 

優先順位は、医療従事者→高齢者(80代→70代→65歳以上の順)→全年齢のハイリスクグループ→60~64歳→55~59歳→50~54歳→……..の順番で18歳(16歳?)までワクチンの接種していくことです。

 

そして、できるだけ1回目の接種をより多くの人にしてもらい、2回目の接種を遅らせる方針です。

現在フィンランドでは2回目の接種は大体1回目の3ヶ月後になります。

 

 

そして、ヘルシンキ在住で今年40歳になった筆者は今週からコロナワクチン接種の対象グループに入りました!

 

 

 

 

ワクチン接種予約から接種完了までわずか二日!!

すごくないですか?

 

ワクチン接種の予約から接種完了までただの「二日間」ですよ!

 

 

具体的に言うと、ヘルシンキ市で接種対象が40~44歳まで広がるとヘルシンキ市の公式サイトでアナウンスされたのは5月17日(月)でした。

 

予約開始は5月18日(火)とのことで、筆者は17日(月)の深夜に日付が18日に変わった時点にワクチン予約専門サイトkoronarokotusaika.fiにアクセス。

 

サイトは混雑し、反応が遅かったが、30分程で無事19日の予約を獲得。

ついでに2回目の接種の予約も取得。

 

 

これこそ電子化社会の恩恵です。

自分の電子認証でログインすれば本人確認の必要がなく、すぐに予約できます。

 

 

ワクチン接種会場での流れも効率的!

あくまでも筆者個人的な経験ということをご理解ください。

 

 

筆者は19日(水)の14:25のワクチン接種を予約しました。

 

会場は自宅から近いパシラのメッスケスクス(ヘルシンキ展示場)です。

 

(展示場には広いスペースがあり、今は規制でイベントが全くできないので、ワクチン接種の会場としてとてもいい場所だと筆者は思います。その同時に会場業者にもある程度収入が入れば一石二鳥ですね)

 

 

会場のエントランスからの廊下には3重の確認がありました。

 

一人目では海外渡航歴やコロナ関連症状の有無などを口頭で確認。

二人目はIDカードの所持を確認。

三人目は年齢の確認。

 

 

3重の確認が終わったら、30~50個くらいの小部屋(展示会場によくあるパーテーションで作られた部屋)があるエリアに案内されました。

どの部屋でもいいらしく、空いている部屋に案内されました。

 

 

小部屋でIDカード(免許や健康保険カードなど)にあるバーコードを機械で読ませれば、本人確認及び予約の確認が完了します。

 

小部屋には一人の看護師がいました。

看護師からワクチン接種の副作用や起きた時の対応方法などが説明されました。

 

説明が終わったら、ワクチンを打って終了。

 

※ちなみに、フィンランドで現在主に使用されているワクチンはファイザーのワクチンです。アストラゼネカのワクチンは65歳以上限定となっており、モデルナのワクチンは量が比較的に少ないです。ロシアや中国のワクチンを使用していません。

 

 

 

 

急性反応がないことを確認するため、横にある大ホールで15分程待機し、何もなかったのでそのまま自宅に戻りました。

 

 

予約したのは14:25ですが、実際はアバウトな時間で、その前後に会場に到着すればいいみたいです。

 

 

筆者が会場に到着したのは14:10程度で、離れたのは14:30くらいでした。

ワクチン接種全体で20分もかかりませんでした。

 

待ち時間などのストレスがなく、非常に効率的だと感じました。

 

 

電子化社会の力と合理化を求めるフィンランドのことをもう一度認識できました。

 

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