フィンランド人が所有するコテージ(別荘)ってどんなの?

公開日:2020年10月13日  関連分類:

 

フィンランドではコテージを持っている家庭が多く、そのコテージにも実は色々な種類があります。

 

日本人がコテージと聞くとイコール「THE別荘!」の様に感じることもあり、「なんてリッチなんだ!」と言うイメージを持たれる方も多いことでしょう。

 

一体フィンランドでコテージとはどの様なものなのか??

 

 

 

 

フィンランド人はコテージで年間平均70日間を過ごす場所

2020年、コロナ禍でフィンランド人はホリデーに海外旅行へもいけず、コテージに滞在するといった人がかなり増えました。

 

自然と調和しながら生活していくことは、フィンランド人にとってはなくてはならないこと。

 

日頃のストレスなどからリフレッシュする方法には必ず自然がセットなのです。

 

 

伝統的に、フィンランド人はコテージで年間平均70日間をコテージで過ごし、年金受給者では100日以上過ごすという方も多くいます。

 

フィンランド人にとっては子供の頃から馴染みがあり、そして心落ち着く場所であるコテージ。

 

 

みなさんが思い浮かべるフィンランドのコテージというと森の中にあったり、湖の前に建てられているコテージをイメージする方も多いことでしょう。

 

しかしそれだけではく、フィンランドのコテージには色々な種類が実はあります。

 

 

フィンランドのコテージの種類

一般的なフィンランドのコテージといえば小さく控えめな建物で多くの場合は木造です。

 

例えば、古くからある建物とは別にサウナやトイレがあるパターン。

 

フィンランドでコテージは、mökki「モッキ」と言われます。

 

そのmökki「モッキ」でも色々な種類があるのでちょっと簡単に説明していきましょう。

 

 

 

 

サマーハウス

サマーコテージとも言われるタイプで、人口の少ない地域、本土または島やビーチ、またビーチから離れた場所でのレクリエーションに使われる住居です。

 

この様なコテージの数が最も多いのはフィンランドの南西部でピルカンマー、サヴォニア南部の各州あたりです。

 

2017年には約50万7000棟あると報告されています。

 

このタイプのコテージはサマーハウスとは言われていますが、設備にはサウナはもちろん、暖炉も含まれています。

 

調理場であるキッチンは電気またはガスが使われており、水が通っているところもありますが、独自の井戸があったり、また飲料水などは家庭から容器に入れて持ち込む必要があるところも。

 

 

新しく建設されているコテージは昔ながらのコテージの面積よりも大きく作られています。

 

2008年での平均サイズは65平方メートルでしたが、2018年では72平方メートル。

 

 

おばあちゃんのコテージ

 

コテージの建物の壁が赤い土の色をしている場合やレジャー用に使われる古く小さな木造コテージは「おばあちゃんのコテージ(mummonmökki)」と呼ばれる事があります。

 

この様なおばあちゃんのコテージは通常リビングルームと他に最大2つの部屋しかありません。

 

休日の家としてコテージがあり、ほとんどの場合ビーチはなく、田舎のコテージで一戸建ての住宅向けの古い建物と言った感じ。

 

 

現在ではこのおばあちゃんのコテージと呼ばれている様な小さな住宅建設は国が反映するにつれて1950年代までに大幅に減少しました。

 

現在で「おばあちゃんのコテージ」という用語は、同じ家族によるコテージの継承を指す場合もあれば、一般的には住宅の小さなサイズを指す場合もあります。

 

 

参考:北欧フィンランドの赤い家は可愛いだけじゃない! -赤の秘密-

 

 

ビーチコテージ

これはその名の通り、湖や川のほとりにある小さな別荘の俗称です。

 

群島にはこの様なビーチコテージが多くあり、最も一般的な建築材料は丸太です。

 

フィンランドで最も人気のあるコテージがこのビーチコテージで、フィンランド最大のビーチコテージの地域の1つにサヴォニア南部があります。

 

近年では、コテージの設備レベルが向上しつつありますが、この人気のビーチコテージでは伝統的な別荘のスタイルが最近では人気になってきています。

 

 

 

ドライな土地のコテージ

ドライランドコテージとも言われる種類です。

 

例えば、川や湖などのほとりには位置していない、小さなレジャーホームとして建てられて建物。

 

ほとんどの場合、森や野原の端の方に建てられている事が多く、需要もビーチコテージに比べてかなり低いですが、その分手に入りやすいコテージでもあります。

 

 

荒野のコテージ

このコテージは通常、森の真ん中または沼や池の岸にある小さなコテージです。

 

多くの場合、この荒野のコテージにはリビングルームとサウナしかありません。

 

街からの騒音から遠く離れている場所に建てられているので静かな休日を望む人にとっては心安らぐコテージです。

 

フィンランドの内陸部などの人口の少ない地域にはこの様な荒野のコテージが多くあります。

 

 

ヴィラ

19世紀以降、別荘(今でいうコテージ)は通常、農村地域の裕福な都市住民のための夏の住まいとして建てられました。

 

おばあちゃんのコテージが元々農場の人の住まいだったとした場合、このヴィラは邸宅の家系の人の住まいだった可能性があります。

 

見た目からしてちょっと大きな伝統ある建物、と言った感じ。

 

「コテージ」という言葉よりも「別荘」と言った方がしっくりくる様な佇まいです。

 

 

割り当てガーデンコテージ

首都ヘルシンキなどでも時々変わった一角を見かける事があります。

 

そう、都市内に建てられた割り当て庭園。これもフィンランドでは立派なコテージの仲間です。

 

同じ敷地の大きさで密集して建てられたガーデンコテージは、サイズはもちろん、設備、外観、ガーデンルールに至るまで厳しい決まりがあり、サイズは大体20〜30m²ほど。

 

 

ホリデー村の様なコテージ

最近になって人気なのがこのコテージの種類です。

 

比較的密集したグループ、コテージビレッジがいくつもあって分割されているタイプ。

 

ビーチなどもありますが、周りのコテージ住人と共有で使われる場所となります。

 

 

冬にはスキー場にアクセスが簡単なコテージもこのタイプが多く、季節問わずに利用できる様に設備も整えられている事がほとんど。

 

ホリデーシェアとして販売される事が多いコテージで、様々なレベルの清掃や資産のメンテナンスサービスが含まれる場合が多いコテージです。

 

 

 

 

フィンランドのコテージは年々増えてきいます。

 

所有するにあたって規制など色々とあり、時代とともに新しいコテージを建てるその法律も色々と変わってきました。

 

 

サマーコテージの平均的な所有者は62歳で、所有者のうち6%ほどが40歳未満と調査では言われています。

 

更に、18〜25歳の半数以上の若者世代が自身のコテージを所有したいと考えており、農林省の調査報告書によると若者の80%がコテージに対して前向きな姿勢を示しています。

 

 

この様に、コテージのタイプは違えど、フィンランドではコテージで過ごす時間というのは多くの人にとって大切な時間を過ごすところという事が伺えます。

 

あなただったらどのタイプのコテージを選びますか?

 

 

情報・引用:Ilta-Sanomat -Haaveiletko talviasuttavasta mökistä? Näin paljon kesäasuttavan mökin muutostyöt maksavat

 

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「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。

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