フィンランドのヘルシンキでコロナウィルス検査を受けた!意外と早い、簡単、便利

公開日:2020年9月25日  関連分類:

 

コロナウィルスのことはもはやニュースにはなっていないですが、筆者にとってなぜかより身近なことになってきました。

 

 

その一つはコロナウィルスの検査です。

 

 

コロナウィルス第一波の頃(3~5月)にフィンランドの検査キャパシティーが足りず、検査を受けるにはとても厳しい条件が必要でした。

(当時人口550万のフィンランドで一日の検査数は2千~4千しかなかった)

 

しかも、当時どうせ人に会わないので、風邪症状があっても誰にも影響しませんでした。

 

 

そして、フィンランド政府の施策により、8月以降一日の検査数が1万を超え、一日1万4千回ほどの検査キャパシティーを有するようになりました。

 

 

 

 

実際に体験したフィンランドのコロナウィルス検査は非常に簡便且つ無料!

筆者はジムとサウナに通い始めてから風邪を引く頻度が大幅に下がったが、それでも年に1~2回は軽い風邪を引きます。

 

通常でしたら大したことないですが、この時期だとやはりとても敏感になります。

 

軽い風邪でしたら生活に何の影響もないですが、コロナウィルスになると、自分が軽症でも他人に大きいな影響を与えかねないです。

 

今がまさにそうです。

 

 

風邪の引き初めはとにかく家にいるようにしました。

コロナウィルスの検査も一瞬頭にあったが、やったこともないし、めんどくさそうだし、どうせ2週間人と会わなければいいだろうと思いました。

 

しかし、2週間経って症状がほとんど納まってきたが、100%完治とは言えない状態でした。

 

生活に多少の支障をきたしてしまうので、一度コロナの検査を受けようと思いました。

 

 

ネットで調べると、「Omaolo」(翻訳:自分の気分)というフィンランドの新しい電子保健サービスがすでに拡充され、フィンランドのマイナンバー(Social Security Numberに紐づくインターネットバンキングアカウント)でログインすると、コロナウィルスの検査をネットで予約できることがわかりました!

 

しかも日曜日もやっています!

 

 

ヘルシンキ市内には4か所選択することができ、さっそく翌日に空き枠がある筆者の家から自転車で25分程の場所の検査を予約しました。

(当時筆者の症状は喉の痛みだけでした。1日続いた37.5度の微熱と咳の症状はすでになくなりました)

 

 

翌日に指定した場所へ行き、ID(免許証)を見せ(免許証にはバーコードがあり、それが読み取られ)、綿棒で鼻の奥からサンプルを取られ、終了。

検査自体は5分も経ってなかったし、医師による問診もなかったです。

 

 

係り員から、「検査の結果は後日携帯にSMSで届くので今日はこれで終わりです」の一言と説明の紙一枚渡されて終わり。

 

 

検査結果が陽性だったらどうするか、陰性だったらどうするかに関する指導情報はすべてネットにあるので、各自関連情報を読めばどう対応すればいいかがわかります。(スーパー行っていいのかとか、犬散歩していいのかとか)

 

 

 

 

そして、検査の二日後(約50時間後)にSMSが携帯に来ました

「検査の結果は陰性でした。コロナウィルスを見つけられませんでした」

 

 

これで終了です。

検査はすべて無料です。

 

 

フィンランド政府は現在一日約1万~1万4千件のコロナウィルス検査を行っています。

これは人口の0.25%で、対人口比では日本で行われている検査件数の12倍です。

 

※参考データ:フィンランド健康保険局THL Varmistetut koronatapaukset Suomessa (COVID-19)

※参考データ:東洋経済ONLINE 新型コロナウイルス国内感染の状況

 

 

マイナンバーという電子化社会の強みを生かし、税金をうまく使うことで、コロナウィルス検査が国民にとってとても簡便なことになり、政府もよりコロナウィルスの拡散状況を把握しやすくなるのではないかと思います。

 

筆者にとってはとても貴重な経験になりました。

 

そして、フィンランド政府には感謝のみです。

 

 

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フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。

2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい

「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。

「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。

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Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。

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